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(海外子育て)髄膜炎という病気と予防接種

昨日、2歳0か月の娘がブラジルで髄膜炎という病気の予防接種で2種類のワクチンを接種してきたため、その記録を残したいと思います。
(娘のワクチン接種を機に当日の接種前後にぐぐってみたものの、あまり役立つ記事がなかったため書くことにしました。)

日本ではごく稀な感染症である髄膜炎、他国では予防接種が義務化されている国があることをご存じでしょうか?(日本でも希望者は自費で接種可)

アメリカ留学の必須条件としている高校・大学も増えているようです。

「髄膜炎」とは
<概要>
髄膜炎、脳炎・脳症とは、脳や脳を取り囲む髄膜において炎症が生じることを指します。                                          細菌やウイルスの感染が原因で発症することが多いです。                      発症すると、発熱や吐き気、頭痛、全身倦怠感などの症状が現れ、意識障害や手足の麻痺などがみられる場合もあります。                           髄膜炎、脳炎・脳症は、中枢神経系に病気が生じた状態であるため、軽症のウイルス性髄膜炎を除いては、緊急の対応が求められる病気です。                    <原因>                                     髄膜炎、脳炎・脳症は、感染症などを原因として発症することがあります <髄膜炎>
髄膜炎の病原体としては、細菌であれば肺炎球菌が多く、髄膜炎菌、B群溶連菌、大腸菌などが挙げられます。これらの髄膜炎は、通常、ただちに治療が必要になります。                                一方、ウイルス性の髄膜炎も多く、エンテロウイルス、ムンプスウイルス(おたふくかぜウイルス)などが原因となります。細菌に比べて軽症のことが多く、自然軽快します。そのほかにも、結核や真菌などが髄膜炎の原因として挙げられます。                         <脳炎・脳症>                                       脳炎・脳症は、原因が判明するものではウイルスが多いです。単純ヘルペスウイルス、インフルエンザウイルス、水痘帯状疱疹ウイルス、エンテロウイルス、日本脳炎ウイルスなどを挙げることができます。                      また、脳炎・脳症は感染症以外にも、代謝性、免疫性を原因として生じることもあります。                                <症状>                                     髄膜炎や脳炎・脳症では、発熱や頭痛、吐き気や嘔吐、全身倦怠感、食欲低下などの症状が現れます。その他にも、けいれんや性格変容、意識障害、手足の麻痺などの症状がみられることもあります。                            髄膜炎、脳炎・脳症がどのようなスピードで症状が進行するかは、病原体や患者さんの状態などによって異なります。つまり、数時間の経過で病状が刻一刻と変化するものがある一方、数週間の経過で徐々に病状が進行することもあります。                                                             引用元:medical 髄膜炎、脳炎・脳症 

稀な病気ではあるものの、かかってしまうと進行が早く、死に至ることも多い病気のようです。

医師ではないので病気についてはこれぐらいとして、予防接種の話を簡単に記します。

ブラジルでは、子供に接種させるワクチンの一覧として、定期予防接種スケジュールに本日接種した以下の2種類のワクチンが記されています。

1. Meningite (髄膜炎) ACWY
2. Meningite (髄膜炎) B

この二つのワクチンは同時に受けられるようです。(今回は別々の腕に一種類ずつ)
2のBの方は、1ヶ月ほど空けて二回目の接種が必要になるようです。

1. Meningite (髄膜炎) ACWYの副反応

1-2日間、接種者の約半数ほどの人が以下の副反応が出ることがあるとされています。

①接種箇所の赤み、痛み
②筋肉痛
③頭痛
④倦怠感
(アメリカCDC対象ページより→ブログ最後に参照リンクあり)

2. Meningite (髄膜炎) Bの副反応

3-5日間、接種者の約半数ほどの人が以下の副反応が出ることがあるとされています。

①接種箇所の赤み、痛み、腫れ
②筋肉痛・関節痛
③頭痛
④発熱・悪寒
④倦怠感
⑤吐き気・下痢
(アメリカCDC対象ページより→ブログ最後に参照リンクあり)

今回の娘のワクチン接種(参考まで)

2種類同時に接種&2歳という事もあり、細かく把握することはできませんでしたが、以下の症状がでました。

①接種箇所の痛み
日本の献血の時のように、止血のシールを張られたのですが、それを取るときには大泣きしました。

②筋肉痛(+関節痛?)
どこがどう痛いと表現できる年齢ではないですが、接種後24時間ほど腕を上げたがらず、よく左手(ワクチンBの方)を抑えるしぐさをしていました。接種5時間後~12時間後ぐらいのピークでは服も脱げないぐらい大泣きでした。(お風呂では仕方なく脱がせましたが。。。)

抱っこで脇を掴むのも、すごく痛がって泣いていました。
24時間ぐらいで日常生活に支障ない程度、48時間で完治というイメージでした。

③発熱
接種後12時間前後で39度以上の熱が出て苦しそうでした。あまりにも高熱になったので、かかりつけ医に言われていた解熱・鎮痛剤を飲ませて落ち着かせました。
次の日の朝は解熱剤なしでも平熱に戻りました。

④頭痛?
接種した次の日まで時折思い出したように泣いていたので、頭痛もあったのかもしれません。



2歳0か月、髄膜炎の予防接種(2種類同時)の副反応をまとめると、

3時間後ぐらいから筋肉痛(+関節痛?)、頭痛? 
→ 追加で発熱 
→ 発熱はなくなるも、筋肉痛、頭痛が継続 
→ 48時間後に元通り

という感じでした。
Bについては、2回目の摂取があるので、また接種後の記録をこのブログに残したいと思います。

以上、参考になった方、イイね(・∀・)イイネ!! 頂けると嬉しいです。
質問などある方、お気軽にコメント欄もしくはDMでどうぞ。

*[アメリカCDCの以下のサイトの英文を参照・引用して日本語で記載しています]
https://www.cdc.gov/vaccines/vpd/mening/public/adolescent-vaccine.html


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