発達障害は病気じゃなくて、障害です―カミングアウトしてから1年、別れ―
こんにちは。
最近では、めっきりnoteを更新することもなくなり。
(それでもちょくちょくTwitterでシェアしてもらったり、)
ツイートもほとんどしなくなり。
当初参加していた「ハッタツ交流会」(旅BAR夢port/名古屋市)もここ半年近く、欠席状態。
自分の中で発達障害について、思い悩むことが少なくなった証拠なのかもしれません。
その都度、対処できるようになったのかもしれません。
ですが、私が発達障害者である事実は変わりません。だって、発達障害は病気じゃないから。障害だから、治りません。
実際、発達障害ゆえの困りごとや苦しさからは逃れられない。
私が発達障害をカミングアウトしてから1年。このタイミングで、書いておきたいことがあります。
発達障害は病気じゃないのに…6年間付き合っていた人との別れ
もういちど書いておきます。
発達障害は病気じゃない。うつ病やパニック障害等の精神障害には寛解や完治という言葉があるらしいですが。
発達障害は、病気でなくて障害だから。今のところ、手術や治療で「発達障害者を健常者にする方法」はありません。
(当事者さんの中にはコンサータやストラテラ、作業療法や認知行動療法などの治療をしている人もいるかと思いますが、それらは発達障害者を健常者にするためのものではありません。これ以上の説明はネットにもあふれているので省略します)
発達障害は、当事者でないとわかりづらいものだと、つねに感じています。
あるとき、付き合っていた人に「発達障害はいつか治ると思った」と言われました。
私は診断を受けてから3年以上かけて、発達障害を説明しました。
なぜ困っているのかもその都度伝え、「こうしてほしい」と話しました。
それについて彼がどう思っているのかも、かなりしつこく聞いていたように思います。
そのたびに、彼には『ごめんね』『よくわからない』『とにかく、発達障害かどうかは付き合うのに関係ない』とはぐらかされました。
他人を傷つけることに敏感な人だったから、自分で考えてくれなかったのかなあと。
私が伝えようとしていたにもかかわらず、はぐらかされたり「治る」と思われたりしていた発達障害のこと。
障害だけでなく、私そのものをないがしろにされていたんだと感じました。あんなに困っていて、苦しんでいて、生きることに絶望していて、いたのに。とてもショックでした。
その後、相手に別れを告げられ、6年の交際が終わりました。ああ、恋人が発達障害という事実は障害のない彼にとって重たかったのかなあ、と。
名古屋と鳥取での遠距離恋愛では、その距離を理由にあらゆることがないがしろになりやすかった。
発達障害の話をすることだけでなく、将来や、結婚のことも。でも、お互いの考えの溝は距離だけが原因じゃないと思う。
でもね、わかってほしかった。少なくとも「付き合うのに発達障害かどうかは関係ない」「気にしない」と言ってくれたんだから。
わかってくれてると思ってたのに。細かい価値観や考え方を統一するのは不可能でも「発達障害は障害だから、治らない」というのはわかってほしかった。
私にはどうにもできないことだから、その都度時間をつくって説明したのに。わかってもらったうえで、本当に好きになってほしかったのに。
少なからず「発達障害者と付き合うのはめんどくさい、手がかかる」と思われたことでしょう。これから、彼が付き合う人を判断する基準は、「相手が発達障害かどうか」になるかもしれませんね。まあ、もう過ぎたことですが。
「発達障害は病気じゃないんだよ、障害なんだよ、治らないんだよ…」
ということに関連して。もうひとつ、noteを更新するつもりです。
(わりと長くなっちゃんたんで…)
だって、ここまでだけじゃ、カミングアウトしてからずっと絶望していたって勘違いされそうだから。
カミングアウトしてから1年の間に起こったこととむすびつけて、ね。
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