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脳を回復させる休憩方法 3選~マインドフルネス・歩く、家事・雑談       

 疲労には、大きく分けて、体の疲れと頭(心)の疲れがあります。
 体の疲れは、筋肉痛などの痛みや力が入らないなどの感覚で分かります。
 頭の疲れは、気分の落ち込みやだるい感じ、ぼーっとするような状態から感じられます。

 頭の疲れは、達成感や意欲が大きいと、「ハイ」になってしまい、感じづらくもなります。だるかったのに、嬉しい事や楽しいことがあった後、一時的に「疲れが吹っ飛ぶ」という、あの感じです。
 
 しかし「感じ」であって、実際は、心身が疲れてダメージを受けていることに変わりはありません。そのハイのまま、がんばりつづけると、いわゆる「大病」や「過労死」につながってしまいかねません。
 
 何にしても「疲れ」があるということは、体や心(頭)から、「休んで~」と言う警告サイン。

 ここで無理をしてしまうと、メンタル疾患や大事故につながりかねません。

 体の疲れは、睡眠、食事(栄養バランス)、お風呂で血流をよくするなどの対策があります。
 では、頭(心)の疲れ対策にはどんなことがあるのでしょうか?
 私が日ごろ意識していることを紹介します。よかったら、お付き合いください。


1 マインドフルネス~「今・ここ」を感じる時間をもつ

 本格的な瞑想のようなマインドフルネスは難しいですが、「今・ここ」を感じることなら、ハードルも下がります。

一番簡単なのは、「何もしないでぼーっとすること」です。

 最近は、スマホがあるため、このぼーっとする時間を持てなくなりました。時間があると、ついスマホを触ってしまい、ぼーっとするどころではなくなります。そのため、逆に脳疲労を起こしています。

 また、心配事や不安で頭の中がいっぱいだと、なかなかぼーっとできません。ストレスや不安によって、あれこれ考えてしまうことで、逆に脳の中の偏桃体などが興奮してしまいます。
 
 そこで、

一番いいのは、目をつぶる事。視覚から入る情報をなくすることです。

 何より、パソコンやスマホで目を酷使してきているので、眼精疲労をとることつながります。 

あるいは、散歩や「磨く」などの家事、掃除をすることです。

 これだと、スマホを見ることはなくなりますし、「今・ここ」に集中でき、ある意味、頭の中のおしゃべり(雑念)が消え、一定時間を超えると、頭が「すっきり」します。

 きっと、一定の動きによって、「考える」事から離れられ、これまでインプットしてきた情報や経験を整理しながら、頭の中に有効なスペースができたのだと思います。

2 体を動かす~席を立つ、移動する、家事をする

 特にデスクワークなどをしていると、連続で座り続けて仕事をすることになります。 

オーストラリアのシドニー大学の研究では、1時間座り続けていると平均寿命が22分短くなるという結果が出ました。

 立ち上がる、移動する(歩く)ということは、全身の血流をよくし、命や健康を守る大切な行動になります。
 さらに

脳自体も、同じ場所にいると疲労してきます。ちょっと移動するだけで、記憶に関わる海馬の「場所細胞」も活性化します。

 コーヒーを淹れに行く(近くのコンビニ自販機に買いに行く)という行為ひとつで、「リフレッシュ」でき、気分転換によって、次の仕事への意欲もわきます。

家にいる場合であれば、家事が、一つの「句読点」になります。

 掃除するという大掛かりのものから、皿を洗うという小さなものまで、家事をすると体を動かすことになるので、全身の血流をよくすることももちろんですが、気持ちの切り替えにもなります。 

休憩と言いつつ、仕事の転換によって「別の仕事をすることが、休息になる」ことにつながり、一石二鳥です。

3 人との関わり~雑談、会話

 脳の回復はもちろんですが、最高の癒しにつながるのが人との会話です。雑談です。

「最近、何かおもしろいことあった?」
「~の映画見た?」
「昨日テレビ(動画)で~を見てさ・・・」
 
 たわいもない話ですが、この一時を過ごすことで、脳内では幸せホルモンである「オキシトシン」が分泌されることが分かってきています。

 また、コロナ禍でオンライン会議やリモートワークが普及しましたが、最近は、また元に戻す~対面や会社に出社して仕事することに戻す会社も多くなっています。
 理由の一つが、

人と会ってたわいもないおしゃべりをすることで、仕事の能率が逆に上がったり、アイデアが生まれたり、プラスの効果が多く、見直されたからです。

 人との交流がリラックス効果を高め、脳のリフレッシュになっていきます。

4 まとめ

 昔は、とにかく仕事を詰め込んで、頑張ることを良しとしていました。
 休む暇があるのなら、何か別の仕事を。
 人と雑談するぐらいなら、その時間を仕事に。
 そんな、「余裕のない」生き方、仕事をしていました。
 しかし、それで成果が上がったかと言えば・・・下を向くしかありません。
 
 改めて、「休むこと」の大切さを感じています。
 仕事をする中で、脳を使っています。自分の体を使っています。

 機械やロボットではないので、使えば、疲れますし、「故障」も出てきます。
 どこかで休ませる、回復する時間をもたなければ、パフォーマンスは落ちていきます。結局、時間をかけた割に、あまり進まなかったり、質が落ちたりします。

 頭や体をリフレッシュして、いい仕事をしたいものです。
 そのためにも、質の高い休憩時間を!!
 
 
ここまで読んでいただき、ありがとうございます
皆様の心にのこる一言・学びがあれば幸いです

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