北辺(きたべ)

株式会社『FUNE』代表取締役 │他3社の顧問  海外での体験からコーヒー焙煎所の経営…

北辺(きたべ)

株式会社『FUNE』代表取締役 │他3社の顧問  海外での体験からコーヒー焙煎所の経営へ │ 株式会社タビノネ創業者 │自身の経験をもとに、全国30店舗の飲食店&就労支援施設の開発▶プレイヤーからスタートアップ投資・事業コンサルティングなどの起業支援

最近の記事

大切なお知らせ

【年末の挨拶と、新たな始まりのお知らせ】 みなさま、こんにちは!ご無沙汰しています。 年の瀬が迫り、新たな一年の始まりを控えるこの機会に、大切なお知らせをさせていただきます。 私が25歳の時に創業した株式会社タビノネを8年間代表を務めさせていただいておりましたが、このタビノネの旅を、新しい冒険に向けて進めることにしました。新しいリーダーに代表のバトンをお渡しし、私自身は会社の顧問相談役として新たなサポートの役割を担うこととなりました。 振り返ればNPO法人のボランティア

    • 消費活動ではない、【繋がるお買い物】

      お買い物は好きか?そう聞かれて嫌いという人の方が少ないかもしれない。 経済成長などで多くの人にこれまで必要とされてきたモノが蔓延したことで、モノ自体への意識が薄れているというニュースを見た。 モノが少なかった時代には、人々の生活を豊かにするようなモノやサービスが求められ、「商品自体の機能が価値」とされていた。ここ近年は商品の機能による価値よりも、商品購入だけでは得ることができない、体験や経験などの「コト」に対する消費意欲が高まっていることはカフェを経営していてひしひしと感

      • 障がいを持つアーティストたちのマーケットを作りたい

        就労支援施設を運営してもうすぐ4ヶ月。 職員利用者合わせてUTAUのチームは15人になった。そして月に一度のペースでプロのイラストレーターやデザイナー作家の方などを招いて「うたうワークショップ」の取り組みを始めた。 これがとても好評で、普段休みがちな人もこのワークショップを心待ちにして毎回大盛況になる。そして刺激を受けて自分自身のイラスト・デザイン・ものづくりの感性を丁寧に育てている。来月にはハンカチやポスターなどのプロダクトが続々と出来上がる予定だ。 そんな取り組みを

        • 喫茶店をつくること。

          中崎町駅から徒歩3分、ビルの階段を上がった2階。古い扉を開けると、柔らかな光が差し込む喫茶空間が広がる。 初めて物件に出会った時に、ここは喫茶店になるべき場所だなと思った。 壁の凹みや、無骨な天井、パイプの跡。作業場として使われていたという。 古い建物だけど、光が気持ちよく差し込むこの空間はいわゆるアンティーク純喫茶のような空間でなく、新しいものと古いものを混在させてコンセプトは「OLD NEW」としようと思った。 ⁡ そもそもなぜこの時期に実店舗を作るかという話を

        大切なお知らせ

          障がいを持つ人への過去のいじめとこれから私たちが作る世界について

          就労支援施設を立ち上げて3週間。オンリンピックの作曲担当の有名アーティスト小山田氏の過去の障がい児に対するいじめについて、すこし書こうと思った。 まず、飛び込んできたニュースと過去の凄惨な記事を目の当たりにして、被害者の尊厳を踏みにじった行為を断じて許せないと思った。「今と昔じゃ時代も違いますからね」の一言では到底片付けられない。 でも、私は障がいをもつ人たちと就労支援施設で働く身として「今」の話をしたい。昔がそういう時代だったと仮定するなら、今はどういう時代になったのか

          障がいを持つ人への過去のいじめとこれから私たちが作る世界について

          明るい就労支援施設は作れるのか。(後編)

          前回の続きです。明るい就労支援施設を作るために大切な物件探し。国宝東寺の真横の物件との出会いは衝撃的だった。窓から東寺が一望でき、ここに身を置くだけで心がすっと晴れるようなそんな施設にできると確信した。 そしてご縁があってお付き合いさせていただいている会社と、共同事業としてこの新しい就労支援施設「UTAU」をつくることになった。障がいを持つ人が、それぞれの個性や自分のしたいことを胸に秘めるだけでなく、歌うように心地よく仕事に関わり可能性を広げていってほしい。そんな思いを込め

          明るい就労支援施設は作れるのか。(後編)

          明るい就労支援施設は作れるのか。(前編)

          本題の前に軽く自己紹介をします。株式会社タビノネの代表取締役をしている北辺佑智(きたべ ゆうち)です。 珈琲店の店主からはじめた事業、今回は福祉事業の就労支援施設を立ち上げることになりました。なぜ就労支援施設なのか?すこしお話していきたいと思います。 店にまだ立っていたある日、一本の電話が入り「わたし障がいをもっているのですがそちらで働けますか??」 面接をすることにしたが、これまで障がいをもっている人との関わりがほとんどなく緊張したのをよく覚えている。 面接ではカフ

          明るい就労支援施設は作れるのか。(前編)