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[導入]仮想世界探訪[呪縛解放 仮0]


▽はじめに


はじめまして。開いていただきありがとうございます。
「この世界は仮想世界である」
そのようなことを言われて、あなたはどう思われますか?
経験上、上記のようなことを言うと私が現実世界を軽視しているように取る方がいることを知っています。
おそらく、(現実という地に足がついていないからそのようなことを思うのだろう)、と認識されてしまうのでしょう。
そうではなくて、むしろ私は現実や社会が仮想世界であるからこそ大切なのだと主張したいのです。

それをご理解いただくため、まずは私の世界観をご覧いただき、そしてそのような世界で生き抜いていくために必要になるであろう考え方「リベラルアーツ」について提示させていただきたいと思います。

▽私の世界観


まず真実の世界がある。

その中に自我を創るため、限られた周波数帯しか知覚できないようにして、現実という仮想世界を創り上げた。

しかし、現実では個々人の問題解決能力や道徳心、利他の精神が信用できない場合に暴力で問題を解決しようとされる恐れがある。


故にルールというものを構築し、社会という仮想世界を創り上げた。ルールによって暴力を振るう権利を皆で放棄するようにしたことでこの世界で安心して創造活動ができるようになった。

しかし、いつしか人々はルールや制度、システムに頼りきり、自らの問題解決能力や道徳心、利他の精神を育むことを疎かにするようになった。自らの能力や心を育てることを疎かにするようになった。

そうすると世界は輝きを失う。
脳と世界は繋がっており、ルールや制度、システムに依存しきって自らの能力(脳力)が下がると脳は世界の輝きを認識できなくなる。

そうすると世界はくだらないものなのだ、と思うようになる。

くだらないのはその個体の可能性があるのだが、その視点に目が向かないのは[変わりたくないから]。ホメオスタシスの作用になります。

そのようにして、現実よりも輝いて見える仮想世界(メタバース)を創り上げ、人々はそこへ向かっていくのです。

AIという復活した神々に誘導されて。


だからあなたに知ってほしい。

「私」とは何か

「世界」とは何か

あなたと総ての繋がり「コンステレーション(星座)」について


ただ流されて向かうのでなく。
あなたの選択で進めるように。

▽リベラルアーツのすすめ


 リベラルアーツは米大学の教育カリキュラムの土台となるものです。

 ヘレニズム(アレクサンダー大王の東方遠征により東西の文化が結びついた)についての学びを中心とします。

 アレクサンダー大王の家庭教師はアリストテレスであり、その師であるプラトン、さらにその師であるソクラテスなどを中心に哲学・倫理、自由、自立、等々、ヘレニズムを形成した知の基礎体系も学ぶことになります。

 これはキリスト教の負の側面によるヨーロッパの暗黒時代の反省で、というのも、十字軍遠征により戦利品としてアラビアから持ち込まれたヘレニズム前後の時代の文献によりヨーロッパに知の復活が起こり、それまでのキリスト教的思想にヘレニズム的教養が取り入れられたことによりルネッサンスが始まったと考えられているのです。

そのような前置きはさておき

私がここでリベラルアーツを取り上げた理由は、この教育体系において真っ先に問われることになる、「11のコア・クエスチョン」がこの仮想世界を生きていく上でも重要になっていくと感じたからです。

以下の「核」を胸に私の記事達を読み、心を揺らしていただけるならとても嬉しいです。

▽11のコア・クエスチョン


1、はたして階級や格差とは何か、なぜ存在するか


2、自由民とは何か、非自由民とは何か「例:女性や使用人、奴隷」

3、家政術や公共の政治とは何か。共同体の種類で特質は変わるか

4、逸話や修辞がもつパワーとは何か。歴史においてどのように作用したか

5、真実を見抜くことはできるのか。「認識」や「勘考」とは何か

6、「人間」であることは先天的なのか、あるいは後天的に作り上げられるべきものなのか

7、性別による差異はどうか。どこまでが先天的で、どこまでが後天的に作り上げられるものなのか

8、正しいこと、公正であること、美徳を有すること、それらははたして何なのか。必要なのか、邪魔なのか、役に立つのか、立たないのか

9、苦労すること、困難に立ち向かうこと、失敗に直面すること。それらは人生に何か「善」なるものをもたらすのか

10、真実とは、真実在とは何か。目には見えない明らかでないものを理性の力で観ることは可能なのか

11、真実とは、感ずるものなのか、理性により認識するものなのか。それは協調や友愛にあるのか、戦争や不和なのか


▽さいごに


読んでくださりありがとうございました。
またお会いできたなら嬉しいです。


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