幸せを発見する幸せ
エンジョイウインタークリスマス
街中でキラキラと輝くイルミネーションが好きです。
街中に流れるクリスマスの軽快な音楽が好きです。
行き交う人が、寒い中でも笑顔になっているのを眺めるのが好きです。
色々なお店がクリスマスでバーゲンセールをしている様子を見るのが好きです。
特におもちゃ屋さんが好きです。
低年齢向けのおもちゃであっても、ただお店に並んでいるだけで嬉しくなります。
見ていて微笑ましい心地になれるのです。
憧れの人はサンタさんかもしれない
それはさておき、昔からクリスマスというのがとても好きでした。
華やかなクリスマスツリーや、サンタさんという概念、美味しい御馳走など、好きなところを挙げると枚挙にいとまがありませんが、
サンタさんについて書かれた絵本が、中でも一番好きでした。
絵本の中で語られるサンタさんは、とてもユーモラスかつ優しいおじさんで、24日の夜から25日の朝にかけて、世界中の子供たちにプレゼントを運ぶために奮闘してくれるのです。
大きなお腹とふわふわな髭を揺らし、いついかなる時でも笑顔を絶やしません。
とてつもなく過密なスケジュールの中にあってもです。
私はそんな、サンタさんの頑張りを描いた絵本が好きでした。
サンタさんを待ち望む子供の姿を見るのも好きでした。
25日の朝を迎えて「希望通りのプレゼントがちゃんとあった!」と喜んでいる描写を見るのが、とても好きでした。
そこには無償の愛があって、希望に満ち溢れた物語があります。
そして絶対に揺らぐことのないサンタさんへの信頼があります。
思い返せば私が一番最初に読んだ絵本も、クリスマスに関するお話でした。
……だからなのでしょうか?
そういった夢と希望と喜び満ち溢れた物語が、私は今でも無性に大好きです。
もしもなれるならば、サンタさんのような存在になりたいなぁと強く願います。
童心に帰って身近な幸せを探す喜び
クリスマスシーズンが近づくと、街が一気に活気づきます。
最近はハロウィンが間に挟まれていますが、
夏が終わって一気にさみしくなった世界が、
冬の訪れにつれてにわかに華やかになっていくのがとても好きでした。
それは子供のころからそうでしたし、大人になった今でもそうです。
精神が未熟な子供のままで止まっているからなのでしょうか。
でもクリスマスが楽しめるなら、無理して大人にならなくてもいいような気がします。
大人になった今ではもうサンタさんは来ませんが、
それでもクリスマスが近づいてくるだけで、心が温まるような気持ちに包まれます。
直接参加はしなくても、楽しい様子を遠くから眺めているだけでもう好きです。エモいです。
夏の縁日や盆踊り、花火大会と同じように、
ただそこにいるだけで不思議と楽しく笑顔になれるからです。
クリスマスや盆踊り大会といったお祭りごとは、
どこか異国めいた非日常な雰囲気があります。
非日常な雰囲気は、人を笑顔にする力があります。
クリスマスやハロウィン、夏祭りのように
人が笑顔になれるイベントがもっと沢山あればいいのに、と思います。
もしくはもっと人が、自分から小さな幸せを見つけられるようになればいいのになと思います。
今の世の中はギスギスした人が多くて、頭がお花畑な私は少し生きるのが大変です。
些細な日常の中にも、小さな幸せは確かに紛れています。
それは綺麗なドングリを見つけたとか、路上の銀杏並木が鮮やかな黄色だったとか、そんな普段は見落としてしまうようなものです。
人によっては幸せですらないことかもしれません。
けれども「昔はこんなことで喜んでいたなぁ」とふっと振り返ってみれば、
きっと見える世界も変わってくるんじゃないかなと思います。
たまにはクリスマスに乗っかって幸せを発見する遊びをしてみるのも、
いいのではないでしょうか?
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