リモートワーク中に気が付いたこと。
クラシック。華やかなクラシック。
聴いていると「教養ある大人」というイメージを持たれるクラシック。
……でも私は何故か、クラシックを聴くのが苦手です。
苦手、でした。
歌詞がある曲じゃないと聴けません。
私は昔から何故かクラシックに苦手意識があります。
それは「クラシックは古臭くて堅苦しいと感じているから」とか
「クラシック音楽は敷居が高く感じる」とか、そういうのではなく。
好きなクラシックもきちんとあります。
年末によく聞く第九や、運動会でお馴染み天国と地獄。
アルルの女や、パッヘルベルのカノン。
他にもトルコ行進曲・ボレロ・超絶技巧練習曲(リスト)・熊蜂の飛行
など。一番好きな曲は剣の舞でしょうか?全体的に軽快な曲が好きなようです。
ですが、これら以外のクラシックとなると、途端に聞けなくなるのです。
亡き王女のためのパヴァーヌや、ジムノペディですら1分……30秒も聞けません。
同じ理由でゲームBGMも苦手です。
恐らく歌詞が無いので、聞いていて退屈と感じるのでしょう。
歌詞が付いていると落ち着いて聴けるようになるというのが、
最近判明しました。
うーん、我ながら子供っぽい。
意外ッ!それはクラシック!
クラシックに触れてみたい気持ちはあるけれども、
この「歌詞が無い曲はじっと聴けない体質」が邪魔してなりません。
悩ましいけれども、対処法が無いなぁとぼんやり考えていたそんな頃でした。
コロナの再流行による緊急事態宣言が下り、
二度目のリモートワークを余儀なくされました。
職場とは違い、家での仕事となると
集中力・テンションを保つのが非常に大変です。
そのため、私は音楽を聴きながら作業することにしました。
そして「これにしよう」と選んだJPOPを流し、いざ仕事を開始
──しようとしたところ、事故が起きました。
なんと私。文章中心の作業を行う際に歌詞のある曲を聴くと、
作業に集中できなくなるタイプだったようなのです。
文字が、文字が散らばるのです。頭の中に。
歌詞が打とうとしている文字と癒着してしまうのです。
具体的に言うと、考えがまとまらなくなるのです。
これは!!!!!!!!!困った!!!!!!!!!
以前は音楽を聴きつつ宿題をするなんて、お茶の子さいさいだったのです。
それがなんということでしょう。できなくなっているなんて。
我ながら不思議でした。しかし、こんなことで時間を取られる訳にはいきません。
そこで私は、「どれが集中できる曲で、どれが集中できない曲なのか」を探してみることにしました。
結果は以下のようになりました。
・Jpop&アニソン ×
…文字を書き写している時などは大丈夫だが、
文章を考えている時などは集中が切れ切れになる。
・α波系BGM △
…一通り聞いてみて集中はできたもの、不気味に感じて落ち着けない曲が多かった。
・クラシック ◎
… 非常に作業が捗った。
・ゲームBGM ◎
…無理かと思ったが意外にも集中できるかも。
・動画(実況) ×
…試していないけども、絶対無理そう。
自分に一番向いている作業用BGMは、
なんと意外にもゲームBGMとクラシックでした!
これは本当にびっくりしました。
そして、作業中BGMを探しながら気が付きました。
「私はなにか文章を書く作業などをしている時だけは、
落ち着いてクラシックが聴けるのではないか」ということに。
このリモートワーク期間を活かして、
苦手意識のあったクラシックに触れてみよう!
閃きました。
このテレワークの最中って、
クラシックを聴いてみる絶好のチャンスではないかと。
クラシックを聴きながらだと作業に集中しやすくなるし、
自分の教養も高まるし。
……いいことづくめなのでは?
今までは静かだなーとか、つまらないなーとか感じていて
苦手意識がありました。
けれどリモートワーク期間中は、このクラシックに対する苦手意識を克服する、いいきっかけになるかもしれません!
折角のお家時間、フルに活用してみようと思います!
こちらの活動拠点はNPO法人となります。頂いたサポートは全て福祉団体の活動費となります。よろしくお願いいたします。