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#SDGs
日本の伝統文化が直面している危機と文化を守る意味とは
9000年も前の縄文時代から現代に至るまで、漆は日本人の生活、文化を支えてきました。
東大寺などの仏像も、宇治平等院鳳凰堂、中尊寺金色堂、日光東照宮のような建築も、蒔絵や螺鈿といった技法を駆使した芸術品も、漆無くしては作れませんでした。
そして世界を魅了している和食も、漆を使って作られるお膳やお椀、お箸など漆器がなくては成り立ちません。
CHINAが磁器を意味するように、JAPANは漆器を意味
うみやまあひだ-森とハイパーソニックサウンド
素敵なドキュメンタリー映画を観た。「うみやまあひだ 〜伊勢神宮の森から響くメッセージ〜」
伊勢神宮には2回参拝させていただいた。宇治橋を五十鈴川の清らかな流れ。正宮に至る森の中の澄んだ空気感はこころが洗われるようで、改めて日々の感謝に思いを馳せる機会でしたが、今回観た映画はその伊勢神宮の森をテーマにしたドキュメンタリーです。
伊勢神宮は20年に一度式年遷宮が行われ、社殿は新しく作り変えられます
ウルシの植樹をお手伝い
ウルシノキの植樹のお手伝いをしてきました。
今回の植樹場所は岩手県盛岡市薮川という所。盛岡市中心部から車で40分ほどです。実はこの薮川という場所は、本州で一番寒い所と言われていて、氷点下30度になることもあるとか。
植樹地は岩洞湖のすぐ近くで、かつては畑だった所です。隣接地は太陽光発電のパネルが並んでいます。
植樹の予定本数は4日間で1000本。他のボランティアで集まった人たちと作業を手分け
奈良県曽爾村の漆プロジェクト-WEDGEにて紹介
奈良県曽爾(そに)村。すすきが一面を覆う曽爾高原が有名な所ですが、ここは古事記に漆の生産と漆塗りに関連する官を置いていた場所として登場する、漆文化発祥の地としても歴史ある場所です。しかしいつの頃からか、この地から漆は姿を消していました。
2005年から同村塩井地区の方々が漆の文化を復活させたいと「漆ぬるべ会」を立ち上げ、漆を植えて育てる活動を続けてこられました。しかしかつての漆の里とはいえ、漆を
季節に合わせた持続可能なものづくり
1年に1度、3ヶ月間だけ注文を受け付ける漆器屋さんがおります。漆とロック株式会社(貝沼航社長)さんです。
十月十日(とつきとおか)と名付けられたこのユニークなシステムで提供される「めぐる」という漆器の注文受付は12月半ば〜3月半ばだけ、数量は300組限定です。注文品が手元に届くまで春から秋まで何ヶ月も待たなくてはなりませんが、その間にメールや葉書でめぐるが作られる様子が伝えられます。
十月十日
つくる責任つかう責任と貧困・飢餓
SDGs12番めのゴールは「つくる責任つかう責任」です。人類は地球の資源を使って休むことなく、さまざまな生産をしています。そして同じようにそれを日々休むことなく消費しています。
現在、人類は地球1個が作り出してくれる資源やエネルギーに対して1.5個分を消費しています。この分だと、2030年には地球が2個必要になると言われています。
「つくる責任つかう責任」は、製造する側に対しては持続可能な方法