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健康法は自分で決める~自分の感覚を大切にして、自分のトリセツを作っていく。  

世の中には、健康の常識とされていることは様々あります。
 
 アルコールやタバコは体に害があるからやめた方がいい。
 ヨーグルトは体(腸)にいい。
 断食すると、心身が活性化する。・・・などなど
 
 
 しかし、考えてみれば、どれも平均的にいえば、そうなるという「一般論」。誰にでも、そして、私自身にも当てはまるかどうかはわかりません。
 
 平均的な世の中の情報を鵜呑みにして、かえって逆効果ということもあるのかもしれません。
 
 実際、現代の知の巨人と言われる解剖学者の養老孟司先生は、体に合わなくなったと言って、お酒は60歳ごろ辞められたそうですが、タバコはずっと吸っているそうです。(もちろん、だから、タバコがいい、大丈夫ということではなく、人によって、何が体に悪いのか、どう影響するのかは分からないという例としてです)。

 私自身も、「ヨーグルトが体(腸内環境)にいい」と聞いて、せっせと食べていた時期がありました。しかし、逆に、おなかを冷やし過ぎて下痢ばかりで、むしろ体に負担をかけていました。早い段階で気が付いたので、今は、食後の胃腸が温まった状態の時に少量食べる等の工夫をして、自分の体に合った食べ方に変えています。もちろん、腸内環境的には、効果もありました。
 
 そういえば、S・J・グルードというアメリカの著名な古生物学者が中皮腫になり、平均余命が8カ月だと知った時、「上等じゃねえか。でもオレは何十年も生きている少数派の方に入るんだ」と思い込み、結局20年も生き延びたという話もあります。
 
 結局のところ、

「自分の体や心の声」をしっかり聴いて、健康法は自分で決めることが大切になってきます。


 そして、私は次のようなことに気を付けています。
 

 一つ目は、健康法を試してみて、自分の気持ち(心の声)を聴くときは、特に「楽しいかどうか」を一つの目安にしています。

 例えば、全身運動にもなり、水泳は体にいい運動と言われています。
 しかし、私自身は、泳ぐのは得意ではなく、冷え性で寒がりなので、温水プールだったとしても泳ぐことにはあまり楽しくありません。

 ここで、もし、健康のためだけに水泳を続けた場合、やればやるほど逆にストレスが溜まります。それでは、心の負担が、体へ悪影響を及ぼすのは容易に予想できます。
 
 逆に、歩くことは、わりと続いています。
 はじめは、すぐに嫌になってやめてしまうかなと思っていました。しかし、「1,2・1,2」とリズム運動が心地よかったり、歩きながら風景を楽しめたり、あるいは、歩いているときにふっとこのNOTEなどのネタやインスピレーションが降りてくることを経験して、楽しめるようになったので、むしろ、自分から進んで取り組んですらいます。

 健康法は、身体い良いからと勧められたり、情報番組で紹介されたりしても、自分に合うかどうか、やってみて、そして、心で楽しめるかどうかを確かめてから、続けても遅くはないと思います。

 

二つ目は、便やおしっこの様子をチェックする事です。

 おしっこについては、色を見ています。特に、今の暑い時期は、リンゴジュースのような濃いオレンジ色(茶褐色)の場合は、「脱水状態」が疑われます。私はコーヒーが好きでよく飲みますが、コーヒーは利尿作用があるため、飲めば飲むほど、逆に水分を体外に出す方向へ作用してしまいます、なので、おしっこの色を見て、定期的に水だけを飲むように心がけています。
 
 また、大便も「便り(たより)と書くように、体の状態、健康状態をいろいろと示してくれます。
 私は、ここ最近は手帳に排便の様子を記録するようになりました。
特に自分の便がどんな状態かを◎、〇、△、×で記録しています。
それぞれ、次のような分類にしています。
◎:1本のバナナうんち。おしりを拭いた時に、紙に便がつかない状態。
〇:バナナうんち
△:軟便 
×:下痢

 記録をする前は、下痢になっても、「何か悪いものでも食べたかな」「食べすぎたかな」ぐらいで通り過ぎ、あまり深く振り返ることもありませんでした。しかし、記録をすることで、自分にとって何が体に負担をかけているのか、どういう状態なのかを細かく見つめることができました。
 そのおかげで、先ほど書いたように、ヨーグルトの上手な食べ方につながりました。
 
 また、私の場合、天ぷらや焼き肉など、「油」をよく使う食事の後に、ビールなどのアルコールを含め、水分を多くとると、すぐにおなかが緩くなります。いろいろと試すことで、温かいお茶を飲むと、あまり影響がないことも、記録によって分かりました。なので、次の日に、大切な会やら仕事がある時は、なるべく油が多い食事はしないようにも心がけています。

三つ目は、「食事やお酒、いつも飲んでいるものが何かまずく感じる、おいしくない」と思う時の感覚を大切にしています。

 いつも食べているものが特に違う味に感じたり、まずく感じたりする時は、もちろん、調理方法や味つけの問題もありますが、自分が疲れていたり、あまり、身体に入れたくないと体が反応したりしているのかもしれません。
 実際、まずく感じる食品の中に、自分のアレルギー反応を引き起こすものがあったりします。また、味に限らず、「違和感や痛みがある」「何となくだるい」「元気ややる気が出ない」時は、大きな病気が進行していたり、じわじわ影響していたりすることがあります。
 
 血圧の数値は、2000年以前は、上が160,下が95以上の人を高血圧と言っていましたが、その年から、上が140,下が90以上を高血圧というように変わったそうです。そして、その新基準によって、「高血圧の患者が増加」しました。
 その反省があったのかどうかわかりませんが、

今年2024年から、上が140,下が100以上に変更されました。

 機械などであれば、何か故障や不具合があれば、個々の欠陥を取り換えたり、なおしたりすれば、また元通りになります。しかし、人の体は複雑です。そして、単純ではありません。さまざまな機能がありますし、互いに影響し合っています。だから、血圧が高いとしても、そのおかげで、うまくいっている体の部分もあります。
 ある意味、血圧を下げてしまうと、血流が悪くなる、体中に血液が回らなくなるので、別の不調を招いたり、免疫機能を落としたりすることにもつながりかねません。

私は毎年、健康診断を受けますが、平均値や健康診断の評価ばかりにとらわれずに、自分自身の感覚を大事にしていくことが大切だなと感じています。


 
 
ここまで読んでいただき、ありがとうございます
皆様の心にのこる一言・学びがあれば幸いです
 

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