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三十路研究。思いもよらず広がるおしり。

大学生の頃からほぼ体重が変わらない。
体重が変わらないからといって
何も変わらないか
というとそうではない。

体脂肪!

そう、重さとしては現れないのに
着々と私の組成は変化を遂げた。

学生時代の運動部で鍛えたはずの
全身の筋肉たちは
己の存在意義を忘れ脂肪と化した。

しばし目にする体重測定では
察知できない合間に
取り返しのつかない量を
蓄えてしまったのだ!

でもそんな自覚はあった。

しかし、そんな私にも
さらに追い討ちをかける出来事が。

電車で座席に腰をかける。
電車の座席には
一人当たりのスペースなるものが
設けられている。

ちょうど一人分の座席が空いている
ラッキー!と思って
即座に座るモードに
一心不乱に座席に向かい確保!

座るとともにスローモーションに
私のおしりが座席いっぱいに広がり

そしてその波は我が区画を超えて
隣の方まで広がり
相手のお尻とくっついて止まった。

立っていたら広がらないのに
座るとみるみるうちに
自分の枠を超えて
お尻が広がってしまう現象。

生暖かい温度感じ、
体積の増加を認めざるを得なかった。

そんな29歳であった。

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