年収600万円になった会社員エンジニアの「キャリアプラン」の考え方
こんにちは、キツネ(@kitaaaa_kitsune)です。
少し前まで僕はあるIT企業で人事をしていました。
いまは会社を辞めて、北海道でのんびりとブログ(キツネの惑星)を運営しながら暮らしています。
そんな僕の経歴を簡単に紹介するとこんな感じ。
高卒アラサーでフラフラ
↓
プログラミング未経験でWebエンジニアへ
↓
開発リーダーになる
↓
新人教育担当になる
↓
人事担当になる(年収600万円ほど)
そんな僕がこの記事で紹介するのは「ITエンジニアのキャリアプラン」です。
エンジニアのみなさんはそもそも自分のキャリアについて、どのくらい考えていますか?
「それなりに給料と休みがあればいい」
「新しい技術に触れられればいい」
「何となく楽しければいい」
「まったく何も考えてない…」
キャリアというよりも「いま目の前にある生活や働き方のことしか考えていない」という方が多いのではないでしょうか?
ですが時代の変化が目まぐるしい昨今、自分のキャリアと真剣に向き合っていないというのは、非常にマズイことだと考えておいたほうがいいでしょう。
これには、大きな2つの理由があります。
1. 優秀なエンジニアが増え続けている
2. エンジニアのコモディティ化が進んでいる
それぞれについて、もう少し詳しく見ていくとしましょう。
優秀なエンジニアの増加
ITエンジニアは、とても人気のある職種です。
より自由な働き方や高収入を求めてエンジニアを目指す方が、年々増えています。
この人気ぶりは「男子高校生の将来なりたい職業ランキングで1位」になるくらい。
データによると5人に1人はITエンジニアになりたいそうですね。(参照:ソニー生命の意識調査)
これからもこのような若くて優秀なエンジニアが、あなたの会社にどんどん入ってくることでしょう。
どうですか?楽しみですか?ワクワクしますか?
ここで、「Yes!」と即答できる人は少ないでしょう。
おそらく、あなたが人を使う立場でない限り
「自分より優秀な人が入ってきて、自分の居場所が奪われたらどうしよう…」
と、不安になるからです。
もしくは
「失礼な!新人に負けるわけがないでしょ!」
と、怒ってしまった方もいるかもしれません。
たしかに入社時はあなたのほうが仕事もできるでしょう。
では、その5年後はどうなっているでしょうか?
やはり、あなたのほうが仕事ができるのでしょうか?
そう聞かれてもあなたが胸を張れないのは、エンジニアとしての「自分」に限界を感じているからでしょう。
「年齢や経験年数なんてエンジニアには関係ない」
「自分よりも優秀なエンジニアはたくさんいる」
そんな事実をあなた自身も本当はわかっていると思います。
もし、あなたが「コイツ何言ってるんだ?」と思うのでしたら、これ以上読んでも時間の無駄かもしれません。
おそらく、あなたはエンジニアとして自分の価値を伸ばし続けていける自信があるのでしょう。
そういった方はこのまま自分の道を突き進んでくださいね。
ここからさきは、エンジニアとして働き続けることに不安を感じている方に読んでもらいたい内容となっています。
エンジニアのコモディティ化
AI化が進み、いずれは「高い確率でプログラマーの仕事がなくなる」なんて声も聞くようになりました。
まあ、いきなり無くなるなんてことはないと思いますが、技術職だったプログラマーの仕事も少しずつ変わり始めているのは事実です。
最近では、プログラムをほとんど書かずにシステムを作れる、便利なサービスが出てきていることからもわかりますよね。
いまはまだ完全にプログラムが消えることはないとしても、少しずつ減っていくことは目に見えています。
そもそも僕がこの不安を抱いたのは、AIやAWS、Dockerなどのサービスが出てきた、ここ数年の話です。
「どんどん新しいサービスが出てくる」
「ものすごいスピードで情報が更新される」
「頑張って覚えた知識もすぐに使えなくなる」
「どんどん簡単にシステムを構築できるようになっていく」
「詳しくなくても使い方さえわかればいいようになる」
少し前のエンジニアといえば、プログラミングスキル以外にも、インフラやネットワーク、セキュリティなどの深い知識が必須の職業でした。
しかし最近では、そのような複雑で難しい部分をパッケージ化し、サービスとして販売する企業が増えてきました。
そして、それらの既存サービスを効率よく組み立ててシステムを作ること。
それが、いまのエンジニアの仕事になってきています。
つまり、いずれは「誰でも簡単にシステムを作れる時代」がやってくるってことなんですよね。
もちろん、これは自然な流れなので否定する気はまったくありません。
ですが、いままで特別なスキルが必要だった「エンジニア」という職種の市場価値が下がってしまうのも事実。
つまり、エンジニアが「コモディティ化(一般化)」していくってことなんです。
これからさき、エンジニアの差別化はどんどん難しくなっていくでしょう。
そんなとき、あなたはいまの会社でどのようなポジションについているのでしょうか?
プログラマーのままですか?システムエンジニアのままですか?
終身雇用が崩壊し、安定が消えたいま、何も考えずにエンジニアで居続けることは、リスクを背負い続けているのと同じことなのです。
エンジニアのキャリアパス
よくあるエンジニアのキャリアパスは、以下のようになっている企業が多いと思います。
プログラマー(PG)
↓
システムエンジニア(SE)
↓
開発リーダー、プロジェクトリーダー(PL)
↓
プロジェクトマネージャー(PM)
もちろん、会社によっても違うと思いますが、多くの場合はこんな感じでしょう。
経験年数が増えるにつれ、単純なプログラミング作業だけではなく、設計書を作成したり、客先で打ち合わせしたりと、少しずつPM的なポジションに近づいていきます。
ただし、PMのポジションには限りがあり、選ばれた人間しかたどり着くことができません。
それなのにも関わらず、エンジニアのキャリアは実質PM以外の選択肢がないのです。
それっておかしいですよね?
「君はPMの適性がないから、これ以上はキャリアを積めない」
そう言ってるのと同じですから。
それに、こちらとしても
「そもそも、客先の打ち合わせや設計書作りなんか興味ない」
って話です。
なので、僕はこのキャリアパスに疑問を持っていましたし、PMになる気もありませんでした。
とはいっても
「一生プログラマーで食べていきたいです!」
なんて言って、通用する世の中じゃないことも知っていました。
そして、絶望した僕は考えました。
「新しいポジション作っちゃおうよ!」と。
そこで、エンジニアとして生き残る「PM以外の道」を考え始めたのです。
結果的には、「教育担当」と「人事」というポジションを手に入れました。
ちなみに、これらのポジションはもともと僕の会社にはなかったので、新しく作ってもらいました。
では、ここからさきは、会社員として僕がどのように「ポジション」を作っていったのかを紹介していきますね!
もちろん、これはあくまで僕の場合なので、ここに書いてある通りに実践すれば望むキャリアが手に入るわけではありません。
ですが、戦略をしっかり練ることで、ほかのポジションでも応用できる部分はあると思っています。
また、ここからさきの内容は有料となっています。
無料で公開することも考えたのですが、この記事を多くの方が読み、実践してしまうことで、結果的にポジションを狙うライバルが増えてしまうといったリスクがあるからです。
今後のキャリアに悩み、人生を変えたいと真剣に考えている方にだけ読んでもらいたいです。
また、今後も内容をいきなり更新、修正することがありますので、こちらについても問題ない方のみご購入ください。
これは購入者限定になりますが、このキャリアプランについて質問などあればTwitterでお気軽にご連絡ください。答えられるものに限りますが、こちらの記事に追記してお答えしたいと思います。
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