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やっと日本でもこういう報道がされるようになりました。 「2度目のワクチン「効果が切れる」のはいつか…? 本物の「医療崩壊」がいよいよ起こるとき」

2021/09/03


TONOZUKAです。

やっと日本でもこういう報道がされるようになりました。 
世界に比べると数カ月遅い報道ですが、それでも以前に比べると少しずつ早くはなってきているように思います。

悲観的な内容ですが、でもこれが現実だと思います。

なので、現実をきちんと受け止めて、その中で楽しく笑顔で生活できる事を考えていくのが良いのかな、と思っています。




2度目のワクチン「効果が切れる」のはいつか…? 本物の「医療崩壊」がいよいよ起こるとき


以下引用

 五輪の金メダルラッシュで浮かれたのも束の間。現実に目を向ければ感染拡大が異次元の様相を呈している。さらに恐ろしいことに、ワクチン接種済みでも感染が広がることも明らかになってきた。
感染予防効果が急低下
7月初旬、アメリカ・マサチューセッツ州バーンスタブル郡で大規模な新型コロナウイルスのクラスターが発生した。数千人の観光客が訪れたイベントでのことだ。  感染者数は469人だったが、驚いたことにそのうち346人は、規定回数のワクチン接種をすでに済ませていた。実に74%の割合である。コロナウイルスがワクチンをものともせず、巧みに勢力拡大していることが明らかになった。感染者の検体を調べたところ、9割が日本でも流行中のデルタ株だった。  「ブレイクスルー感染」―コロナに関する新しい言葉が注目を集めている。2度のワクチン接種を受けたにもかかわらず、感染してしまうことを示す用語だ。  日本より早くワクチン接種を進めてきた欧米各国では、このブレイクスルー感染が急増している。米疾病対策センターは7月19日、ワクチン接種したにもかかわらず、入院・死亡した例が5914例あったと報告した。そのうち75%は65歳以上の高齢者だった。  また米カリフォルニア州ロサンゼルスでは、6月の新規コロナ感染者のうち約2割が、ブレイクスルー型だと明らかになっている。  ワクチンさえ打っておけば、コロナに感染しない。たとえ感染しても、入院するような重症になることはない―そんな旧来の見通しは甘すぎることが明らかになりつつあるのだ。  ワクチン接種がいち早く進んでいる国イスラエルでは、さらに恐ろしい数字も出てきた。同国の保健省によると、米ファイザーのワクチンによる感染予防効果が94%(5月時点)から64%(6月時点)に急低下したというのだ。  わずか1ヵ月で何が起きたのか? 効果低下の理由は2つ考えられる。1つは、感染力が高くブレイクスルーを起こしやすいデルタ株が急拡大していること。そしてもう1つが、ワクチンの効果が早くも切れ始めているのではないか、という疑いだ。  イスラエルでワクチン接種が始まったのは昨年の12月19日。半年が経過して、2回の接種で作られた中和抗体の力が弱まってきたことが考えられる。  臨床ウイルス学が専門の北里大学特任教授・中山哲夫氏が解説する。  「ファイザーのワクチンは2回目接種後時点で96%の感染予防効果があり、2ヵ月ごとに約6%ずつ効果が下がるという数字があります。その数字をそのまま当てはめると半年で78%くらいの効果に落ちる。  しかし実際には、おそらくもっと速いスピードで効果は落ちていく可能性がある。感染力の強いデルタ株のようなウイルス側の変異も考えなければなりません。  現時点で、どれくらいのペースで免疫力が落ちるのかは断言できませんが、いずれ日本でも3回目の接種が絶対に必要になるでしょう。それがブースター(3回目もこれまでと同じワクチン)になるのか、まったく違う新しい変異株に対応するワクチンを打つことになるかは、わかりません」
3回目は打てるのか
 7月28日、ファイザーは3回目のワクチン接種の有効性を示すデータを公表し、米国における緊急使用許可の申請を行うと発表した。それによると3回接種により、デルタ株への抗体は5~11倍増加するという。  またモデルナも8月5日、同社のワクチンの3回目の接種が「今秋にも必要になる」と明らかにした。  1回目接種さえ遅れているわが国とは異なり、ワクチン先進国の動きは速い。イスラエルでは8月1日から60歳以上の市民を対象に3回目の接種を開始した。イギリスやドイツも9月から高齢者向け接種を始める予定だ。京都府立医科大学准教授の内田智士氏が語る。  「日本はまだ1回目のワクチンが国民に行きわたっていない状況なので、3回目をどうするかという段階ではないですが、医療従事者は早い段階で打つことになりそうです。  すでに2回接種の今の段階で重症化リスクは十分に抑えられていますが、医者や看護師が感染すると患者さんや他の医療従事者にうつしてしまう可能性があるからです。  次に高齢者や、重症化する持病がある人という順番になるでしょう」  だが、免疫力が低下する前に、日本でスムーズに3回目の接種が受けられるかどうかは、極めて怪しい。河野太郎行政改革担当相は7月30日、「(3回目の接種を)来年、行うことになるのではないか」と語った。だが、ワクチンの確保、人員配置など不確定要素は山のようにある。  いったいどのような問題があるのか、【後編】「「2度目のワクチン」の効果が切れたとき、日本を襲う「ヤバすぎる事態」」で詳しくお伝えする



「2度目のワクチン」の効果が切れたとき、日本を襲う「ヤバすぎる事態」


以下引用





政権の不安定化が心配

とりわけ心配なのは、秋に総選挙が予定されていることだ。オリンピック開催を強行しながら、コロナの感染爆発を抑えられなかった政権への風当たりは強く、朝日新聞が8月7日、8日に行った世論調査では、内閣支持率が28%と菅政権発足後、最低の数字となった。

仮に総選挙で与党が過半数を取れなかったら、政権が不安定化し、ワクチン戦略にもぶれが生じて現場の混乱を招く可能性が高い。
また世界的にも「低所得の国ではまだ1回目のワクチン接種も始まっていないのに、先進国が3回目を始めるのはいかがなものか」という議論が起き始めている。医師の木原幹洋氏が語る。

「WHOのテドロス事務局長は今月4日、低所得国との接種格差が広がるような3回目の追加接種は控えるべきだと発言しています。このような倫理的な問題から、ワクチン供給が予定通りにいかなくなる可能性も出てきます」








国産ワクチンはまだ先

現在主流となっている、ファイザーやモデルナのワクチンの他にも新しいワクチンが大量に供給されれば、3回目の接種がスムーズになる可能性は高い。前出の内田氏が、新しいワクチンの開発状況について語る。




「実際に、使用される可能性が高いものとして米国のノババックスのワクチンがあります。数万人の大規模臨床試験で、発症予防効果が約90%となかなか良い数字を出しています。

このワクチンは武田薬品が国内で製造する予定です。ワクチン供給が外交問題化するなかで、生産拠点が国内にできることは非常に重要です」

もっとも、ノババックスは9月に米国で緊急使用許可を申請する予定だったが、製造の遅れ、資材の不足などが理由で時期がずれこんでいる。

武田薬品は年内に供給開始予定だったが、米国での申請の遅れの影響を受ける可能性がある。また、2回の接種とはまったく違うワクチンを3回目に打って効果が得られるのか、思わぬ副反応につながらないか、わからないことはまだまだある。

このように国産のワクチンが潤沢に行きわたるには、時間がかかりそうだ。その前に第6波、第7波と迫りくる感染拡大を乗り切らなければならない。

とりわけ高齢者にとって恐ろしいのは、2回ワクチンを打ったにもかかわらず、十分な中和抗体が体内で作られていない可能性があることだ。前出の中山氏が解説する。





「同じワクチンを打ったとしても、皆が同じだけの抗体を獲得できるとは限りません。

ファイザーやモデルナなどのワクチンは、高齢者のほうが副反応が少ないという話があります。一見、良いことのように思われるかもしれませんが、副反応が少ないということはもともとの免疫応答が弱いということの裏返しとも言えます。高齢者の抗体のレベルが低かったという臨床試験の結果報告もあります」

また、ワクチン後37・5度以上に発熱した人は、していない人に比べて抗体がたくさんできていたという国内の調査結果もある。
いまだ十分な免疫力を獲得できていないとすると、恐れるべきは現在の爆発的な感染拡大だ。東京では連日数千人規模の感染が発覚しているが、この状況をどう見るべきか。大阪大学医学部附属病院感染制御部の森井大一医師が解説する。

「第4波までの感染と今回の第5波の感染はまったく質が違います。第5波はものすごく感染のスピードが上がっているけれども、死亡者は少ない。5月には100人を超えていた死亡者数(7日間平均)が、現在は10〜20人程度。高齢者の多くがワクチンを打った影響が出てきたのでしょう。

状況が変わってきているので、コロナ対策も変化してしかるべきです。菅総理が『中等症の患者は原則自宅療養』という方針を打ち出したところ、世論は『棄民政策だ』と大反対しました。結局、入院制限の話は修正されましたが、いつまでコロナに有事対応すべきなのかは、データに基づいて議論すべきです。

感染者がこれだけたくさん出てきて、症状の重さに関係なく全員を入院させていたら、本当に必要な人が入院できなくなってしまいます」







危機は年末にやってくる

救急医療の現場では、すでに患者の「選別」が始まっている。東京都文京区の日本医科大学付属病院は重症患者に対応する3次救急の指定病院だ。8月6日、31件の患者受け入れ要請があったが、対応できたのは8件だけだった。つまり、20人以上の患者が事実上「たらい回し」にされていたわけだ。

医療崩壊が確実に始まりつつあるなかで、高齢者の抗体価はますます下がっていく。

日本はイスラエルやイギリスから遅れること5ヵ月、今年の5月から高齢者の大規模接種が始まった。開始当初はペースが遅かったことを考えると、約半年の遅れだといえる。ワクチン先進国では6月に再びコロナ急増したので、日本でワクチンの効果が薄れて再び感染者が急増し始めるのは12月頃だろう。

恐れるべきはワクチン効果の低下だけではない。その頃にはさらに感染力の強い新型の変異株も生まれているかもしれない。8月6日には、南米で広まっているラムダ株の感染者が日本で初めて確認された。加えて、オリンピックでの人流も無視できないだろう。

5月に猛威をふるったアルファ株がすでにデルタ株に置き換わったことを考えれば、12月に流行するのは新しい株になる可能性が極めて高い。



年末には、若い世代もほぼワクチンを打ち終わっているだろう。若者たちは2年近くに及んだ自粛生活の憂さを晴らすように飲み会やカラオケに興じるに違いない。そして新株のブレイクスルー感染が拡大する。割を食うのは、ちょうど抗体の弱まってきている高齢者層だ。
「変異株ブレイクスルー感染が急拡大」

新聞にそんな見出しが躍る頃にはもう遅い。熱やのどの痛みを訴える高齢者たちが病院に殺到しているはずだ。救急外来も対応に追われる。コロナに感染せずとも、自宅で転んで骨折したり、風呂場でのぼせたりして救急車を呼んだものの、搬送先が見つからないケースが続出するだろう。

ただでさえ、年末年始は医療が手薄になる時期だ。今年も忘年会や新年会はあきらめて、ひたすら家でじっとして年を迎えることになるだろう。




















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