2021_0825_本読み

8月25日(水)は、

山崎
1、『数学する人生』岡潔 著、森田真生 編、新潮社、最終講義 懐かしさと喜びの自然学 236〜246ページ   結 新しい時代の読者に宛てて 森田真生 情と情緒 情緒の原風景 新しい時代の読者へ


読了しました。前回、編者の森田さんが、岡さんの文によって、文系から数学へ進路を変えた話題がありましたが、今回は、この本が実現したきっかけが書かれてありました。それは岡さんの娘さん息子さんと実際に出会い時間を忘れて語り合ったこと、そしてその方々が、講演録などをきっちり保存し、文字起こしもされていたことでした。岡さんが、このように家族に大切にされていたことが、素晴らしいと、山崎も感動しました。

こいでさん
2、『芸術と科学の間』福岡伸一 著、木楽舎、 Ⅳ 右手と左手 一対の蛇 均衡と互相 雌雄のトンボが描くハート型 


一橋大学の校章が例でした。これはヘルメスの杖によく出てくるカドケウスという上部に広げた翼のある杖に二つの蛇が絡み付いているもので、英知と雄飛を表しているそうです。それに Commercial College を示すCCを絡めてます。
トンボは、雄が一旦胸部に精子を貯めておいて、そこに雌が交接するという仕組みになっているそうで、初めて知りました。

きよもとさん
3、『ここにないもの - 新哲学対話 』野矢 茂樹  著、植田 真 イラスト、中公文庫


「未来は存在しない」を読み終わり、本自体も読了です。
未来があるかないか、は、「正しいこと」は今も過去にも未来も正しい、という前提をしてみることでそれに違和感を感じる、というところから話を進めて行ったように思います。箱の中の話も出てきて、シュレーディンガーの猫と、関係する話なのであろうと思いましたが、一度聞いただけでは、話がどうなったか、よくわかるところまでは行きませんでした。

山崎
4、『ヘビと船長 フランス・バスクのむかしばなし』ふしみみさを 文、ポール・コックス 絵、BL出版


久々の絵本(きよもとさんにお薦めしていただいきました)をちらみせして今日は、終わりました。見開きが、4コマ的に割られているのが、面白いレイアウトですが、これは、絵描きさんの方の意図だそうです。

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