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俳句

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テレビ番組のプレバド特に夏井さんのファンで俳句の面白さ、奥深さに感心していました。そこで私も無謀な挑戦を始めます。でも俳句と呼ぶのも恥ずかしいので誰かさんを見習ってタイトルは 「…
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2023年3月の記事一覧

川端のジョギング揺れる雪柳

川端のジョギング揺れる雪柳

今日は難しい雪柳の絵に挑戦しました。出来たような出来ないような中途半端な雪柳の絵になりました。小さな花の集まりが沢山ついているので白い線のように描いても駄目なのでギザギザにして見ました。でも今一つなので次は緑をところどころに入れました。でもまだ雪柳になりません。最後は白を濃いめにして光の当たる方向を意識しながら点々のように入れて見ました。とそこで力尽きました。

小米花と言う別名もあります。確かに

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山吹や列定まらぬ園児の歩

山吹や列定まらぬ園児の歩

今日は山吹の花です。東京にいる頃はほとんど意識したことがなかった山吹の花ですが、京都に来て初めて松尾大社の山吹を見た時には感激しました。それ以来、町の中でも咲いていることに気が付くようになりました。

山吹は万葉集にもたびたび出て来る日本人にはとても馴染みのある花で如何にも日本的な感じがします。そう言えば「山吹色」なんて色の名前にもありますね。でも山吹は日本だけでなく中国や韓国にもあるようですね。

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塩ほのか口いっぱいに桜餅

塩ほのか口いっぱいに桜餅

今日は私の大好きな桜餅の絵です。大好きと言っても京都に来てからのファンで、もちろん桜餅は道明寺餅ですね。関東にいた頃は特に好きだった記憶はなくあの薄皮の桜餅を長命寺と呼ぶなんてことも最近になるまで知りませんでした。この薄皮桜餅は江戸時代享保二年に隅田川にほど近い長命寺の門前で山本新六が売り出したのが始まりだそうです。その新六が創業した山本屋は今でも「長命寺桜もち」と言う屋号で営業していて300年「

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怒るより諭せと知った青き春

怒るより諭せと知った青き春

少し前ならこのオジさんは誰、どこのサラリーマンと言われていたかも知れません。でも今ならきっと栗山監督だと思ってくれる人も多いことでしょう。細い垂れ目が特徴ですね。でも若い頃の写真を見たらめちゃくちゃイケメンでした。

WBCが終わっても栗山監督や白井コーチなど選手以外の方が引っ張り凧です。あれ!「引っ張り蛸」だったかな?手や足を皆で引っ張るからきっとこちらが正解ですね。選手はWBCが終わればすぐに

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焼海苔に生醤油少し朝御飯

焼海苔に生醤油少し朝御飯

引退直後はよく車両が1両か2両だけの単線列車の旅をしていました。時間がたっぷりあるので、時間を金で買う特急列車より空いている各駅列車でのんびりと地方見物でした。この駅は確か紀伊の西御坊駅です。

湯浅は醤油発祥の地をして有名で古い町並みがそのまま残っています。この間、テレビで紀伊の人が千葉県の銚子に醤油を伝えたと言う話をしていました。それが今のヤマサ醤油になったのですね。野田醤油も同じように江戸時

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抹茶碗片手でぐいか春の京

抹茶碗片手でぐいか春の京

今日は松嶋菜々子さんの絵を描きました。最近はアナザーストーリーで司会をやっていますが、落ち着いた語り口で事実を淡々と伝える姿は彼女にぴったりの感じがします。正直若い頃の彼女は余り好きではありませんでした。大河ドラマの「利家とまつ」でいい味を出してはいましたが、ブームになった「家政婦のミタ」も余り見ていませんでした。

そう言えば今年の大河ドラマ「どうする家康」では家康の母・於大の方を演じています。

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春風にステーキ匂う堀めぐり

春風にステーキ匂う堀めぐり

今日はさらっとした絵を描こうとペンで下書きして軽く色を着けるつもりでしたが、ついつい何度か塗ってしまいました。景色は滋賀県の近江八幡のお堀です。暖かくなったのでもうお堀巡りの舟も動いているでしょう。昔からよく使っていた万能薬のような「メンタム」の丸い缶の容器に「近江兄弟社」と言う会社の名前が書いてあった記憶がありました。でも近江八幡を訪れて初めてここがあのメンタムの発祥の地だったことを知りました。

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花を追う旅人あまた嗚呼日本

花を追う旅人あまた嗚呼日本

WBCロスで少し力が抜けています。でも直ぐに日本の野球もメジャーリーグも始まるので朝から晩まで野球観戦で忙しい日々になります。いや忘れていましたが、今も高校野球をやっていますね!

さくらも満開情報が出て来て、いよいよ本格的な花見シーズンに突入ですね。と行っても最近は出不精になり、いや出不精にさせられて花を追いかけての旅も計画していません。近くの桜でも十分って感じです。もはや悟りの境地に入ったので

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はな紅を上唇に春の宵

はな紅を上唇に春の宵

今、上七軒では北野をどりの真っ最中です。私も久しぶりに友人に誘われ北野をどりの見物と飲み会の為、外出しました。明治初頭に始まった都をどりや鴨川をどりは春の季語になっていますが、戦後生まれの北野をどりは残念ながら季語ではありません。ということで北野をどりだと無季語の句になってしまいます。

北野をどり席の旦那は舞妓連れ北野をどりは今月20日から始まり、4月の都をどりや5月の鴨川をどりに先がけて開催さ

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舟行けど続く湖岸の桜かな

舟行けど続く湖岸の桜かな

今日はWBCの勝利に酔いしれています。という訳で絵はなしです。
最後の回3対2という痺れる場面で大谷君がクローザーとして登場しました。彼のユニフォームは既に泥で相当汚れています。こんな汚れたユニフォームで登場するクローザーなんて前代未聞でしょうね。そして最後のバッターはなんとエンジェルスで同僚の大打者トラウトです。これはドラマか漫画なのかと思わせるような夢の対決です。こんなことをいくら書いても皆さ

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子らはみな缶蹴りに夢中いぬふぐり

子らはみな缶蹴りに夢中いぬふぐり

いぬふぐりは春の季語です。名前の由来はその実が犬のおチンチンにそっくりだからです。ふぐりとは陰嚢のことですね。写真で見ると綺麗なので描いてみようと思いました。でも雑草をどこまで描けばいいのか、犬ふぐりの花も小さいので一個一個丁寧には描けません。もう少し花の下を濃くした方が花が生きるとは思いますが、本日はWBCの準決勝の大勝利、大逆転に酔いしれて、そんな時間はありません。

つい最近、近所を歩いてい

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春なのに大谷翔平野球漬け

春なのに大谷翔平野球漬け

WBC準々決勝のイタリア戦。思わず出てしまう雄叫び、魂を込めた大谷翔平の一球一球が、日本中の国民の心に届いたと思います。最後は少しへばったのか、点を取られてしまいましたが、この絵の大谷翔平は照れ隠しのウィンクをしていますね。

将来メジャーリーグでの活躍を想定して今やるべきことを全てのアングルで考えていたと言う信じられないような野球少年。そんな大谷君が見せたあの気迫溢れる全力投球はまさに勝利を渇望

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奴凧地球相手の頭突きかな

奴凧地球相手の頭突きかな

凧や凧上げは新年ではなく春の季語です。私が子供の頃は正月に近所で凧揚げをした記憶もありますが、自分が子供の親になってからは春休みの週末に実家で子供とやった凧揚げが一番記憶にあります。

世界各国にいろんな形をした凧がありますが、古い記録では紀元前に中国で鳥の形をした凧があったそうです。それも軍事目的だったそうですが、最近の中国の気球ではあるまいし、カメラも通信設備も無い時代にどうやって使ったのでし

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ひと筆を加え悦なり春霞

ひと筆を加え悦なり春霞

今日の絵は記憶が定かではありませんが、琵琶湖の東側にある高月付近だと思います。写真では枯れ木だったのですが、春なので花を咲かせて見ました。

水門の先に進めぬ花片かな風で飛ばされた桜の花弁が水路を流れていましたが、水門に阻まれ先に進めない様を詠いました。絵を見ていたらそんな風景が頭に浮かびました。

春霞上着脱いだか伊吹山日中は上着を脱いで腕まくりしてもいいくらい暖かくなった頃、山里も遠くの伊吹山

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