2021_0816_本読み

8月16日(月)は、

山崎
1、『数学する人生』岡潔 著、森田真生 編、新潮社、最終講義 懐かしさと喜びの自然学 208〜215ページ   四 数学と人生 ピカソと無明 生きるということ


ピカソの絵を見にいった岡さんの見解は、わかるようでわからなかったです。
ピカソは「無明」を描き出しているそうです。自我というのは無明のことであるとか、西洋の文化を代表するものとして、ピカソを思っている、と思いました。


後の方の文には、ポアンカレー、リーマン、ディリクレ、エルミット、と、(わからない量子力学について種々を読んでいて)知っている名前が出てきた後に、

〈第二巻の巻頭にエルミットの読書姿勢が出ている。それを見ていると不思議にポアンカレーのことばがわかってくるような気がする。〉

とあるのが、面白いなー、と思いました。

わからないながらも、何か引っかかることばを、心に留めておく、それを味わう、というようなことが大事とは思いました。


こいでさん
2、『芸術と科学の間』福岡伸一 著、木楽舎、 Ⅲ 聖女プラクセデス 地理学者の夢 観察スケッチを描いたのは


フェルメールと前回登場した顕微鏡の発明者レーウェンフックはともに1632年生まれ。二人の交流の証拠はありませんが、レーウェンフックの依頼していた顕微鏡スケッチの画家が、別人に代わり急に下手になった時が、フェルメールの亡くなった時と一致していました。福岡さんの妄想は膨らみます。


きよもとさん
3、『ここにないもの - 新哲学対話 』野矢 茂樹  著、植田 真 イラスト、中公文庫


「ことばで言い表せないもの」
を読み終わりました。

ことばというものの性質の一側面を表していたと感じました。
実体と現れ、でしたっけ。
山崎も、そのあたりのことに興味はあります。ですので、エプシロンとミューという二人(しか出てこない)の登場人物の会話に、もし加わったとしたら、どうかなーと後で思いました。


めいさん
4、『節英のすすめ』木村護郎クリストフ 著、萬書房、はじめに


節英?ということばの説明が、節電から始まりました。
それも、東日本大震災の福島第一原発の事故をその起こりとした節電について、です。
グローバル化対応が、英語一辺倒ではよくない、という問題提起です。

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