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50年以上の人生を歩いてきてやっと勇気が持てたんだもん
もし君が10代、20代、30代 または40代でもなかなか勇気が持てないことってあっても悪いことじゃない。
一歩踏み出すのは不安だよ、誰だって。

私には30年近い友人がいます。
彼はゲイ。出会った当時、カミングアウトをすることに恐怖で悩んでいた時、咄嗟に彼の悩みを見抜いてありのまま、生きていけばいいよ!とアドバイスしたのも遠い昔。その頃は今ほどみんなカミングアウトをしていない時代だったから。
私たちはいつも悩みを打ち明け、遠く離れてもたまーにお互いが行き来する時は早めに連絡をして合って色々募る話を語り合うのをとても心待ちにしていた。
いつの頃くらいだったかな?
そのうち、突然、やってきて、”今、こっちにきてて、これから〇〇さんとこに遊びにいく前に時間が一時間ほどちょっとあるからお茶でも今からしない?”と誘いが来るようになったかな。
久々に会えるのが嬉しかったから、もちろん時間も割いて会いに行った。わずか一時間のお茶でも。
それがもう5年くらい続いてる。
去年も突然、連絡が来て喜んで会いに行ったかな。
ちょっとのお茶の時間でも。
”明日休みだから、なんか食事でも行かない?もし予定なければランチご馳走するよ!”
”特に予定ないんだけどさあ。その時の気分でまた連絡するよ!”

先日に連絡が来ました。
”今からお茶でもしない? 夕方、友達と会うまで一時間半ほど時間空いてるから”
私は勇気を持って返答をしませんでした。
私たちの友達関係は昔とは違う、お互いが変わったし彼は昔のようには友人として尊重はなく隙間時間の暇つぶし的な存在になってしまってる。

いつも人に合わせてばかりだった自分に終止符を打ちなさい!という天からのメッセージだったのかな。
自分で自分を尊重していく決断には勇気が必要でした。


その日はおひとりさまデート。
図書館から借りた本を片手に近所の公園のベンチでのんびり本を読み、帰り道に美味しいケーキ屋に立ち寄ってお茶をして帰りました。

たくさんの思い出や悩みを相談しあった30年近くの歳月。
お互いもうセピア色のアルバムの中で思い出として生きている。
大切な友達でありました。

人は変わり、歩んでいく道も変わり、それが自然の道理なんだなあ。
どうか寂しさに負けないで!誰がどう扱われても自分自身だけは自分に優しく尊敬心を持って労ってあげてほしいのです。
自分自身を大事に扱っていくと不思議に周囲の環境も自分のことを尊重してくれるようになるから。
自然の流れを受け入れ今を歩いていこう!

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