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【読書感想】糸

こんにちは、Yui Kinouです。

本日も連続投稿を継続できました!

今日は9月17日のnoteで
セールで購入したことを載せた
本を読み終えました。

▼こちらのnoteです

昨日、読書感想を書いた本もですが、
11月になってようやく手をつけました・・・。

早く読めよ、と思われそうですが、
まだまだ他にも積み本がある幸せを
感じる私です・・・。

いや、自分でも早く読めよと思いますよ!

というわけで、読んだ本の感想です!

林民夫 (著)

内容(「BOOK」データベースより)
北海道で生まれ育った高橋漣は、花火大会で出会った園田葵に一目惚れ。彼女が義父から虐待されていることを知るが、まだ中学生の漣には何もできなかった。それから八年。漣は地元のチーズ工房で働き、葵は東京にいた。遠い空の下、互いを思いながらも、すれ違いと別れを繰り返す二人。それぞれの人生を歩んできた男女が、再び巡り逢うまでの物語。

購入時期には、映画が公開されたばかりのため、気になって購入しました。

普段、ファンタジーや時々怖い話、
ちょっと変わった設定がある本ばかり
読んでいたので、現代の恋愛ものは
自分に合うのか心配でしたが、
問題なく読めました。

現代らしい恋愛なので取っつきやすい印象。

また、展開がとにかくリアル。

なので、一人の人間の人生の軌跡を
追っているようで、とても面白かったです。

人生で関わった人間が少しずつ繋がっている、
たまに途切れる人もいる。

自分の今、繋がっている人、
かつては繋がっていた人とかを自然と思い浮かんだりして、
人生の振り返りをした気分になって読めました。


ただ、視点が変わる。すごく変わる。

主人公の漣、ヒロインの葵、漣の友人、
葵の友人、漣の友人の再婚相手、
漣の結婚相手、葵の……と変わる。

また、章のタイトルに視点が誰で、
平成xx年とも書かれているので
問題ないように思えましたが、
その視点内で何度も過去を思い出したり、
現実に戻ったり、かと思えば1行挟んで
また過去へ戻る。

特に、過去を思い出している、
という誘導するような文もないので、
あれ、今どっちの話??と
混乱することが多々ありました。

章に平成xx年と入れるぐらいなら、
過去の回想は過去の章を作れば
もっと読みやすかったんじゃないかなー
という印象。

過去への葛藤が伝わるし、
登場人物一人一人の心情もよく分かったけど、
その辺りがちょっと合わなかった。

ただ、前述の通り、自分の人生、
繋がっている人などを振り返ることも
出来たのですごく良い本でした。

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