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ここにないもの

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2021_0826_本読み

8月26日(木)は、

山崎
1、『ヘビと船長 フランス・バスクのむかしばなし』ふしみみさを 文、ポール・コックス 絵、BL出版


久々の絵本(きよもとさんにお薦めしていただいきました)でした。見開きが、4コマ的に割られているのが、面白いレイアウトでした。フランス人の絵描さんですけれど、安西水丸さんみたいな日本風な感じもあります。
怖くて、
試みを繰り返して、
ハッピーエンド、
という昔話らし

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2021_0825_本読み

8月25日(水)は、

山崎
1、『数学する人生』岡潔 著、森田真生 編、新潮社、最終講義 懐かしさと喜びの自然学 236〜246ページ 結 新しい時代の読者に宛てて 森田真生 情と情緒 情緒の原風景 新しい時代の読者へ


読了しました。前回、編者の森田さんが、岡さんの文によって、文系から数学へ進路を変えた話題がありましたが、今回は、この本が実現したきっかけが書かれてありました。それは岡さ

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2021_0823_本読み

8月23日(月)は、

山崎
1、『数学する人生』岡潔 著、森田真生 編、新潮社、最終講義 懐かしさと喜びの自然学 230〜235ページ 結 新しい時代の読者に宛てて 森田真生 内外二重の窓 情と情緒


編者の森田さんは、数学の独立研究者の人です、と勝手に説明を加えながら読み始めました。

なんと、大学に入りたてに読んだ岡潔の文に〈爽やかな外気に触れる〉ような衝撃を受け、森田さんは、文系か

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2021_0821_本読み

8月21日(土)は、

山崎
1、『数学する人生』岡潔 著、森田真生 編、新潮社、最終講義 懐かしさと喜びの自然学 224〜229ページ 結   新しい時代の読者に宛てて 森田真生 三昧から自己究明へ 社会、自然界、法界


「自然の中に自分がある」ではなく、「自分の中に自然がある」という岡さんの捉え方について、復習です。

こいでさん
2、『芸術と科学の間』福岡伸一 著、木楽舎、 Ⅲ 聖女プ

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2021_0818_本読み

8月18日(水)は、

山崎
1、『数学する人生』岡潔 著、森田真生 編、新潮社、最終講義 懐かしさと喜びの自然学 216〜224ページ 四 数学と人生 都市計画
結 新しい時代の読者に宛てて 森田真生


芭蕉、芥川、阿頼耶識、などが関連づけて語られるのですが、どれもよくは知らないのこともあり、この短文では繋がりがよく分かりませんでした。
「懐かしさ」というキーワードは気になります。

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2021_0816_本読み

8月16日(月)は、

山崎
1、『数学する人生』岡潔 著、森田真生 編、新潮社、最終講義 懐かしさと喜びの自然学 208〜215ページ 四 数学と人生 ピカソと無明 生きるということ


ピカソの絵を見にいった岡さんの見解は、わかるようでわからなかったです。
ピカソは「無明」を描き出しているそうです。自我というのは無明のことであるとか、西洋の文化を代表するものとして、ピカソを思っている、と

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2021_0814_本読み

8月14日(土)は、

山崎
1、『数学する人生』岡潔 著、森田真生 編、新潮社、最終講義 懐かしさと喜びの自然学 193〜200ページ 四 数学と人生 文化勲章騒動記


文化勲章を受章した際の、奥様の文の残りの半分でした。

読み終わった後に参加者で話したのが面白かったです。

奈良から東京に行くのに、切符を取ることのすったもんだについては、
これはまだ新幹線が開通する以前だったと、山崎

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2021_0812_本読み

8月12日(木)は、

山崎
1、『数学する人生』岡潔 著、森田真生 編、新潮社、最終講義 懐かしさと喜びの自然学 188〜193ページ 四 数学と人生 文化勲章騒動記


文化勲章を受章した際の、奥様の文でした。

巻末の著者の略歴をみると、紫綬褒章も受章されています。

二つの違いがよくわからず、検索すると、

文化勲章は勲章、英訳するとorderで、紫綬褒章の褒章は英訳するとmedal

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2021_0811_本読み

8月11日(水)は、

山崎
1、『数学する人生』岡潔 著、森田真生 編、新潮社、最終講義 懐かしさと喜びの自然学 172〜180ページ 四 数学と人生 


週刊朝日、アサヒグラフ掲載の文。そういうところからも引く手数多だったのだろうか、と思いました。「世間と交渉を持たない」は昭和37年、「勝手気まま食」は昭和61年。「三 情緒とは何か」とは打って変わって、難解なところがない、わかりやすい

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2021_0807_本読み

8月7日(土)は、

山崎
1、『数学する人生』岡潔 著、森田真生 編、新潮社、最終講義 懐かしさと喜びの自然学 165〜172ページ 三 情緒とは何か いのち


これはスミレという花だ、という知的な見方。
紫色をしている、という感覚的な見方。
以上は理性で世界を見る見方。
触って「確かにある」というのが実在を感じる見方。
それ以外に、スミレっていいなあ、と感じる見方が岡さん曰くの「情緒」

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