はじめまして、甲kinoe( キノエ )です。 「 日本に貢献したい 」 こんな思いから甲kinoeは誕生しました。 少し長くなりますが、どうぞお付き合いください* 私は京都の小紋染め屋に生まれました。 着物になる反物を曽祖父の時代から染色しています。 祖母を除く親族の女性は直接的に仕事に関わることは ほとんど なかったものの、幼い頃から 祖父や父、伯父を通して その仕事を肌で感じてきました。 大学への進学を考える時期に入った頃、父に対し 「 職人になりたい 」と
2019年度の取り組み。 「 京小紋の保存・継承 」を目的とした新商品の開発。 その1つとして " haori " を制作しました。 「 和と洋の間 」 「 性差・年齢・体格 に関わらず纏える形 」を目指しました。 形はひとつ。色柄は無限大。 日本の着物に回帰する。 そして、より日常的に身につけられるもの。 そこで、ひとつの形を様々に変化させて纏えるように考え、制作しました* 纏う人と、生地の色柄で大きく印象を変えられます。 纏う人それぞ
温かな繋がり。 私のうれしい、しあわせ、という気持ちが、しゅんしゅんと空気中に滲み出ています。 こちらは薬剤師さんであり、アロマを扱うお仕事をされている方からの贈りもの。 SNSで繋がらせていただいて、まだお会いしたことがないにも関わらず、私のために調合してくださったアロマシャンプーです! とても嬉しく、楽しみに待っていました* イランイラン、ゼラニウム、ユーカリ、オレンジ、ラベンダー、ティートリー、パルマローザ、ベルガモット、ペパーミント…
『 型屋さん - 君の名は。 』 . Report✍️ . Instagramの ひとつまえのpost 「 京小紋 」のお話、つづき。 今回は突撃インタビューの記録です。 . 写真は型彫り師、柏木桂三郎さまです* ( 掲載許可いただいております ) . . . * 柄は決まった。 さて、君の名は。? . … 更紗ですが、私はこのお花の名前が 知りたくてたまりませんでした。 何を見て、どんな思いで 作られたものなのだろうか、と。 . 文様の図録、植物図鑑、web検索、 #服部染
もう少しで、 昨春より進めているプロジェクトが ひとつの形になりそうです🌸 これから少しずつ お伝えして行ければと思います。 ひとつひとつ手探りで、 まわりに迷惑をかけながら、 思うように進められない自身への 苛立ちや葛藤を繰り返して来ました。 何度も打ち切りになりそうに なりながらも、不思議なことに その度に手を貸してくださる方が現れ、 そんな方々のおかげで ゆっくりですが進めて来られました。 プロジェクト終了期限まで あと1ヶ月と少し。 写真
2019.04.09 Instagramより 月のクレーターのような生地🌕 大切なアーカイブ。 美しい織り模様の上に、花火を思わせる柄。 今後、同じ白生地を入手することができるのだろうか? そして新たに染める機会を作れるだろうか? などと考え出すと、ずっと手元に置いておきたい気持ちになってしまいますが、新しい形にして送り出すことで新しく生地を染めることに繋がるのだと信じて。 言葉にして伝えること、 本当に不得意で悲しくなるほど (._.) ですが、伝える
昨年7月にアカウントを取り、ずっと放ったらかしにしていたnote。 なぜ今になって書きはじめたのか、整理しようと思う。 そもそもnoteを知ったきっかけは、友人からのおすすめだった。 プロフィール に書いているように、 私は「 甲kinoe 」という活動を通して学んだことを まわりに伝え、微力でも「 日本に貢献したい 」と思っている。 それは伝統産業を起点にしながら、本質的には 自分が得た「 気づき 」をシェアし、誰かの刺激になれば良い という想いも、畏れ多くも持ってい
物の価値とは? 先日、チニアシツケルさんの3周年企画展示へ。 ギャラリーを運営されているご夫妻と 今回出展されている作家さんに共通の知人がいたこともあり 以前から気になっていたものの、今回はじめてお邪魔しました** 美しく、苦しく、意義深い展示でした。 以下、展示会概要です。 https://www.instagram.com/chiniasitsukeru/?hl=en 『物の価値を見直す月間』3周年企画展示 BEAUTIFUL MISS - 美しき失敗たち
▷ 2019.09.23 instagramより ※ 結局この後、形をかえて再挑戦しています 今年4月から取り組んで来た事がある。 それを今日、一部 手放そうと決めた。 (( 最終的には明るい話です )) それと言うのは、家業を起点とした活動で 2017年の秋から ゆっくりながら始めたもの。 今年は昨年よりも更に たくさんの方に手を貸していただき、 相談に乗っていただき、スケールが大きくなり 何だか奇跡のような出来事が 春〜夏にかけてたくさん起こりました** ん
▷ 2019.07.25 私の祖父 【 92歳健在・特技は毛筆とモノマネ・ こだわり屋のチャーミングお洒落さん 】は、 伝統工芸士であり、祖父の父( 曽祖父 )から 染色業を継いで会社化しました。 零細企業ですが、閉業する同業者さんが多い中 現在は四代目と、細々と続いています。 今日、何が書きたいかと言うと 「 人に喜ばれる行い 」について、です! 祖父が父を亡くしたのは14、5歳の頃。 幼くして家長としての役割を担わなくてはならなくなりました。 父から染色を学び