実録インフルエンザ (;´д｀)

2021年6月、山羊メイルさんの ＃勝手に自意識過剰の再放送 に入れていただきました。2019年12月、感染症が広がる直前の出来事です。

インフルエンザにかかりました。

しんどくて寝ているだけの数日でした。熱を出して寝込むのは久しぶり……と書こうとして8月にも寝込んでいたことを思い出します。こんな身体の弱い人間ではなかったと思うんだけどな。年か？

だって予防接種をしていたんですよ、かかってしまう二週間とちょっと前に。そろそろ効いてくるかなと思った矢先にこれですからね。効かないタイプのウィルスだったのか、抵抗力がとても落ちていたのか。それとも本来はもっと酷いはずだったがそこまで悪くならずにすんでいるのか。

よくわかりませんが自分のためにちょっと時系列で整理しておきます。あまりにもマッチしたイラストがあったので山田スイッチさんのものを使わせていただきました。ありがとうございます。

０日目

朝からなんだか咳が出ていました。あれ、風邪かな？　乾いた咳で、咳き込むほどではないですが喉の最奥が痒くて出てくる感じ。
変だと思ったのは軽い咳なのに出ると口の中に血の味が広がるのです。胸の奥底から出てくるようであんまりよろしくない。なんか嫌だなと思ったものの、その時は熱も出ずそのまま出勤しました。

あ、こりゃ風邪だ、と確信したのは夕刻。外勤で人がいっぱい集まる場所に出かけ、終わって帰る頃でした。なだれ込むように帰宅したらもうだるくて起き上がれません。家族に後を頼み、ひたすらゴロゴロします。でもこの時もまだ微熱で、いきなり高熱じゃないからインフルエンザではないと思っていました。ここで市販の総合感冒薬を服用。

１日目

明け方に一度、しんどくて目が覚めました。熱が高い感じがします。測ってみたら38.4度。この時はじめて（あ〜来ちゃったかなインフル）と思いました。

改めて朝起きたら声が出ません。喉が腫れまくっています。覚悟を決めて医者を受診しました。医者で測ると熱は37.2度と低いんですが、体内から熱い空気が息と共に吐き出される感じで体感は全然37度台ではありません。苦しいし痛いししんどいしだるい。鼻の奥を綿棒でグリグリされた後、ものの５分程度で結果がでました。A型です。

タミフルと咳の薬が処方され、五日間外に出ないようにと医師から言われました。五日は最低ラインであって、熱の下がり具合が芳しくなければもっと、ということのようです。

すでに朝、職場に「今日休みます」の連絡を入れていたのですけれど、改めて「明日も明後日も出られません」と電話しました。「◯◯と××は延期に」「△△については代理を立ててください」などとお願いします。
これやっちゃうと後が大変になるんだけど仕方ない。今は寝ているしかありません。

熱は上がったり下がったり。下がるのは多分、処方された鎮痛解熱剤を飲んだからでしょう。熱がウィルスをやっつけるのでむやみに下げるのもどうか、という知識は持ってますが、それより身体が辛い。眠れなさそうだったので夜も解熱剤を飲みました。

２日目

解熱剤を飲んだはずでしたが朝の３時半にしんどくて目が覚めました。身体中熱いです。そしてものすごく頭が痛い。腰と背中と関節も痛い。横になるとかえって頭痛が増すので起き上がってしばらく毛布にくるまっていました。タミフル本当に効いているのか？

その後も眠れないので台所に這っていき、ごそごそと漁ってホットミルクに蜂蜜を入れて飲んだ後、もう一度解熱剤を投入しました。昨夜飲んだのは10時半でいまは朝の5時ですから大丈夫でしょう。気持ち的には解熱というより鎮痛の方を優先しましたね。

わたしは頭痛持ちなんですが、メインは緊張性頭痛で、肩こりなどからくるものです。今回のはめずらしく偏頭痛的な痛みで参りました。この２つは同じ頭痛といっても痛み方が違います。今回は脈と一緒にズキンズキンしてたまりません。光もまぶしいし吐きそうになります。高い熱のせいでしょうか。これまで熱でここまで痛くなる経験はなかったんですけど。

あまりにもしんどくて、一日中、寝たきりでしたが眠くても全然眠れません。時折10〜15分ほどウトウトするのみ。解熱剤でいったん37度台の後半まで下がったものの、昼前からまた復活、午後には38.5度まであがりました。

今回熱が出てわかったのは、
　38度台だと苦しい
　37度台後半だとまだ我慢できる
です。
30代の頃、育児と仕事に追われてボロボロで、年に数回40度の熱（インフルエンザではなく単なる風邪で）を出していましたが、あの頃は38度台はまだ平気でした。加齢で体力が落ちたのか？

今回は、38度を超えると身体のいたるところが痛み出し、寝てても起きてても苦しいです。もちろんこれは個人差の大きいところでしょう。ネット検索したら典型的なインフルでは２日目あたりまでが高熱で、その後は下がっていくようでした。むむむ、早く下がってくれ。がんばれ自分の免疫力。
でもタミフルを飲んだら一日早く良くなるんじゃないの～？  なんで２日目なのに下がらないのさ？　ひーひー

３日目

朝です。おや、少し熱が下がったようです。

タミフル様（いきなり「様」がつく）が力を発揮してきたのでしょうか。寝る前に飲んだ解熱剤の効果はもう切れていると思うのだけど、なんと37度台の前半まで下がっていました。

身体が軽い！　
楽だ！　

まだ熱はあるし、胃はどんより重くてあまり食べられないし、起き上がるとめまいもするし頭も痛いのですが、それでも昨日とは雲泥の差です。

タミフル様ありがとう！　
予防接種ありがとう！　
わたしの免疫力よく頑張った！（まだ終わってないけど）

家族が仕事に出払った後、ヨロヨロと起きてきてフレンチトーストを作って食べました。調理できるくらい楽になったと自分でも驚き。昨日は立っていられませんでしたから。熱が下がってきて汗をかいたのでパジャマもシーツも洗濯機に放り込んで新しいシーツを掛けました。おお、こんなこともできる。動くとゼイゼイするけど。

あまり動きすぎてまた悪くなってもイヤなのでおとなしくしてましたが、このまま熱が上がらなければうれしいなあと思いながらゴロゴロ。

幸い夜には36度台の平熱に近いところまで下がってきました。インフルエンザの場合、一旦下がってからまた上がることもあるというので祈るような気持ちです。このまま治ってくれ〜〜

４日目

熱は上がりませんね！

眠りにつくのは遅かったのだけど、６時間寝て起きました。歳をとってから、健康な時でもたくさん眠れなくて６時間くらいで起きてしまうので、これは平常運行。むしろ元に戻ってきたと言うべきでしょう。よしよし。

 しかし喉と鼻の「一触即発」な感じは続いています。さらに胃の気持ち悪さも。頭の芯はまだ軽く痛いですね。でも一昨日と違って我慢できないほどじゃありません。
もしかするとタミフルの副作用もあるのかなと思って調べてみました。寝てばかりなのでスマホ検索が息抜きなのです。

副作用
主な副作用として、下痢、腹痛、悪心などが報告されています。･･･

胃のむかつきって悪心ですよね。だけど副作用だという決め手はない。だっていま気持ち悪いんですけど、その理由としては

１  タミフルの副作用
２  タミフル以外の薬の副作用
３  鼻水がひっきりなしに喉に落ちるが、それが胃に流れて胃を荒らした
４  インフル自体で or インフルと関係なく弱い胃が悪化した
５   ずっと横になって寝ていることが持病の逆流性食道炎を悪化させた
６  １〜５の複数の理由の組合せ

ってちょっと考えただけでこんなに出てきちゃう。体感的には５が怪しいです。食べた後すぐに横になるのは逆流性食道炎持ちのわたしにとってアカンことなんですけど、横になってないといられないくらい辛かったのよ。横になっても辛かったけど。しんどくてしんどくていっそどこかにバーっと飛び出したい気持ちが少し理解できました。もちろんやりませんけど。

マジで年取ってからのインフルエンザはしんどいです。
みんなもうがい手洗い忘れずに！

５日目

朝ふつうに目が覚めました。どこも痛くありません。
へっへっへ、これで明日から出勤できるぜ。仕事が恋しいわけではありませんが、熱も下がり通常運行できるのはなんとありがたいことでしょう。

喉は相変わらず不穏な状態。鼻水もズルズルしています。こちらの、インフルエンザに連れてこられた普通の風邪の方をこじらせないよう、今日もあまり働かず体力回復に努めたいと思います。

若い頃は体力もあったけど寝てられなかったの！

40度近い熱の中でやはり高熱の幼児のためにご飯作ったこともあったな。フラフラで、このまま倒れるかもとかぼんやり思いながら。仕事も今より貪欲で、家事もしっかりやりたいと無理をしたし、それがプライドでもありました。あの時はあの時でよくがんばったと思います。

若くなくなった今は、手のかかる幼児はいませんが、自分の体力が激減で時間があっても長時間は眠れない。睡眠不足は大敵だというのにね。健康な時も眠れないんですよ。これって年寄りあるあるのかなり上位に来る悩みなんじゃないかな。

こんなんで多分、数日鼻がズルズルして多少の咳が出る時期を経て治っていくのだと思うのですが、本当に皆様インフルエンザにはお気をつけ下さいね。仕事に穴を開けますし。
それではこのへんで実況からお別れいたします。
さよなら、さよなら、さよなら。