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「ともにつくる」会社ロゴリニューアルに秘めた信念

こんにちは。ビビッドガーデンでデザイン周りを担当している桐山です。
2021年8月13日に、ビビッドガーデンの会社ロゴリニューアルをしました🎉🎈


みなさんの中には「食べチョク」のロゴは知っていても、「ビビッドガーデン」のロゴどんなだっけ?...という方も多いのではないでしょうか。

今回は意外と知られてなかった「ビビッドガーデン」のロゴリニューアルについてご紹介したいと思います!


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オンライン直売所「食べチョク」を運営する株式会社ビビッドガーデンは「生産者のこだわりが正当に評価される世界へ」をビジョンに掲げ、プロダクトやサービスを進化させてきました



なぜ今、ロゴリニューアルするのか?


2016年立ち上げ時に作った旧ロゴは「農業、畜産業」を想起するものになっています。

現在では、水産物や花など幅広く第一次産業の生産者さんのサポートをできるようになっているため、ロゴを一新することで「第一次産業全体(農業、漁業、畜産業)への価値貢献」の意思を表現することを目的としています。


旧ロゴはこちら:

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ロゴ、決定までのステップ  1,2,3..


1. コンセプト作り (世界観の設定&調査など)
2. デザイン案出し→議論→調整(納得するまで何ターンも)
3. スタッフに展開(みんなで更に考える!)


1. コンセプト設定 ✏️


はじめに。ビビッドガーデンが目指す世界とは🌱

ビジョン:

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色鮮やかな農地や豊かな海を残し、持続可能な第一次産業にしていくために。栽培や漁にこだわりを持つ、規模の小さい生産者さんもきちんと利益を得ることができる世界を目指していきます。


フィロソフィー:

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農業従事者の平均年齢は約67歳といわれています。高齢化をはじめ、第一次産業を取り巻く様々な課題を抱えつつ、予測不能な自然環境を相手にする生産者。こだわりをもって農作業や漁に取り組む生産者も、いまや少しずつ、この業界から姿を消していっています。


ビビッドガーデンはこだわり生産者の「パートナー」として、「生産者ファースト」を合言葉に、スピード感を持って、ひとつひとつ取り組んでいきます。



ビビッドガーデンが提供したい体験設計

ビビッドガーデンはコミュニティプラットフォームとして、生産者さん&お客さん一人一人を尊重しています。

生産者さん&お客さんもビビッドガーデンをともに作るパートナーです。
私たちは、ユーザーの声に耳を傾け寄り添い、それぞれの価値やニーズを知り、そして実現するための機会を提供すると共によりサービスを使いやすくするためのサポートを提供します。

生産者さんお客さん双方のコニュニケーションを結ぶ「コミュニティ」を尊重し、大切にしていきたいと思っています。

ビビッドガーデンのビジョンやフィロソフィーにあった、大切にしているブランドイメージを、以下のキーワードとして設定しました。

・親しみ
・温もり
・フラット
・シンプル
・ナチュラル
・モダン


2. デザイン案出し 🖌


上記のキーワードや業界リサーチなどを元に、ビジュアルパターンを展開しました。


シンボル案

業界リサーチした結果、大手のIT企業の多くは文字で構成されるシンボルが多かった為、当初はアルファベットを使ったものを検討していましたが、その後モチーフを使ったものなど様々なアイデアを展開しました。

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ー フォントタイプ案

明朝体はエレガントすぎる・アパレル会社みたい、ゴシック太文字は力強く・豪快など様々な意見が出る中で、改めて上記で設定したキーワードを見直しビビッドガーデンらしさ」に近いイメージってどんなだろう?とメンバーで認識をすり合わせながら議論を重ねました。

note_アートボード 1 のコピー


考えたデザイン案の一部

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上記の様にいろんなパターンを展開して、納得するまで何ターンも調整しました。
今回の新しいロゴは、

・ブランドアイデンティティに沿っているか?
・端的にイメージを共有できているか?

など

考慮ポイントをいくつか洗い出し、多角的に検証。

ブランドが目指す世界観をブラッシュアップし、たくさん作ったアイデアの中から3案に絞りました。



選定した3案はこちら💧🌳☀️

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A案.vividの「Vi」を象徴的に表現し、海や水を表す「水色」と大地の「緑」の円が重なり中央に「新緑」の象徴である葉のイラストを置くことで「新緑=生まれる」=新しい第一次産業を生み出すイメージを表現。
B案.雫(水や海のイメージ)と緑の丸(緑の大地や田畑などのイメージ)とオレンジの丸(太陽のイメージ)それぞれのモチーフが組み合わさり重なり合うことで「つながる」イメージを表現。
C案.vividの「V」の組み合わせ:海や水を表す「雫」から大地や農地の「緑」への流れをグラデーションで表現し「繋がっていく様子」や第一次産業全体が「循環していくイメージ」を表現。



3. スタッフに展開 📣

ー メンバー「コミュニティ」も大切に

選定した「3案」をビビッドガーデンスタッフに展開し意見や感想を聞きました。
ビジネス・デザイナーエンジニア、全員から率直な意見をいただくことで、みんなで作り上げていく大切さや、更に広い(多角的)な観点に気がつくことができるためです。

生産者さん&お客さんに加え、ビビッドガーデンのメンバー同士の「コミュニティ」も大切にしていきたい。事業はメンバーみんなで作りげていくものですね..!




そして、議論の上決定したロゴは..

スタッフからのコメント
・一番「第一次産業」を3つのモチーフでシンプルに表現しておりわかりやすい
・自然をイメージできてビビッドガーデンらしい!
・形状が重なっていて「つながる感じがする」どんな生産者さんでも仲間に入れそうな印象を感じる
・色(暖色も入っていて)が温もりを感じる
・フォントも柔らかい表現でユーザにも親しみをもってもらえそう



✨✨ 決定案 ✨✨

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「第一次産業」の自然をイメージし、雫(水や海のイメージ)と緑の丸(緑の大地や田畑のイメージ)とオレンジの丸(太陽のイメージ)を3つのモチーフでシンプルに構成しています。

また、そのモチーフが重なり合うことで「第一次産業」に関わる様々な方と繋がり、ともにブランドを作り上げていく世界観を表現しました。



ー 色について

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「色鮮やかな農地」が、社名ビビッドガーデンの由来

「色鮮やかな農地を日本中に取り戻す」
代表取締役社長の秋元の実家は農家で小さい頃から馴染みのある畑は、廃業以降放置されていました。すっかり荒廃した畑を目にし、起業を決意。


「原点」を表現すべく鮮やかさを追求したカラーを再現することを目指しました。(グラデーションを使ってみたり彩度を下げてみたり、パターンを出して検証)

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ー ロゴをリニューアルするということ。

ロゴ変更は数ヶ月間に及ぶ大プロジェクト。ステップを重ね、何度も何度デザイン案を出したり議論を繰り返したり簡単なことではないですが、

案出し→議論→調整 (最初に戻る)

正解の角度をあげていく為に、もっといいアイデアはないか?とチューニングを重ね「もの作りに真剣に向き合い模索しすることで、新しいインスピレーションに出会うことがある」ので、やっぱりデザインは奥が深くて面白いですよね..!



\ ビビッドガーデン新ロゴ誕生 /

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プレスリリース


さっそく新ロゴを展開したデザイン

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代表取締役社長の秋元が365日着用している食べチョクTシャツに、会社ロゴのリニューアルを記念して、袖の部分にビビッドガーデンの新ロゴをプリントしました✨(数量限定)



最後に


商品や広告などグラフィックのイメージを伝えていた時代から、「サービスを使う体験から生まれる感動」を目指し、そのイメージに沿ってブランディングを積極的に発信していく時代に変化していると感じます。


ビビッドガーデンメンバーは、「生産者のこだわりが正当に評価される世界へ」のビジョンを旨に、ブランドアイデンティティを確立し、生産者さんやお客さんと「ともにつくる」世界を目指していきます。


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2021年11月は株式会社ビビッドガーデン5周年🎉

今回の会社ロゴリニューアルを機に、第一次産業全体のサポートに全力で走り、新しい価値提供にチャレンジしていくビビッドガーデンの「想い」がみなさまに届くことを願っています。


最後まで読んでいただきありがとうございました!!


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食べチョクではデザイナーを募集してます!

私が所属する食べチョクのデザイナーチームでは、今回のようなブランディングをはじめ、本体webサイトや生産者さん向けサイト、またアプリ(iOS/Android)のUIの他、紙媒体やノベルティグッズなど幅広くデザイン業務に関わることができます。


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