我が家の夏の過ごし方

 戻り梅雨とか言いながらそんなに戻って来てないよな。
 暑いけど、クーラーは私も妻も苦手なのでほぼつけない。
 窓を開けてやれば、田んぼの上を通ってきた涼しい空気が快気持ちよく流れる。風が止まっても、天窓を開ければ、暑い空気は上へと抜けてくれる。
 寝室のライトをシーリングファンに変えたので、夜はそれを軽く回して寝る。
 結構気に入ってて、リビングなど他の部屋もそうしようかと思っている。風が直接的に当たるわけではなくてなんとなく空気が流れている感じがとても心地好い。
 もともとは、クーラーはひとつも取り付けるつもりはなかったのだが、妻の実家に頼まれて❓リビングにひとつだけは取り付けたのだ。使うのは妻の父母が遊びに来たときくらいとなる。
 しかし、これまでは涼しい風を運んでくれていた周辺の田んぼがどんどん埋め立てられ、駐車場や工場に変わっていっている。
 小さな駅があるこの地域は、減り続ける子供の数をなんとかしよう、活性化させようというような取り組みもあり、田舎であることから脱却しようとしているようだ。
 私からすればほどよい田舎加減が気に入っているのだがなかなかそうもいかないらしい。
 田んぼが無くなれば涼しく吹き抜けていく風も無くなり、我が家もクーラーを取り付けなければ過ごせないようになるだろう。
 蛍が舞い、ドジョウやメダカ、シカやキツネが出没する、それも失われていくのだろう。

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