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HSP人間が外向的フィジカル営業マンタイプの上司と闘う話 episode1

前置き:
その1、episode0から1年以上経過し、お届けできるストーリーのストックが両手では数えきれない数になっている。少しずつ、素人の語りではあるが自分の言葉で、なおかつ可能な限り客観的な視点で記していきたい。
その2、ストーリを日々手元に書留めていくうえで気づいたことは、私自身が(悪い意味で)影響を受けたのは外向的フィジカル営業マンタイプの上司だけではなかったこと。その点も、順を追ってつまびらかにしていこう。
その3、あるタイミングで脳波計測を実施した。その結果、ASD、ADHDの複合型グレイゾーンの脳波が計測された。この事実をもって、今後、いくつかの特性を自覚しながら社会人として生きていく方法を見つけようとする経緯なども記事にしたいと考えている。

それでは、本編に入ろう。


HSP人間が外向的フィジカル営業マンタイプの上司と闘うシリーズ
episode1: 鼻で笑ってくる上司は周りに関心がない

読み手のみなさんは、週次、月次、あるいは毎日、
自分の仕事の進捗に加えて今後発生し得るリスクや回避策などなど、
上司に報告・相談することはないだろうか。

タイトルにある「鼻で笑う」は
いましがた列挙した、何の変哲もない日常的なビジネス会議の中で行われた相手の所作である。

鼻で笑われる、とは
まずもって受け手がどうとるか。以下の3つの順でメッセージを受け取っていく。

1. 自分の話が相手に軽視されている
2. 内容云々の話ではなく、自分が発言すること自体が相手が受け入れようとしていない
3. つまりは、相手からの敬意が感じられずむしろ侮蔑を受けている気分になる

もちろん、1度や2度、どころじゃない回数そして頻度で受け取るメッセージであるからして、
体験したことがない方でも、上司と顔を合わせるたびにそのような扱いを受け続けると想像していただければ、ここでの情景を描きやすくなるのではないかと思う。

当時の自分には疑問しか浮かばなかった。
(理解しようなどというのはそもそも無意味だったのだが、)
なぜ、自分の意見・アイデアが軽視されなければならないのか、
なぜ、自分の発言自体が相手にとって軽視すべきものとみなされているのか、
いわゆる「まじめ」「完璧主義」「HSP」のと空調に該当する人間からすると、
まずは自分自身に原因を探し始める。

いくら自問自答を繰り返そうが、
これまでの相手に対する自分の挙動を振り返ろうが、「それらしい」理由も見つからない。
だが、行為は続くわけなので日々無限城をさ迷い歩くような感覚で、
時には命綱の無い綱渡りをしているような感覚に貶められながら働くことになる。

出口のない霧の中に身を置くような気分で仕事をしていると、
本質的なこと、仕事であれば業務それ自体に対して身が入らなくなるのだが、みなさんは想像できるだろうか。
じつに、無駄、もったいない、としか言いようのない状態である。

仕事は好きで精魂込めて会社に貢献したい思いに相反して、
人間関係なんぞに自分のエネルギーを割いていなければならない悔しさも抱え始める。ジレンマに似た感覚だろうか。
矛盾した状態・感情が自己嫌悪や疲労を無尽蔵に生成し、
気力体力を奪っていくという、なんたる負の循環。

解決策はない、だが回避策はある。


既にお察しの通り、
いくら考えようが、その場で相手に聞かない限り答えは得られない。
一方で、相手の意図を確認したところで解決になるかというとそうではない。

冒頭の「なんで?」が明確になった瞬間は気持ちが軽くなるかもしれないが、相手の行動が変わらなければ、自己嫌悪スパイラルへの導入を突き進むことになる。
何故なら、無意識、または故意に相手を「鼻で笑えるような人間」は、
相手への影響など思いもつかないし、考えようとも思えないだろう。
人間は、自分の行動を認知したうえで強く変化の必要を感じなければ変わろうとしない。

また、事実として、、、

第三者が他人を変えることはできない。

仮に、相手に対して変化を促すことはできたとしても、
相手自身が変わることを決意し行動を起こさなければならないからだ。

かといって、希望がないわけではない。安心してほしい。
根本的な解決策はないが、回避策ならある。
いずれも、「自分自身を守る」ための対策だ。

1. 自分が成長する機会として楽観的に捉える

また、悔しい思いを抱え続けた苦しい体験なのだが、
「何事も直面することには意味がある」と考えてみよう。
物事の見方、受け取り方の角度を変えるだけで
直面する状況に対して抱く気持の重量が劇的に変化する。

もうひとつアドバイス、
自分自身に原因を見つけようとするほど優しいみなさんは
相手よりもよほどできた人間であり、
周囲の人間を息をするのと同じように無下に扱える人間は
「かわいそうな人」と思うことも、
角度を変え方として、推奨する。

2. 置かれた状況を俯瞰する(メタ認知)力を養う

なぜ、自分ばかり、あるいは
あなたの苦しみの原因である人間を追及できないのか。

おそらく、あなたの視野が極端に狭まっている可能性がある。
予想だにしなかった相手の振る舞いに対して、
どう受け止めたらわからないときに、特に起こりやすい現象だ。

すると、混乱と同時に感情が昂ぶるのだが、
この時に、理性がストッパーにならず、
感情のままに相手の振る舞いに迎合してしまうのは避けたい。
無感情な人間に対して、自分の気持ちの丈をぶつけた時点で相手の思うつぼ。相手からのさらなる猛攻が待っていると考えてよい。

なので、ショックで思考が停止したら、
ゆっくりでいいのでまずは自分の感情と向き合い、受け止める。
次に、「相手のどんな言動に対してこの感情を持ったのか」を分析してみる。

そうすると、「なぁんだ、またいつものか」という気づきがあり、
相手の無礼を「受け流す」体制に入ることができるはずだ。
あるいは、相手の言動に対して感情的に反応するよりも、
仕事の遂行、であったり、「ほかにもっと重要な物事」を視野に入れられるはずだ。

オススメは、「呼吸」、特に深呼吸。
呼吸とはよくできたもので、脳に血液を送る手伝いをしてくれると同時に、
相手との心的距離をとるための間を設けてくれる。

3. 職場を離れる

3つ目に書いてあるからといって、最終手段にすべきとは思わない。
身体的・心的に苦しみが現れているなら、即座に
相手や職場そのものから身体的距離を取るべきだと考えている。

なかには「どんな相手も言えばわかってくれるよ」や
「お互いに成長する機会として、あなただけ職場/部署をを異動するの?」と
親切心を装いながらあなたを説得する人間が現れるかもしれないが、
全て無視していい。
あなたが一念発起し、行動に移したり、引き続き我慢を続けたりしても、
あなたが望むような結果が得られるとは限らないからだ。

試練の要否や、試練を乗り越える場所はあなた自身が決めるものである。
そして、自分の身体や心の状態を一番理解しているのも、あなただ。

最後に

結局自分ばかりが割を食うじゃないかと肩を落とされている方もいるかもしれないが、これまた安心してほしい。
あくまで、みなさんが、
自分を苦しめてきた人間に対してネガティブな感情を向けずに、
少しでも心軽い日々を送ってほしいのでお伝えするが、

 因果応報を待ち、自分が手を下す必要はない

ことを心に留め置いてほしい。
他人に害をもたらすような立ち振る舞いをする人間には、
その人の人生のうちどこかのタイミングで
何倍にもなって返っていくのができている。

私と似た境遇にある方々へ、
ひとりでいても、頼れるひとがいても、
少しでも生き方のヒントになれば幸い。




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