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鱚沢
2020年5月31日 23:42
しばらく、睡眠と覚醒の境目を漂っていた。一度目を開けて時間をみよう、という意識が働く程度の浅い眠り。そこから覚めて、もそり、と腕だけを伸ばしてケータイを引き寄せる。16時過ぎ。世間は利潤追求のためにせっせと働いている時間。そんな世界から離脱したわたしは、ケータイを閉じて、広いベッドで寝返りをうつ。
2020年5月30日 01:34
「この曲」、しってる?と訊かれたが、僕は知らない。彼女が音楽に興味を持ち始めたころ、流行っていたのだという。まだシングルCDが8センチだった時代よ、と付け加える。「そうか知らないのか」。なんかすいません。
2020年5月31日 02:08
あまりにもしっかりと覚醒してしまったのは、ジェットラグのせいなのかもしれない。あるいは、いつもどおり、“心に沈むハート型の鉄の塊”(と親友の友人が表現していた。とてもしっくりとくる喩えだ)のせいかもしれない。