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障がいを持つアーティストたちのマーケットを作りたい

就労支援施設を運営してもうすぐ4ヶ月。

職員利用者合わせてUTAUのチームは15人になった。そして月に一度のペースでプロのイラストレーターやデザイナー作家の方などを招いて「うたうワークショップ」の取り組みを始めた。

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これがとても好評で、普段休みがちな人もこのワークショップを心待ちにして毎回大盛況になる。そして刺激を受けて自分自身のイラスト・デザイン・ものづくりの感性を丁寧に育てている。来月にはハンカチやポスターなどのプロダクトが続々と出来上がる予定だ。

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そんな取り組みを進める中、UTAUがある観光都市・京都では観光客の激減により、下請けで経営を成り立たせていた就労支援施設の多くが厳しい状況となり、もともと他の施設でデザインをしていた利用者さんが大量のリネン清掃などの仕事に変わりついていけなくなり、UTAUへ問い合わせが来た。

私たちが掲げてきた「好きを仕事に、魅力を世界に」を届けられる環境が失われつつあるのではないか、そんな環境がさらに少なくなってしまうのではないかと思うといてもたってもいられなくなった。

障がいをもつアーティストたちが継続して制作活動ができ、工賃が受け取れるよう、これまでの行政主体の福祉マーケットとは違ったフィールドやマーケットはこれから全国で早急に必要になってきていると感じている。

京都の中心地四条烏丸でご縁があり、5坪ほどの場所を貸してもらえることになった。ここでUTAUだけでなく全国の福祉から生まれたプロダクトを販売するセレクトショップにする計画を進めている。参加ブランドは長崎のミナトマチファクトリー、軽井沢のRATTA RATTARR、鹿児島のkiitosなど計8つの個性と魅力溢れるブランドたちが並ぶ予定だ。

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さらに運営店長にアーティストのyumi taniguchiを迎え入れ、その作品たちも展示販売を行う小さな複合店舗となる。

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このアンテナショップを作るに当たってクラウドファウンディングを行うことにした。応援をもとにアーティストの展示ブースの拡張、施工・広報を行なっていきたい。

魅力的な個性をこのアンテナショップから発信し、福祉のこれからの当たり前をつくっていきたい。この取り組みのシェアにご協力いただければ嬉しく思う。(プロジェクト公開は11月15日)



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