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教育関係の仕事をしている人へのおすすめ書籍

ゼロヒャク教科書

0才から100才まで学び続けなくてはならない時代を生きる 学ぶ人と育てる人のための教科書。通称ゼロヒャク教科書。
メディアアーティスト、研修者、大学教員、経営者、などなど、様々な分野で活躍されている落合陽一さん。
落合さんの書籍は難しいものも多いのですが、この書籍は落合さんの著書の中でも最も読みやすいです。
落合さん自身の学びからの観点と、教育者としての観点からこれからの時代の学びの在り方について述べられています。
学生、学生の子供を持つ親、教育に関わる仕事をしている人、様々な人におすすめの書籍です。

AI vs 教科書が読めない子どもたち

「AI vs  教科書が読めない子どもたち」では、AIには文章の意味を理解することはできないという事実から、AIに仕事を奪われないためには読解力が重要であるという主張が述べられています。
それにもかかわらず、今世の中には読解力がない人がいかに多いのかという問題提起が主な内容です。

「AIに負けない子どもを育てる」では、その続編として、どのようにして読解力を鍛えるのか、その実践法について踏み込んで書かれています。

小中学校で教員をされている人には必読の2冊であると言ってもよいでしょう。中でも国語の教員は必読の2冊です。

数学ガールの秘密ノート 学ぶための対話

主人公の「僕」と、その周りと取り巻く「数学ガール」たちとの対話を通して数学の魅力に触れることができる数学ガールシリーズ。
本作は、数学がとにかく苦手で何もかもが分からない「ノナ」と、数学を教える「僕」との対話を通じて「学ぶことの本質」に迫る物語となっています。

教えている内容は中学数学の話ですが、どの分野であっても、教えることを仕事にしている人にとっては多くの気づきが得られる本ではないかと思います。

「学力」の経済学

世の中で語られる様々な教育方針に対して、効果があるのか、それとも効果がないのか。
様々な教育方針をエビデンスに基づいて評価していく内容の書籍です。
前半の1章や2章は、教育関係者というよりも、むしろ子供を持つ親が読むべき内容と言えるでしょう。
ただ、全体を通してみるとやはり学校で教員をしている人こそ知っておくべき内容の多い書籍であるように思います。

教師の勝算

脳科学に基づいて、どのような授業をすれば教育に対して最大の効果が得られるのかが体系的にまとめられた書籍となっています。
非常に濃い内容の書籍でした。
なるほどなー、と思う内容が多くある一方で、全てを盛り込むような授業を考えるのはなかなか難しい気もします。
教える教科にもよるかもしれませんが、この書籍の内容を有効に活かすには、教師自身が教育について真剣に考えて、試行錯誤を繰り返しながら様々な工夫をしていくことが大事だと思います。
より良い授業を作っていくためのヒントが多く載っている良書だと思います。

才能の正体

「ビリギャル」の著者でもある坪田先生の著書。
坪田先生は教育者として他にも様々な書籍を出版されていますが、その中でも最も教育者向けの書籍であると強く感じたのがこちらの書籍です。
坪田塾で多くの子供たちと個別指導で向き合って、才能を伸ばしてきた坪田先生だからこそ書ける内容の書籍です。
学校での教育でも必ず役に立つ知見が得られると思います。

「教える」ということ

数多くの本を読破し、そして多くの本を出版されてきた出口治明さん。
70歳から立命館アジア太平洋大学(APU)の学長を勤めておられます。
膨大な知識と豊富な経験を元に語られる教育論は非常に説得力のあるものになっています。
学校教育に関わっている方、子供を持つ親の方、部下を持つ上司の方、などあらゆるジャンルで何かを教える立場にいる方におすすめです。

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教育というのは、教える人自身が常に新しいことを学び続けていないとできないと思っています。
今後も教育に関する良書があれば随時追加していきます。


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