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チームの中心で、愚痴をさけぶ

4月にマネージャーを拝命し、
5月にようやく、部署内の
年間方針を示すことができた。

プレイングマネージャーは忙しい。

前任ゼネラルマネージャー(部長職)らが決めた、
お取引先ごとの担当者配置をそのまま受け入れ、
結果、いくつもの担当先を持つことになった。


本社近くの都心近郊だけでなく、
宿泊を伴う出張もあって
とにかく時間に追われた。


そんな中、
6月のある日、突然、
「明日、マネージャー会議あるから
発表すること、まとめといて」
と、唐突な指示が飛ぶ。


「おいおい、なんで前日なんだよ。
地方営業所からも来るってことは、
けっこう前から決まってたんじゃないのかよ。」


言いたいことを飲み込み、
具体的に発表すべき事柄と
持ち時間を確認する。

確認していると、なぜか
前任のゼネラルマネージャーが
「これ、作っておいたから」

と、紙ペラを渡された。


どうやら彼には事前に話が伝わっていたらしい
そして、それを言わずに
台本まで用意してくれた

そう、これは皮肉

いくら忙しいとは言っても、
「先ず、そういうことがあるって聞いたら、先に教えてくれ!

そして
「新体制の部署の方針なんだから、作る前に、ひと言言ってくれ!

と、言いたかったが、それも飲み込む。


紙ペラを読むと、

先日示した方針とは優先順位が
大きく異なっていたので
一から書き直し、当日発表した。


善意による行動だったのか、
悪意を持った行動だったのか、
今でも、わからない。

ただ、体制の変更と管理職の異動は
経営陣が今後どうしていきたいか、という意志を
わかりやすく反映させた政策であるので、

体制が変わったのだから、
遠慮せず、院政は敷かせなかった。

角が立つ言い方はうまくないが、
ここの態度が曖昧だと
ずるずるいってしまう可能性がある。

連絡や報告は、部署の責任者たる
マネージャーのところに集まるよう
関係各所と調整をした方がいい。

部署内で共有する内容であれば、
マネージャーから部署内共有をすればいい。

もしくは、各部署から
部署内全員に連絡をしてもらう形に
してもらえばいい。

そうすれば、角も立たない。


とにかく、マネージャーは

野球で言えば、キャッチャー、
サッカーで言えば、MF、
ラグビーで言えば、スクラムハーフ。


(合ってるかな?)

要は、全体を眺め
どこをどう動かして守備や攻撃の起点を作り、
設計し実行していくか、
を考えるポジション。


野手の守備位置を調整し、
投手にサインを出し、
守備の正面にいく打球を打者に打たせ、

アウトを取る。

ディフェンスのマークを振り切ったFWに
すかさずパスを出し、

流れるように得点する。

スクラムから出てきたボールを、
バックスの動きを見ながら線を描くように、
パスを出し、

トライを決める。

だから、全体を見渡せなければならない。


つまり、
部署が関わることについては
情報の中心にいて、
チームを動かしていく必要がある。

最後までお読み頂き、ありがとうございます。

マネジメントでお悩みの方、
管理職になって日が浅い方、
上司の考えに「?」と思っている方、
カッチカチに古い体制の会社に疑問を持たれている方、
などなど。

お仕事でそんなお悩みを持たれている方に向けて
発信していきたいと思います。

 きのした


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