【Python】QRコードを作ってみよう
PythonでQRコードを作成するのは簡単で、初心者でも手軽に取り組めます。ここでは、Pythonのqrcodeライブラリを使ってQRコードを作成する方法を説明します。
1. 必要なライブラリのインストール
まず、qrcodeライブラリと、画像処理に必要なPillowライブラリをインストールします。これらのライブラリは、Pythonのパッケージ管理システムであるpipを使って簡単にインストールできます。
pip install qrcode
pip install Pillow
2. 基本的なQRコードの作成
QRコードを作成する基本的な手順を説明します。
import qrcode
# QRコードに埋め込むデータ
data = "https://www.example.com"
# QRコードを生成
qr = qrcode.QRCode(
version=1, # バージョン1(21x21のサイズ)
error_correction=qrcode.constants.ERROR_CORRECT_L, # エラー訂正レベル
box_size=10, # 各ボックスのサイズ
border=4, # ボーダーの幅
)
qr.add_data(data)
qr.make(fit=True)
# 画像としてQRコードを生成
img = qr.make_image(fill='black', back_color='white')
# 画像を保存
img.save("qrcode.png")
3. 詳細なオプション
QRCodeクラスにはいくつかのオプションがあります。以下にそれぞれの詳細を説明します。
version: QRコードのバージョン。1から40までの整数値で、QRコードのサイズを決定します。1は21x21の最小サイズ、40は177x177の最大サイズです。
error_correction: エラー訂正レベル。以下の4つのレベルがあります。
qrcode.constants.ERROR_CORRECT_L: 約7%の誤りを訂正できる(デフォルト)。
qrcode.constants.ERROR_CORRECT_M: 約15%の誤りを訂正できる。
qrcode.constants.ERROR_CORRECT_Q: 約25%の誤りを訂正できる。
qrcode.constants.ERROR_CORRECT_H: 約30%の誤りを訂正できる。
box_size: QRコードの各ボックス(ピクセル)のサイズ。
border: QRコードのボーダー(空白部分)の幅。デフォルトは4。
4. カスタマイズ例
QRコードの色や背景色を変更する方法を示します。
import qrcode
data = "https://www.example.com"
qr = qrcode.QRCode(
version=1,
error_correction=qrcode.constants.ERROR_CORRECT_H,
box_size=10,
border=4,
)
qr.add_data(data)
qr.make(fit=True)
# 画像のカスタマイズ
img = qr.make_image(fill='blue', back_color='yellow')
# 画像を保存
img.save("custom_qrcode.png")
5. まとめ
Pythonのqrcodeライブラリを使うと、簡単にQRコードを作成できます。基本的な使い方から始めて、徐々にカスタマイズや詳細な設定を学んでいくことで、様々な用途に対応したQRコードを生成することができます。初心者でも取り組みやすいので、ぜひ試してみてください。
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