見出し画像

言の葉、生まれる。

第2回まるネコ堂芸術祭が始まった。今回の会期は4月24日(日)〜30日(土)までの7日間。23日に搬入を済ませ、ドキドキの初日は在廊して、ご来場くださった方とお話ししたり出展者の皆さんの作品を観たり、あっという間に一日が終わった。

エッセイや小説など仕事以外の表現の場を求めて自分の作品作りに取り組み始めてもう丸3年が過ぎ、4年目に入った。なかなかまとまった長編は書けてないのだけど、それでも書くことで少しずつ自分を前に進ませて来た。

まるネコ堂芸術祭は第0回、第0.5回、第1回と続けて出展して今回が4回目になる。思えば、芸大出身でアートや音楽、ダンスなど表現者に囲まれて来たにも関わらず、自分自身が表現する場を求めたことはなかった。それは周囲の凄い才能を目の当たりにして、どこかで遠慮し腰が引けていたというか、自分にはそういう才はないと思っていたし、裏方として表舞台に立つ人の役に立ちたいという気持ちが強かったからでもある。実際、kirariのお客様には芸術や表現に関わるお仕事をされている方が多い。

星をとおして様々なジャンルの表現者の方にお会いし、サポートさせていただく中で自分も何か内にあるものを形にしたいと思い始めたのは、ちょうど木星期を迎えた頃だっただろうか。その後、コロナ禍の影響で海外との行き来が減ったのも今思えば自分の内に向かういいきっかけになったのだと思う。

普段の仕事と並行して、時間を作って執筆や制作に臨む。じりじりというかコツコツというか、地味に自分の表現を探りつつ、形になりそうでならないもどかしさにも悩みながら、暮らしの中に表現の時間を持つことは自分の生き方を豊かにしてくれている。

ネイタルチャートで自己表現を扱う5ハウスには惑星たちがいない、POFがあるのみ。自分なりの表現を模索し始めて、5ハウスにも新しい風が吹き、空っぽだったお部屋にも光が射して来た感じがする。

今回の制作は当初の予定どおりとはいかなかったけれど、その中で得たものはたくさんあって、今はもう次の制作に向けて心が動き始めている。まさか、こんなこと自分がやるなんて思いもしなかったから、やっぱり人生は面白い(笑)人生の折り返し地点を過ぎて「表現」というものと新たに出会い直している。

若いときのような、周囲に認められたいという気持ちはもう何処かへ行って、ただ自分の心のままに制作することに没頭できるのは歳を重ねたからこそかもしれないな、そんなことを思ったりもする。

第2回まるネコ堂芸術祭のご案内はこちらです⬇️最終日の30日は私も在廊しています。ご来場いただいた方は今回制作した小さな作品をひとつお持ち帰りいただけます。内容は見てのお楽しみということで・・・

他の出展者の方たちの作品や演奏、ワークショップなどもぜひ、ゆっくりご覧いただけたら嬉しいです。皆さまのご来場をお待ちしております。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?