ゲームのルールを変えて楽しむ
ゲーム、スポーツのルールを改良する話の続き。
もちろん改良してしまうとおもしろくなる反面で、「何そのルール〜!?」となってしまうためオススメはしないが、普通にやるとそれこそ体格や身長差、それに年齢差や性別ゆえの「差」が大きくあってゲームにならないという場合はやってみてもいいかもしれない。
もしくは息子さん娘さん、それに自分が働いているところで、こどもにトレーニングさせることなどがある場合はルール変更することによって効果的になる”場合がある”。
いちばんいけないのが、「えこひいき」や「自分が勝つ」ためにルールを変更しようとすることだ。たとえば「かわいい女の子に勝たせたい」なんて考えて「……ちゃんだけは特別ー!」などと言わないことだ。それはもう本当にだめ。先生とか親をやっている意味がない。
という無駄話は置いておいて。
「指スマ」というゲームをやったことがあるかな?
そんな風に呼んでいなかったかもしれないな。
僕なんかはこどもの頃「指スマ」なんて呼んでなくて、特に名前なんてなかったので、指の形を作って「コレやろうよ」なんて言ってゲームするときの指の形を作っていた。
というか、名前が無いゲームなんてあるんだな…。
参加人数は無限だが、「おもしろいな」と思えるのは5人くらいまでだろうか。
ルールの説明を一応しておくと…
まず、親指を立てて「グッドの形」で両手を作り揃える。
指は寝かした状態でみんなの見えるところに出す。
「せーの」とか「いっせーのーせ」という掛け声と共に数字を言って、親指を立てる。
この親指を立てるのは自由だが、自分を含めて全員の親指の本数の数字を言うことができる。
もし3人でやっていれば0〜6までの数字、5人だと0〜10までの数字だ。
せーので言った数字と同じ本数の親指が立てば片手をひとつ下ろす。2回言い当てて両手を下ろすことができたら1ゲーム終わりだ。
このゲーム、簡単ではあるが、ちょっとした戦略と駆け引きが加わるともっとおもしろくなるだろうと思って考えていた。
ここでこんな要素を追加する。
①勝利者は皆が指定した得点を目指し、いちばん早く得点を稼いだ者が勝つ(10点とするなら、皆10点稼ぐまでがゲームだ)
②言い当てた数字はそのまま得点になる
③1ゲームでいちばん早く手を降ろせた者は、a)自分に3点の追加 b)誰かの得点を2点減点できる、の aかbを選択することができる
目的は手を下ろすことだから、自分だけ親指を上げて少ない数字で手を下ろしたいところ。しかしだ、言い当てた数字はそのまま得点として入るとするとたくさん親指が上がっている時にしたい。ただ、コツコツと得点を稼がなければそもそも得点が入らない。そのあたりの駆け引きだったり作戦を練る必要が出るかと思った。
③のところで、早く手を下ろすことができた者には得点が追加か誰かの得点を減点かを選択できるわけだが、3点の追加のみだと「誰かが勝利の得点まであと1点」という危機的状況が生じた場合に、自分の片手だけの得点でも勝利してしまうため「2点の減点」も追加してみた。勝利点まであと1点のひとの点を2点下げることによって自分の手の点数では上がれないということになり、その辺の駆け引きも生じる。
つまり、自分が早く上がって3得点を得たいところなのだが、他の誰かはあと1点で上がってしまう。そういうもどかしい場合に2得点減点することで勝利チャンスを少なくも得ることができる。という作戦を練られる。
なんていう具合だ。
早く上がってしまったらそれで終わり。というゲームに「駆け引き」と「戦略」を追加してみたのだが…どーだろうか。
もしやってみる機会があったら感想を聞かせて欲しい。
盛り上がる仕掛けだな、これからの僕は。