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周りの変化に憧れて

この夏、未経験職に転職をしたが、正直20代後半の年齢も手助けしてくれていた。何かを始めることに遅いことはないと考えているが、早いに越したこともない。転職先は意外にも波風立たず、まだまだチュートリアルな仕事だけを日々こなしている。前職よりも距離が遠くなった人間関係は希薄で、雑談がめっきり減ってしまった。けれど、生まれ育った地元でアプリに頼って出会いを求めるのもなんだか気が引ける。

高校の時の部活のラインが今年も動いて、「A子ちゃんが結婚して韓国行くから、集まろう」と当時の部長が泣き顔の絵文字と一緒に日程調整を促していた。A子ちゃんは地元を出て少し離れた都市部で高卒で働いていた。私よりも何年も先に社会人をして、いい人と出会って国際結婚である。

私の周りにはかなり行動派の面々が揃っており、1人で旅に出る友達が多い。そんな中で誰かと出会って、自分の輪を広げている。尊敬しかない。どうしてもそんな友達と自分を比較してしまう。「新しい何かに向かって動く」ことが羨ましく、そうではない自分の不甲斐なさが痛い。

きっと、この先何をしてもどう動いていても自分に納得することはないような気もする。やりたいことをやって、いきたい場所に行って、新しい出会いを積極的に作っていく人生をきっといつまでも羨ましいと思い続けている気がする。そんな自分も嫌いだし、変えられない。それも自分次第。

明日は、お昼に会社を出てど田舎の喫茶店でも開拓してみようと思う。長い時間をかけて転職した。次は何をしようかな。

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