東京マラソン2024完走〜夢の舞台は最高でした
2024年3月3日(日)東京マラソン2024を走ってきました。
私にとって、昨年の大阪マラソン、水戸黄門漫遊マラソンに続いて3回目のフルマラソン!
楽しかったなあ〜
スタートしてからは、あっという間に終わってしまい、ああこれで終わったんだなあ、来年もまた走りたいなあと感慨深いものがありました。
当選以来、この夢の東京マラソンを目標に、月平均200kmのランニング練習を積んで、準備を進めてきました。
20km以上のロングランも通算17回もこなして、長丁場も大丈夫、やれる!と自信を持ってスタートラインに立ちました。
結果は・・・
まず結果から
ネットタイム 3時間14分7秒
自己ベストを7分更新!
目標としていたサブ3には遠く及ばず。
さて、振り返っていきましょか。
東京マラソン2024とは?
東京マラソンは、ロンドンマラソン・ボストンマラソン・ベルリンマラソン・シカゴマラソン・ニューヨークシティマラソンと並びワールドマラソンメジャーズ。
今年の東京マラソンには、3万6697人が出場。海外からの参加者は約1万人。
もはや生ける伝説、キプチョゲ選手や女子陸上競技長距離女王のハッサン選手、日本女子陸上界の至宝新谷仁美選手も出場。日本男子のパリオリンピック出場権の最終切符がかかった大会でもありました。
マラソン当日3月3日(日曜日)朝
天気は快晴☀️
家を出る頃の気温は2℃
レース開始の9時頃には5℃くらい
コンディションとして最高のマラソン日和!
早朝、新宿に向かう地下鉄から、東京マラソンに参加する人でいっぱい。もちろん外国人参加ランナーもわんさかいて、グローバルさ満点の中、忘れ物はないだろうか、仲間には無事に会えるだろうか、を気にしながら独特の雰囲気にちょっと飲み込まれていました。
家を出て半袖シャツ、短パンにポンチョ一枚、寒さに凍える中、駅にたどり着いてから新宿の地下までは暖かくて問題なし。無事受付を通過して預ける荷物もないので、トイレに並んだ。長蛇の列ではあったが20分くらいで用を済ませ、スタートエリアに並びました。
スタート地点
私のスタートエリアはD。
Dの一族!(意味不明)
昨年申込時のタイム申請は、大阪マラソン2023の3時間40分。スタートDの最前列にはサブ320とサブ330のペーサーが配置されていたので、これまで二回の大会よりは前にしてもらったのかなと思います。来年は3時間14分で申請できるから、Cの一族になれるかな?抽選通って!
たくさんの人で、Dエリアを見つけるのに手間取りましたが、スタート40分くらい前に着きました。意外や意外、アップできるスペースがあり、アップしてるランナーさんがいました。ただ、既に大勢の人が並んでいたので、私は少しすり抜けて前に移動し、結果的に真ん中くらいでしょうか、薄いポンチョに包まれながらスタートを待ちました。寒かったのですが、ドキドキ感ですぐにスタート時間が訪れました。
いよいよスタート!!!
今回の作戦は、前半飛ばして後半しのぐというポジティブスプリット。前回の水戸黄門の時と同じじゃん!時間で脚力が衰える理論なので、毎回これでいきます。
スタート直後は混み合うことは分かっていたので、早めに目標レースペースの4:15/km、あわよくば4:10/kmにのせて、ハーフまでにはサブ3ペーサーに追いつきたいと考えていました。
スタート地点に立っていた小池百合子知事を見上げて、行ってきます!と挨拶して、Apple watchスタート。NIKEアプリが起動せず焦りましたが、もういいやとレーススタート。9時10分のスタートから3分20秒ほど経過。
やっぱり進まない。
右の方にポジショニングし、大ガードあたりから進出していく作戦。多少足使ってもいいと考えていたので、スルスルといけるところは加速して抜く。
外国人の方々、応援も凄くて盛り上がっているので、けっこうサイドに寄ってこられ、なかなか前には出られなかった。まあ仕方なし。
スタートから最初の5km
1km過ぎたあたりからようやく少しバラけてはきたけど、まだまだペースにのれず。前が開ければ、一気に加速して徐々にペースアップ。
最初の5kmは22分3秒で過去最高の出だし。
最初の7、8kmくらいまで下りで突っ込みすぎ要注意と助言をいただいていましたが、これでも平均4:24/kmで遅れているので、突っ込んではいないという気持ち。こんなにあっさり4分10秒/kmで走れるなんてとも思いながら走ってました。アドレナリン出まくり。
5kmから15km 〜いつもの街 水道橋、神保町、秋葉原
それにしても応援がすごい。前のランナーさんが突然横切って応援の人に駆け寄っていくので、急ブレーキかけたことも何回かありましたが、この雰囲気は盛り上がりました。歓声を浴びながら、新宿から靖国通りをグイグイと走れる喜び。
5km市ヶ谷を過ぎて、飯田橋、水道橋、神保町。
慣れ親しんだ地域のど真ん中を走れるなんて気分は最高。気持ちの昂りからかスピード持続、心拍数もいつも通りで快調。この5kmは21分14秒、4:13/kmペース。ようやく目標ペースにのってきた。たしかこのあたりで320ペーサーを抜いたかも。
15kmから30km 補給食摂る 浅草から門前仲町へ
今回持参したエネルギー補給食は、アミノバイタルゼリー2個とデーツ15粒。
アミノバイタルゼリー1つは15kmまでに完飲、デーツはここまで2粒程度。給水所でスポーツドリンクを取ったが、うまく飲めずに、二回チャレンジ。若干のスピードダウンがあったものの、この5kmは21分41秒、4:20/kmペース。
このあたりで水天宮を横目に見ながら少し焦り出す、4:15/kmでさえ出ていないので、これは無理かも、と。
18km過ぎ浅草あたりで310ペーサーの背中が見えてきた。折り返しでもすれ違う。
とりあえず310ペーサーに追いついて、しばらくペースを維持しようという作戦に切り替え。サブ3をあきらめ、3時間10分を切って一桁をターゲットに決めました。
今回一つの教訓としては、まだサブ3のメンタルに辿り着いていないということ。この時点であきらめに入ってる時点で、自分メンタル弱いなあと思いましたね。前半であきらめるなんて早すぎ。
一度ペース落とすとそこから上げるのは極めて難しい。この15km、もう5秒から10秒早いペースを維持しておけば、一段上に成長できたのかもしれません。
30km以降 日本橋、恐ろしく長かった日比谷通り
結局、310のペーサーに追いつかず、16kmから33kmまでは外国の方3名と女性ランナーさん1名の後ろおよび並走するような形でペースを維持しました。
そして、いよいよ門前仲町あたり28kmくらいから脚が上がりにくくなってきて、スピードを出すのが難しくなってきました。
これは40kmまで持たないかも
それでも前回水戸の時よりはスピードを出せていたのは分かりました。往復の道でランナーたちのすれ違いも応援にも勇気づけられたのでしょう。
再び日本橋、銀座に戻ってきて、日比谷通りに入った頃は、あと何kmあるモードに入ってきました。田町までの長い直線と往復。
いやー、ここは恐ろしく長かったです。
とにかく心を無にして、腕を振り、足を一定ペースで動かすだけ。もうタイムなど考える余裕もなく、止まらずにゴールに辿り着くことだけを考えて走りました。坂がなくて良かったあ。
途中、応援の音楽が流れてきて気分が少し楽になりました。今回、ポケットにヘッドフォンは入れて走ったんですが、やっぱりレースは応援があるので、雰囲気優先で最後まで耳に入れず。だから応援の音楽は助かりました。
データを見ると、31kmからケイデンスが180を下回っているので、ピッチが落ちると脚力もスピードも落ちるということです。33kmあたりからは、これまで並走してきた方たちもいなくなってしまい、単独で孤独な戦いが始まりました。
前々回大阪マラソンの時は、35kmくらいで眠くなり、前回水戸黄門漫遊マラソンの時は、37kmあたりから手足が痺れ出したのですが、今回は手についてはダランと下ろした時に痺れがあった程度で脚も痺れず。また30km走であった、ふくらはぎがピクピクすることもなく、足攣りの気配もまったくなし。
ただ右のお尻の筋肉に少し痛みをおぼえ、これによって足の上がりが弱くなっていました。ケイデンスが落ちたのはこの影響です。180のピッチは維持しないと。
右のお尻は、実はレースから一週間経った今もジョギングすると少し痛みがああります。
YouTubeに東京マラソンのランナーをとらえた映像があり、自分の走りも確認することができます。
これを見ると、自分のフォームの欠点としては、若干左右のバランスが悪いように感じました。左脚の上げが右よりも低いところ。これにより結果、右の臀部に強い負担がかかっているのでは、と疑っているところです。
栄光のゴールへラストスパート
さてさて、いよいよ丸の内仲通りの石畳。たくさんの声援を受けながら懸命にラストスパート!する予定でしたが、脚が動かず。でも最高ですよねここ。
ゴール!!!
東京駅をバックに、両手を挙げてゴールしました。
ゴール後は、日差しが眩しくて、目の前が真っ白になりました。スマホを取り出し、写真をパチリ。
仲間を見つけて、完走を讃えあいました。
目標だったサブ3は達成できなかったのですが、最後まで止まることなく走り切ったことで充実感が溢れて感動している自分がいました。
そして、来年もまた東京マラソンに出て、今度はまた違った走りがしたい!とウズウズしはじめたのでした。
秋までフルマラソンは走りませんが、また目標を持って走り続けていきたいと思います。
東京マラソンを開催していただいた運営の皆様、ボランティアの皆様、東京都職員の皆様、そして応援に来ていただいた皆様、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました!
でわまた!
Have a nice run!
いつもありがとうございます。書きたいこと徒然なるままに書きます。