minas44

映画、ドラマの感想を書き留めてます。劇場に観に行ったものもあれば、サブスクで観たものも…

minas44

映画、ドラマの感想を書き留めてます。劇場に観に行ったものもあれば、サブスクで観たものも。自分の見返しのためと、もしも、読んでくださる方がいらっしゃれば、「なにみようかな・・・」のご参考にしていただければ幸いです、。

最近の記事

陰陽師0(1回目)

めっちゃイマドキ感 画像のスケールの大きさは、監督と原作者夢枕先生との「映画化したい」を、今日まで待ったらこそ、、と思わせる現代ならでは。今までも映画化、漫画化されてはきたけれど飽くまでその時代のリアル感を踏まえたものだった。 翻って、2024年の今から見ると”平安時代” + “呪術”=非日常の異世界。 いくらこの時代は生活の中で真剣に異界の存在を感じ、共存しようとしていたとはいえ。この非現実感、フィクション感をダイレクトにファンタジーに振り切ったみたいだ、、 陰陽道、

    • ナポレオン

      学生向け編集版があったなら。 スコセッシ監督のは長編大作になりがちらしいけどやはり長かった。 字幕でいちいち「17○○年XXの戦い」って出てくるし、一部映倫カットを入れてもらったら、世界史を血肉ある出来事として感じるには良い作品かと。 世界史よくわかってなくても観るのに支障はなく、戦い→子作り→戦い→嫉妬→成り上がり→戦い→離婚→どんどん敗戦→没落、が途中から淡々と時系列で進む。歴史上の人物について史実をもとにストーリーを進めるとなるとこうも時系列に並べた教科書的になって

      • TheRedShoes

        あなたの輝く場所にいてこそ。 そこで、自分を、周りを信じて思い切り生きれば、必ずあなたの存在は輝く。 ひたすら清々しいストーリー。 テーマに「周囲の支え」と「自分を信じる」がある。信頼できる環境こそ「自信」を培う土壌となり、また、「自分を開く」ことができるのだろう。 バレエに戻ってからのサムの変化は、日当たり悪いところで目が出なかった苗が、日の当たる場所に移されてすくすくと伸び育ち生き生きと美しい花を咲かすよう。 彼女が、社会奉仕活動を街中でしていたら、つまり環境が変

        • 笑いのカイブツ

          岡山天音のいいとこが出てるっていうかハマり役?いや、天音くんの演技力の高さがすごいってことなのか・・・。 ストーリーとしては、ツチヤになかなか共感しづらかった。てか、破天荒過ぎて共感、できる人は少数派でしょう。天才過ぎて周りに理解できない奇行とか極端すぎて周りに敵ばっか作るほどのコミュ障とか。(いや、私はヴィレバン!の天音くんが好きなのだが。あれもいいキャラ。)とにかく、ツチヤのこのキャラ、なかなかやれる人いないと思う。 菅田将暉、仲野太賀、と、共演の俳優さんもすごくよか

        陰陽師0(1回目)

          ウォンカとチョコレート工場のはじまり

          あの、チョコレート工場と若きウィリー・ウォンカの始まりストーリー。 制作にはハリポタのDavid Heyman。前評判からすごい期待値でした。 途中ジョニデのチャリチョコとの設定の矛盾に??となってしまいますが、一応こちらがより原作に忠実らしい。 「とにかくT.シャラメのイケメンがひたすら拝める作品」とのご批評もありましたが、確かにそれは否定しません。+αを述べるならちょっぴりミュージカル仕立て、な部分。ファンタジー”な世界観に振り切ってどっぷり入り込んで画をひたすら楽し

          ウォンカとチョコレート工場のはじまり

          パリ・タクシー

          Une belle cours久しぶりに人間中心に描かれたドラマを観た気がした。「ドラマ」に求める要素がきっちり納められていた。 クールジャパン、とかいってやたら”ここではないどこか異次元”の物語が溢れていて(別に嫌いじゃないんだけど)ここまでくるとやや過剰、食傷気味な昨今。対して、架空の世界の勧善懲悪でもない、ワンダラスな画角でもなく歴史的大事件でもない。今ここ、クウネル働く、な世界を地道に生きている人々と日常の中に描かれる“ドラマ”。 いつもお金に困っていてそのせいで

          パリ・タクシー

          若いトマトの揚げたん

          フライド・グリーン・トマト 初めて本作を観たのは、恐らくレンタルビデオだったと思う。 高校入試、大学入試、就職、結婚。 人生の半分も生きないうちに大型イベントはもうほとんど終わったと思うし、毎日のメリハリとか変化といったものから徐々に離れて行って急に黄昏が訪れたかと思う なんもない毎日、を生きていた(気分)。 これは、どうも違う。でも何をどうすればいいのかわからないし。いや、これはこれで次のフェーズに向かっているのかもしれない、としたらこれで間違ってるわけではないのか。。 勇

          若いトマトの揚げたん

          夜明けのすべて

          限りなく優しいパステル色のモザイク画 時々映画が終わると、感想を話し合う声が聞こえることがあります。 途中ねちゃった・・、とかぼそぼそ言ってて何言ってるかわからない、とか、この映画つまりは何だったの?とか。。 なるほど。人の数だけ感想があるのかもしれない。いや、同じ感想の人は究極いないのだけれど。 山添くんと、藤沢さん、それぞれが発作?を起こしてしまうシーンでは少し緊張感が走りますが、確かに大きな事件も起こりません。いや、私的には極日常に、誰にでもあるのでは?という小さな

          夜明けのすべて