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わたしの海外旅行記 ベトナム編5

ベトナムの朝は早い。
道路を走る車の音や行き交う人々の声は、空いている窓と通りに面している入り口の扉が開放されていることから始まる。


ベトナムの仏壇はカラフルな LED でカスタムされたドレスアップカー。

朝早くにお香を焚き御供物をする。
その際は神様がきちんと入って来られるように窓や扉を開けておく。
どこの国にも神は居て、ここベトナムの人々は信仰心が強そうだ。


ベトナムは床に座ってご飯を食べることが多く、ほとんどの家がタイルの床でいつも掃除が行き届いている。
泊まったこのゲストハウスもクリーンキーパーのおばさまが居て、低いところは綺麗に掃除をされていた。
天井付近は届かないのかそれを見ないのかあまり掃除はされていないようだ。
それはそれで良いのだ。
ベトナムだから。


掃除のおばさまにチップをねだられた私だが、まだベトナムの通貨に慣れていなかったのでポケットに入っていた10円札を渡そうとするとさすがのベトナムでもそれは少ないだろうと苦い顔をされ受け取りを拒否された。
私はその10円札と引き換えに昨日タバコを恵んでもらおうとしたのだ。


昨日もらったもう一本のタバコを吸おう。



時刻は AM 7時。
知らない国の知らない時間はとても濃い。

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