笑いのカイブツ

岡山天音のいいとこが出てるっていうかハマり役?いや、天音くんの演技力の高さがすごいってことなのか・・・。

ストーリーとしては、ツチヤになかなか共感しづらかった。てか、破天荒過ぎて共感、できる人は少数派でしょう。天才過ぎて周りに理解できない奇行とか極端すぎて周りに敵ばっか作るほどのコミュ障とか。(いや、私はヴィレバン!の天音くんが好きなのだが。あれもいいキャラ。)とにかく、ツチヤのこのキャラ、なかなかやれる人いないと思う。

菅田将暉、仲野太賀、と、共演の俳優さんもすごくよかった。菅田将暉、ああいうキャラは地でいけるのか?!確か以前TVのインタビューで仲野太賀めっちゃ褒めてた気がする。

タイトルはむしろ反意的。笑いどころかめっちゃ重い。でも、
タイトル通りの中身の映画なんてあんまりないよな。
いい意味で騙されても、いいやんね。

笑いのカイブツがツチヤを腹の中から喰い破らんばかり。ツチヤの笑いへの情熱と才能を、ツチヤに寄生する笑いのカイブツがどんどん要求しているかの様。
ツチヤ、どうか内在するカイブツに喰われるなよ!

なにか、不思議な重さと救われなさと、一種のいさぎよさ、のような。
不思議な感想が残った作品でした。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?