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3年住んでわかった、シェアハウス生活のリアルな姿とは【脱・一人暮らし】

「シェアハウスてどんな感じなんだろう?」

そう疑問におもったことはありませんか?

ぼくは2016年に上京してからこれまでずっとシェアハウスに住んでいます。

最近はシェアハウスを運営する業者も増えてきてますし、某番組を歯切りにシェアハウス生活を始めた人も多いとおもいます。

しかし、そんなシェアハウスでの生活に興味があっても、なかなか一歩踏み出せない人もいることでしょう。

今回はぼくが大人数のシェアハウスに3年住んだ経験を基にどういった感じの生活なのか、またシェアハウスならではのメリット・デメリットを書いていきたいとおもいます。

あなたがイメージするシェアハウスはどんなもの?

唐突ですが、シェアハウスと聞いてどんなことを思い浮かべますか?

某テレビ番組、テ○スハウス?
リア充?
若者の集まり?
イケイケな男女?

いろいろ想像するかとおもいますが大方間違いではないでしょう。

実際には起業家限定、趣味が同じ人限定、女性専用、20代・30代限定など運営会社や物件によって様々なコンセプトの物件があります。

なぜシェアハウスに住むことになったのか?

ぼくがシェアハウスに住むきっかけを少しだけ書きます。

元々興味があったというのもありますが、それ以外にもいろいろ理由があってシェアハウスに住むことにしました。

例えば、以下の理由です。

・家具家電を揃えるのが面倒くさい。
・一人暮らしの生活に飽きた。
・一人暮らしは暇過ぎる。
・地元から離れてるため知り合いを一からつくる必要ある。

ぼく自身は2014年に親元を離れて以来、これまでに転勤や転職やらで5回引っ越し、3県移動してきました。

上京前も全て家具家電備え付けの物件でしたので、自分の家具や家電はほとんど持ち合わせてませんでした。

そのため一人暮らし用にわざわざ新しく買う、レンタルするなど手間もお金も煩わしく感じていました。

そしてもうひとつあります。

友達が欲しかったのです。

大学卒業後の2年半、一人暮らししてました。

そこで痛感したのは【一人暮らしはめちゃくちゃ暇だ】ということ。

そして【学生以降に友達をつくるのは意外と難しい】ということです。

地元を離れていざ友達をつくるとなると、まず趣味のイベントに出向いたり、ネットで社会人サークル探して入って、関係を築くなど様々な方法がありますよね。

ぼくもこのような方法で飲み友達やお出かけするお友達は確かにできました。

しかし、これがなかなか続かないんですよね。

休みが合わない、グループが出来上がって入りづらい、そもそも地元の子もいるので基本地元優先する、という理由で会う頻度もあんまりないんですよ。

なので、一緒に住んでいれば自然に友達もできて、荷物も少ないから一石二鳥だと考えました。

幸いにも関東圏には多数のシェアハウスが運営されています。

これらを踏まえシェアハウスに住みたいと強く思いました。

※シェアハウス以外にもソーシャルアパートメントという住居形態が存在しますが、違いについては以下を参考にしてください。

ぼくが住んでいたシェアハウスとは?

ぼくが以前住んでいたシェアハウスは全部屋個室約50人規模のシェアハウスです。

シェアハウスの中ではおそらく中規模〜大規模の部類かとおもわれます。

シェアハウスは1軒屋の10人以下の物件から200人以上の超大型の物件まで多数存在しますので、その中間に該当する物件です。

ぼくは3年間お世話になり、結構快適に過ごせました。

個室以外にも広い共用キッチンリビングラウンジを備えていたので、住人同士の交流が生まれやすい、ソーシャルアパートメントの色が強い物件でしたね。

ここは物件のコンセプトによって大きく異なります。

大人数シェアハウスに住むメリット

前述のようにシェアハウスと言っても様々ですが、ぼくが経験した大人数・大型のシェアハウスに住むメリットをお伝えしていきます。

メリット1 月々の家賃と共益費が安い

まず気になるのは家賃だとおもいます。
ぼくの場合は月額7万円程度でした。(家賃+共益費)

これは住む部屋によって、また入居時期によって家賃は個人差がありましたが、共益費には水道・ガス・光熱費・ネット代・清掃費・共用備品代全て含まれていました。

特に激安物件でもない限りは、一人暮らしの1Rや1Kでもトータル費用が7万前後で抑えられることは少ないのではないでしょうか。

ただし、都心や人気エリア(例:恵比寿、吉祥寺、麻布、明大前など)にある大型シェアハウスは比較的高めです。

共益費込みでも1ヶ月10万円前後の物件が多い気がします。

やはり都心から離れるほど安くなる傾向があります。

メリット2 家具・家電が揃っている

個室の家具家電の品揃えは物件によって様々ですが、共用部を含めると生活に必要な家具や家電は一通り揃っています

例えば、洗濯機や冷蔵庫、電子レンジなどは入居者なら誰でも自由に利用できます。

ぼくが住んでいたところは、洗濯機も冷蔵庫も設置台数は比較的多かったほうだとおもいます。

物件によっては洗濯機や乾燥機を設置しているものの、コイン式だったりもします。

個室もベッド・机・椅子・冷蔵庫が備え付けられていたので、入居その日から普通に生活することができました。

初期費用を抑えられることは非常に魅力的なポイントですよね。

メリット3 住人同士の交流が生まれる

大人数のシェアハウスのメリットてここだとおもいます。

もちろん共用部に顔を出すなど自分を知ってもらう努力は必要ですが、最初を乗り切ればそこに交流が生まれやすくなります

ぼくが住んでいたシェアハウスでは、定期的にパーティを開催したり、少人数で飲みに言ったり、宅飲みしたり、共用部のテレビで映画鑑賞したりと交流の機会が非常に多かったです。

出身、年齢、性別、国籍、職業。

様々なバックグラウンドの人が同じ屋根の下で自由に交流していると、自分とは異なる価値観や経験を享受できるので、新しい発見があったりします。

しかし、時には一人でいたいときもありますよね?

そんな時は自室に篭ることもできるので、一人の時間と団体での時間の両方を楽しむことができました。

大人数シェアハウスに住むデメリット

もちろんメリットばかりでなく、デメリットもたくさんあるのでお伝えしていきます。

デメリット1 ちょっとしたことがトラブルを生む

これはどんなシェアハウスにも当てはまりますが、共同生活をする上でルールを厳守することはもちろんですが、個人の倫理観なども大きく影響していきます。

自分にとっては当然のことでも、他の人にとっては非凡で不快にさせることもあります。

例えば、洗濯機。

洗濯したままずっと放置する人がたまにいました。
次の人が洗えないばかりか、夏場だと異臭を放つこともあります。

これ嫌ですよね?

しかし、本人は洗濯を忘れていたり、翌日に取りにくるのが当然と考えていることもあり、その場合は周囲にかなり迷惑をかけますよね?

こういうことは結構起こったりします。

他にもキッチンに自分が使った食器を洗わないまま放置したり、他人の所有物をパクったり、真夜中でもラウンジで騒いでいたり、食べ残しを冷蔵庫に何日も放置したり。。。

例を挙げればキリがないですが、お互いが気持ちよく快適に暮らせるように配慮することが求められます。

決して価値観の押しつけはダメです。トラブルの基になります。

デメリット2 家電やキッチンなど使いたい時に使えない

デメリット1と重なる部分はありますが、洗濯機や乾燥機を例にすると、やはり使いたい時に別の誰かが利用していて使えないといったことが引き起こります。

こればかりは運もあるので、仕方ないですが、やはり使いたいタイミングで使えないのは共同生活のデメリットだとおもいます。

一人暮らしだとそんなことに気を遣うことはありません。

キッチンも同様です。

広いキッチンではありましたが、それでも20時前後など人が集中する時間帯は埋まってて使えないことがあります。

そこは住人同士で譲り合いながら使うべきなのですが、じっくりと料理したい時はデメリットになりますね。

デメリット3 人間関係が少々面倒

大人数のシェアハウスだと交流が生まれ、友人ができやすいというメリットもありますが、共同生活だからこそ他人の嫌な部分も見れてしまうこともデメリットかもしれません。

自分とは気が合わないと感じるような人もいます。また、他人の人間関係を意識して過ごすこともあります。

特に男女間の恋愛関係はその象徴でしょう。

同じ家に住んでいる訳なので、当然一部は男女の関係が生まれます。

それ自体は良いことだとおもいます。
共同生活しながら同棲のような生活もでき、お互いのことをよく知れるので、恋愛したい人にはシェアハウスという選択肢も有力だとおもいます。

しかし、それが原因で面倒なことも起こります。

特に別れた時です。

それまで仲の良かった二人が別れると、お互いが意識してるかのごとく同じ空間に居合わせることがなくなります。

やはり周囲も多少気を遣ってしまうので、結構面倒だったりします。

こういった煩わしさはシェアハウスの悪い意味での特徴かもしれません。

まとめ

以上、ぼくが3年住んでわかった大人数シェアハウスのメリットやデメリットをお伝えしてきました。

列挙したもの以外にもメリットやデメリットはたくさんあるのですが、全ては書ききれないので割愛します。

シェアハウスに興味があるけれど踏み出す勇気が湧かない人、シェアハウスに憧れているけれどどんな生活なのか知りたい人、以前シェアハウスに住んでて他のシェアハウスの生活ぶりが知りたい人が少しでも次の行動の参考になれば良いとおもってます。

快適なシェアハウス生活を送るためにも是非参考にしてください。

あなたのシェアハウス生活にグッドラック!


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