それでモナリザってなにがすごいの?
こんばんは、如月伊澄です。
イスミさんの勉強シリーズ第・・・・・・4弾くらい?です。
文章、文豪、物理と来て、美術。
昔捨ててきた(学習をサボってきた)学問たちです。文章は独学で出来る気がしていただけですが。
さて、なぜ急にリスキリングっぽいことを始めたかというと、知らないことで損することはなくても、得することもないことに、気づき始めたからです。
例えば、美術館や映画を観ますよね?
そこで取り上げられている美術品やテーマについて、知っていればより楽しめますし、知らなければ知らないなりに楽しめる。
でも、満足度はきっと前者の方が大きいはずです。
答え合わせ、楽しいもんね。
というわけで、あまり知らないジャンルを、つまみ食いし始めた次第であります。ガッツリやるわけではないので、飽きたらやめるくらいの気軽さで。
さて、今回取り上げるのは「モナリザ」について。
もしかすると、一般常識の類いなのかもしれませんが、イスミさんは知らなかったので、記憶メモがてら記事にしてしまいましょう。
【それでモナリザってなにがすごいの?】
何がすごいんですか?
・・・・・・と、聞かれてぱっと答えられるとかっこいいですよね。
その答えは「当時の最新技術を使って描かれているから」だそうです。
ところで、モナリザの作者はどなたか知っていますか?
そう、レオナルド・ダ・ヴィンチですね。
・・・・・・ダヴィンチについては誰か代わりに説明してくれ、多芸すぎるこの人。
↑ルーヴル博物館のページに飛ぶよ
見てもらうとわかるように、モナリザの線ってすごく自然ですよね。
これがモナリザの素晴らしさの一つ、輪郭線を外して陰影で輪郭を表すことで、より自然な見せ方ができるようになったそうです。
また全体的に、特に口元なんかすごくリアルですよね。これは「スフマート」と呼ばれる書き方を取り入れた(時間をかけながら、ぼやかして描く技法)ことで、リアルな表現を手にいれたそう。
輪郭線を外す技法は、他の絵師も取り入れていたそうですが、スフマートはダ・ヴィンチが生み出した技法ともいわれているそうで、これらの技術から生まれた超リアルな一枚、ということが「モナリザ」の素晴らしさなのでしょう。
【ところで、モナリザって誰なの?】
モナリザのモデルは「リザさん」です。
「誰よ、その女!?」とか言わないでくださいね。
リザさんはある絹職人の奥さんで、ダヴィンチが肖像画を頼まれて描いた絵が「モナリザ」なのです。
では、リザさんの名字、あるいは名前が「モナ」なのかといえばそうではなくて、イタリアでは奥さんのことを「ma donna」、つまり「マドンナ=私の貴婦人」と呼んでおり、「ma donna」短縮されて「mona」、「私の貴婦人リザを頼むよ」→「モナ・リザ」となったようです。
さて男性の皆さん、今日は奥さんのこと「モナ○○」と呼んでみたらいかがでしょうか?
その結果の責任は一切取りませんが。
【でも、さすがに有名になりすぎじゃない?】
しかし、当時最先端の技術とはいえ、今ではそれほど目新しい技術でもなく(ないよね?)。それだけの理由で、モナ・リザがこれだけ有名になるとは考えにくいです。
実はこの絵、もう一つ有名になった理由があって、なんと一度ルーヴル美術館から盗まれているのです。しかも、約2年盗まれたままでした。
結局、犯人が自供してモナ・リザはルーヴルへ戻ってきましたが、そういった経緯もあって、モナ・リザの警備は万全の体制へ。
ある種の勲章がついたモナ・リザは、こうして誰でも知っている絵の一枚となったのでした。ちゃんちゃん。
今回参考にさせていただいた本がこちら。
なぜか画像がでないので、Amazonリンクだけ貼っておきます。
参考文献 : 著 山上 やすお 「死ぬまでに観に行きたい 世界の
有名美術を1冊でめぐる旅」 2023 ダイヤモンド社
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