見出し画像

新聞

 新聞やTVなどのマスメディア懐疑論、不要論があちこちで言われるようになった頃、我が家でも 「新聞っていらんかなぁ…」ということになった。
 ニュースはネット、スマホから見ることができるし、情報のスピードという点では断然早い。
 記事ではなく紙としての新聞紙は非常に有用で、モノを包んだり、下に敷いたり、緩衝材として、掃除の供として、雨で濡れた靴の湿気取りとして様々なことに応用が効いた。
 また折り込み広告は近所のスーパーのお買い得情報を得たり、割引券を入手したりと活躍していた。
 一月三千円、一日当たりにしたら100円程度のものだが、紙としての価値だけではそこまでは無いのかなということになって、ここ何年かはとっていなかった。
 進学校に通っている長女が、「新聞読んでないのは自分だけ。授業に差し障る」とのたまうので再び取ることにした。
 食卓のテーブルに新聞が置いてあるとなんとはなしについ活字を目で追ってしまう。
 内容はさておき朝の貴重な時間をここで奪われていたのか❗と、毎朝新聞を読んでいた頃を振り返るとその膨大な時間の浪費が悔やまれる。
 にも拘らずそこに置いてあれば性懲りもなくいつの間にかページをめくって読んでいるではないか。新聞恐るべしである。というか学習せいよ!という話である。
 で、今日のトップは「温暖化が作物に与える影響」と「コロナ感染者激増」なのだ。
 もうすでに、多数の人々がこの「ウソ」に気付いているというのに、相変わらずこんな話である。
 「やはり新聞は要らんな」と確信し、長女が早く卒業してくれるのを待つのみだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?