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新幹線の発車メロディーは「缶ビールを開ける音」ですよね?

新幹線が発車する際、よく聞く音がある。
「プシュッ」、缶ビールを開ける音だ。

まだ、寝ぼけ眼の始発、みんなを起こす目覚まし代わりの「プシュッ」
出張帰り、「お疲れ様!」と言わんばかりの「プシュッ!」
今日は、みなさんで旅行ですか?うらやましいですね、週末の「プシュッ」「プシュッ」「プシュッ」

ビールを開ける音は、新幹線の相棒のごとく毎度鳴る(東北新幹線だけ?)

この、発車メロディーともいえる、ビール開封音には
少々性格が表れると、僕は思う。

基本的には、酒好きなので、その音を聞くと「いいねえ!」と
思うのだけれども
唯一、いらっとするビール開封音がある。ちょっとだけね。

それは、「プ……ッ………シュ…ウ……ウ……ウ」みたいなやつ。

お酒飲むのに申し訳なさそうな顔(音)してるやつ。
音が周りにできるだけ聞こえないよう、ゆっくりとゆっくりと開ける層がいらっしゃるのだ。

まるで、母親にイタズラがばれそうな子供のように。まるで、お酒を飲むのが悪いことかのように。

せっかく飲むなら威勢よく、豪快に、おいしく飲めよ!缶ビールは、あの音も込みで美味しいんじゃないか!

どうせ、匂いで酒飲んでるのは分かるんだから、思い切って開けてくれ!

え?そりゃ羨ましいよ。ちょっと、いいなあって思っちゃうもん。でもね、だからこそ!だからこそ!

飲むならちゃんと飲んでほしいわけ。ホントにお願いします。

むしろ、夕暮れ差し込む座席に腰かけて、革靴脱いで、ネクタイ外して、駅弁開けて、「プシュッ!」と豪快にやってくれる

おっさんリーマンのほうが何倍も応援できるよ。お仕事、お疲れ様!

飲めるときに飲む、飲めないときは、我慢する。お互い様でしょ。

みんなが、こんな風に思ってくれたら、たくさんの人が豪快に開けられるのに。そんな社会になったら、いいな。

まあ、そういう僕も、ちょっと申し訳なさそうに開ける側の小心者なんだけどね。みんなで意識改革してこ。

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