老舗甘味茶屋で、名物の釜めしと噂のかき氷を…(旭川「ぶんご」)【潮たくみ】
皆さんはかき氷、お好きだろうか?
はっきり言って私はかき氷が嫌いだった。というのも私の知っているかき氷というのは家にあるペンギンのかき氷機で作ったものか、縁日で売っている200円ほどのものだった。冷たいものへの耐性が低いのか知らないが、半分も食べれば身体も冷えるし、飽きてくる。残してしまうのも忍びないのでかき氷は食べなくなっていた。それが覆されたのは数年前の事だった。
旅行先の鎌倉で友達に「美味しいかき氷屋さんがある」と言われたのだ。食べきれないかもしれないと思ったが、物は試しである。とりあえず注文してみた。が、出てきた商品を見て若干後悔した。器に溢れんばかりにのっているかき氷は、どうみても縁日のそれより明らかに多い。下手すると倍くらいある。
やっちまったぜ。と思いながらも食べ始めたのだが、意外にもさらさらいける。頭も痛くならない。なんで?? えっ、美味しい! 美味しい!! と鳴き声を上げながら完食してしまった。良い経験だった。なにごとも挑戦である。
それからというもの美味しいかき氷が食べたくて仕方がなかったのだが、いかんせん時間がなくてやっている店を探せなかった。
しかし幸運なことに少し前に美味しい釜めしとうどんをやっていると教えてもらって行った店があったのだが、なんとその店、夏はかき氷をやっているとか。これはもう行くしかないだろう。
そんなわけで、私は暑かった五月のある日、旭川にあるぶんご(食べログ)へ向かった。
ぶんごでは甘味の他に、釜めしやうどんを取り扱っていて、食事もしっかり楽しめる。
ただし、入店後に釜めしを注文すると20分ほどかかるので釜めしが食べたい場合は事前に予約をしておくとスムーズだ。
(うどんぶんご飯のセットの場合は来店してからの注文でOK)
(↑「うどんぶんご飯」※ぶんご飯はじゃこ入りの炊き込みご飯)
食べきれないかもしれない、という心配も必要なし。釜めしを残すとおにぎりにして持ち帰らせてくれる。
釜めしが食べたかった私は豆の釜めしを予約した。
抜かりはない。前回予約なしで釜めしを注文し20分ほど待った経験が生きている。
(↑「豆の釜めし」)
当日、意気揚々と店に向かうと入り口に張り紙がしてあった。
『かき氷は6月からです』
はい。
というわけで今年のぶんごのかき氷は今月から食べられます。
かき氷好きな旭川市民の方々、旅行者の方々、いま行けば食べれますよ! ヤッタネ! 自分も近いうちに再チャレンジする予定です。
ちなみにこの日はデザートに冷しるこを頼んだのですが、喜びすぎて写真を撮るのを忘れたので同行者の白玉クリームあんみつをパシャリさせていただきました。
写真を撮り慣れてない人間はこれだからいけませんね。
Author:潮たくみ
旭川生まれ、旭川在住のフリーライター。ゲームのシナリオや雑誌であれやこれやと好きに書いて生きている。ゲームが好きで、許されるなら365日ゲームをしていたい。目下の敵は肩こりと目の疲れ。
Twitter:@t1ushio
https://kuziranosu.jimdo.com/
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