きんくま 3月7日~3月18日 損益実績と投資戦略
こんにちは、きんくまです( @KINKUMACH )
様々な記事がある中、きんくま週次報告をご覧いただきありがとうございます。
さて、3月7日~3月18日の損益実績は-1,776,619円となりました!
累計すると+5,281,421円となります。(含み益込みで+6,008,740円)
先週は後述しますが、7桁の損切がショックすぎてnote更新をサボってしまいましたので、まとめての更新になります。(´;ω;`)
マイナーチェンジですが、毎週の損益のグラフを消して、累計の確定・評価で表示するようにしました。こうすると、資産の推移が分かりやすいですね!
個人的には半分近くまで減った利益が、かなり取り戻せたので、とてもよい1週間でした。
成果
✅ 週次損益 -1,776,619円
✅ 損益累計 +5,281,421円
✅ 含み損益 +727,319円
✅ 評価累計損益 +6,008,740円
VIXが上昇して、あと3%程度上昇したら全ポジションがロスカットされるという非常に危険な水準になってしまい、3月8日のNYオープンでサーキットブレイカーを発動して、一気に159万円の損切となりました。(´;ω;`)
この損切により、VIX先物が相当上がっても耐えられるようになりましたが、結果的には、3月8日にVIXの天井を付けたため損切しなくても問題なかったというオチがありました、とさ(´;ω;`)
VIXが下降し再度入り直しましたが、結果的には損切したことにより70万円近く損してしまいました。
この損切は資金管理の問題もありますが、それ以上に株価が下がっていないのにVIXが上がるという、予期していない事態に陥ってしまい「想定ミス」というのが反省です。
とりあえず、安全な水準まで戻ったので、余力をならべくVIXのロスカレベルのアップに当てて、ポジションを維持しつつ次の先着を練っていきたいと思います。
損益の詳細
✅NASDAQ100 -135,838円
✅米国VIブルETF -50,371円
✅米国VIベアETF -1,590,410円
合計 -1,776,619円
先述のとおり、サーキットブレーカー発動による損切で、3月8日以外に決済取引していません。
今後1~2週間はFOMCなどのリスクイベント通過や、ウクライナ停戦協議の進展の余波によってVIXが低下が見込めるため、米国VIブルETFのショート、米国VIベアETFのロングをただただガチホするだけの戦略になります。
とはいっても、多少の売買戦略はあります。以下に述べていきます。
米国VIブルETF(UVXY)の決済戦略
3000枚ショートしておりますが、GMOクリック証券の改悪により、ショートポジションは100枚までしか持てないようになってしまいました。(´;ω;`)
つまり、このポジションを解消してしまうと、2度とこの枚数のショートポションを持つことは出来なくなってしまいます。
したがって、現段階ではUVXYが相当に下がるまでは決済しない、という戦略を考えております。
具体的にはVIX先物=20前後がターゲットに置いています。
この水準は、ウクライナ侵攻前では普遍的な水準ですね。
つまり、3/18クローズ時点ではVIX先物=25.56なので、あと20%下げてから決済を考え始める、ということですね。
米国VIブルETFは現時点で15.12です。
米国VIブルETFはVIX先物の1.5倍に連動しますので、VIX先物が20%下がれば、米国VIブルETFは30%下がるということですね。
15.12×0.7=10.58ですので、米国VIブルETF=10.5程度を利益確定タイミングです。
3000枚ショートしていますので、米国ブルETFが10.5まで下がれば+165万円ほどになります。( ´艸`)
エンピツなめなめ皮算用ですが、VIXの下落は基本的には約束されている未来ですのでガチホして損切しなければ必ず達成できます。
3月に量的緩和(QE)が終了し、夏にも量的引き締め(QT)が始まる昨今では、株価が元の水準(S&P500=4800ドル、NASDAQ=16700ドル)に戻ることは正直期待できません。
ただ、VIXの場合は株価が戻らなくてもOKなので、あとは色々織り込んで市場の恐怖感が無くなるのを待つばかりです。
さて、決済ですがそのまま決済してしまうと2度と同じポジションを持つことができなくなってしまうため、少し工夫する必要があります。
すこし悩みましたが、米国VIブルETFの決済の代わりに、米国VIのロングを入れることで実質両建てにする戦略をとるつもりです。
米国VIの場合、ほぼ24時間の取引ができます。直近でいうと、ウクライナ情勢が悪化してきているため、ヨーロッパ時間にVIXが上昇する傾向があります。
米国VIブルETFはNYSEのみで取引されているため、NYオープンにならないと取引できないため、ヨーロッパ時間の取引で決済できません。
つまり、ロングポジションを持ってしまうと決済のチャンスを逃しやすくなってしまいます。
具体的に米国VIブルETFの3000枚というのは、米国VIの変換すると
→3000枚×15.12×1.5(レバレッジ分)=68,040ドル(相当)
したがって、米国VIを260枚(×10)くらいロングポジションを持つことで、ほぼ両建てと同じになります。
もちろん、これは現時点での金額によって評価しているので、決済するごとに枚数は計算が必要ですが、決済の代わりに米国VIのロングを持つ、という戦略には変わりません。
米国VIは買い下がり投資でロングしていく形になりますが、VIXが上昇して利益が出たポジションは利益確定してつもりです。
まとめると以下の通りです。
米国VIベアETF(SVXY)の決済戦略
米国VIベアETFのロングポジション1150枚持っております。
とはいっても、こちらはロングの決済なのであまり深くは考えなくてもOKなので、VIX先物20%OFFの水準=米国VIベアETF10%アップの水準から順次決済していきます。
3/18クローズ現在、米国VIベアETF=52.65ドルですので、決済は57.9ドルがターゲットです。
さきほどのVIXが必ず下がるという理論から、57.9まではかならず上昇すると思っていますので、いまから買い増ししてもOKです。
一部利益確定決済→余力回復→買い増し、なんてことをしていきます。
こちらも57.9ドルで決済できれば+72万円の利益確定になりますので、米国ブルETFと合わせて今後の愉しみにしておきます。
ウクライナ情勢の見通し
ロシア軍が引き続きウクライナを侵攻しています。
ここのところ、株価はほぼウクライナ情勢に連動していますので、ウクライナ情勢を把握すること、そしてその予測をすることが重要です。
まず、ウクナイナ情勢は今が最悪期という見方が多く、交渉ごとなどに進展があると、株価が大きく戻るというネガティブニュースには鈍感で、ポジティブニュースに敏感な状態になっています。
したがって、基本的にはチャートさえ許せば、いつ買ってもOKという認識ですが、現状では停戦交渉が進むという前提で株価が前進しています。
これは停戦交渉が暗礁に乗り上げると、また株価も悪化する危険性があるということですね。
また、経済制裁の一環でロシア株が取引きできなくなって久しいですが、ロシアがデフォルトするなんてニュースも出てきています。
CDSがもうデフォルトを織り込んでいる水準まで上昇しているということです。
ルーブルの通貨安に加え、ロシア国債のデフォルトという話ということですが、もうこれは市場には織り込んでいます。
ロシアがデフォルトするなんて話誰でも知っているよね(*'▽')
むしろ原油・ガス高が進行し、インド・中国がロシア産の原油・ガスを買うことでブロック経済が成り立ち、ロシア経済が持ちこたえるという見方も出ています。
きんくま的にも、このパターンになると踏み、市場影響は限定されるものと考えています。
したがって、やはり、ウクライナ侵攻による金融市場への影響も、これ以上は悪化しないだろうということです。
原油・ガスの価格はまだまだ上昇余地があり、エネルギーコモディティ戦略はロングですが、これはロシアにとって望ましい状態です。
まとめると、以下のような感じです。
✅ウクライナ情勢による金融市場への影響はおおむね織り込み済
✅停戦交渉が楽観的になっているため、失望になったときに売りが下げる可能性があり(総楽観は売りに注意)
✅戦争長期化で原油・欧州ガスは上昇する見込み。まだ余地が多い。
投資戦略まとめ
今後の戦略をまとめると以下のような感じです。
とはいっても、しばらくはVIX=20の水準まで下がらないと思っていますので、今週も大して動かないだろうと考えています。
コモディティとNASDAQ100はウクライナ情勢を見ながら、エントリーポイントを探っていこうと思います。
VIX関連 ー VIX先物=20の水準になるまで、引き続きSVXYロング/UVXYショートを保持。VIX=20達成で(決済戦略に基づいて)順次決済していく。
NASDAQ100 ー 3/18の暴騰でトレンド転換が濃厚。押し目買いしていく。ただし、ウクライナ情勢は注視。
おわりに
9回目の投稿です。最後までお読みいただき、ありがとうございます。
ウクライナ情勢の停戦協議の進展、FOMCというリスクイベント通過により、やや市場は緩和してきていますが、まだまだ気が抜けません。
ロスカレベルを維持しつつ安心・安全レベルで取引できればと思います。
皆様により有益な情報となれば幸いです。
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