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働き方改革こそが、SDGsのスタートなんじゃないのか

暑い日が続きます。9月の気温も平年よりかなり高い見込み、とのことです。
お元気にお過ごしでしょうか、鍼灸マッサージ師の田中弥三郎です。

ハードワークに慣れている私ですが、noteを始めてから少し立ち止まって考えるようになりました。
当たり前の内容なのですが、ハードワーク状態ではそこまで考える余地がなかったのです。
自戒のために、文章化しておきたいのです。

ハードワークの危険性

①思考停止に陥る

ハードワーク状態では、毎日の日々を過ごすだけで手一杯になってしまいます。
好きなことをしていても眠気が勝ってしまうようなら、完全に赤信号です。

本を読んだり映画を見たり、眠くならずに出来ていますか?
学びになるしストレス解消にもなるのに、眠気が勝つようでは効果も半減です。
そして何より、そんな状態では落ち着いて考えるような余裕はなくなってしまいます。
思考停止ですね。
本当に自分にとって大切なものすら、見失ってしまうかも知れません。

②健康を損なう

言うまでもなく、ハードワークからの睡眠不足は健康を損ないます。
ただでさえハードワークで休養が必要なはずです。睡眠不足の状態では集中力も落ちますし、実力発揮できなくなります。

そして集中力だけでなく、免疫力も落ちます。
そもそも、病院に行くことすら出来ないかも知れません。
ぶっ倒れてからでは遅いのです。
他のことならともかく、健康については根拠のない自信は危険です。

③可能性を閉ざしてしまう

前述の2点が積み重なると、その未来はどうでしょうか?

思考停止してしまい、ただただ目の前の仕事をこなすだけの毎日。自分でも気付いていない能力があるかも知れないのに、挑戦も成長もできない日々。

根拠もないのに「体力には自信がある。」と無茶をして大病を患い、ベッドで過ごす日々。
会社のため家族のためと一生懸命だったのに、家族や会社に負担をかけてしまう。

こんなことになってしまっても、後悔はありませんか?
私は、このままではダメだと思ったのです。

『SDGs:持続可能な開発目標』と言うけど

いまの働き方は持続可能なのか

noteで色々な方の考え方や生き方に触れ、改めて自分のこれまでの人生を考えるようになりました。
そして、これからの人生を考えています。

これまでの人生を悔やむような気持ちはありません。いろいろな失敗をしましたが、人間は失敗するものです。そして、そこから学ぶものです。

今の働き方は、持続可能ではないと気付きました。
ぼんやりと認識はしていましたが、向き合って考えることが出来ていなかったのです。

もちろん人生には、下積み期間や踏ん張りどころはあることでしょう。無理をせねばならない場面は訪れるものです。
ですが、その無理はいつかきっと破綻します。ろくでもないことも、起こるものなのです。
だからせめて、無理をするにも期間や目標を定めておいて欲しいのです。

自分自身が持続可能になってこそ

私は先日、退職を申し出ました。
すると、引き止められたのです。そして労働条件を譲歩してもらえることになりました。
まさか、譲歩してもらえるなんて思いませんでした。
職場のほうも、まさか私が退職を言い出すとは予期していなかったようです。
そこから初めていろいろなことを考えたそうです。

私自身も、職場も、眼の前のことに一生懸命になりすぎていたのです。
当たり前のことにも気付けなくなっていました。

『SDGs:持続可能な開発目標』という言葉を耳にしない日はありません。
ですが、自分自身が持続不可能な状態では他人様や地球環境どころではありません。
そして、自分自身のことってなかなか分からなかったりするものなのでしょう。

働き方改革は、自分から

きっかけは思いつきだけど、そんなもの

私が退職を考えたのは、7月の末頃。申し出たのは8月の10日。
自分でも不思議なくらい、アッサリと決断していました。おそらく退職したい気持ちが以前から蓄積していて、それに気付いただけなんでしょう。
妻との将来を思ったときに、迷う気持ちはありませんでした。

もちろん収入は減ってしまうし、不安だらけのはずなんです。だけど不安よりもワクワクが勝っていました。自分でも不思議なくらい。

そのときが来た、ということなのでしょう。

待っていても改革は起こらない

言葉に出したことで、見える世界が大きく変わってきました。まだ労働時間の希望を伝えただけで、給料がどうなるかも言われてないくらいなのに。

自由になった時間でまずは勉強して、いつか必ずKindle出版をしていきたいと考えています。
それだけじゃなくてプチ独立開業みたいなことも出来そうだし、スキマバイトアプリなんて便利なものもあるし、ワクワクが止まらないのです。

それにハードワークを15年こなして来た実績がありますから、何も怖くないのです。
もちろん妻との時間を作るのが第一ですが、一緒にいても勉強はできますしね。

「政府は言ってるだけで何もしてくれない」なんてちょっと思ってました。
でもそもそも、政治家って「言う」こと自体が仕事なんですよね。
実務的なことは官僚がするんだから。
求めるほうがスジ違いですね。

政府が言ってることで、やはり世間には
「働き方改革が必要ですよねー」
「これからの時代はSDGsですねー」
みたいな雰囲気はあるんだから、それに乗っかることは案外カンタンなんだと知りました。
政府が打ち出した方針に反対することって、なかなか出来るもんじゃないですから。

全ては気付くことから始まる。思考停止してはいけない。

健康は第一の富、だけじゃない

健康は第一の富である、と耳にしますが、それだけではないと思うのです。
健康を損なってしまえば、取り返しのつかないことにもなりかねません。
現役働き盛り世代の私が、自分と同世代に当てはめて考えてみました。

仕事においては経験と実績が伴い、職場の主戦力となっている人材。家庭においても、家計面でも教育面でも主戦力でしょう。
それが途端に失われるとしたら、個人のレベルでも非常に大きな問題ですし、社会全体でみても大きな問題(損失)です。

みんなで助け合って社会をよりよくしていくのであれば、個人それぞれが持続可能なライフスタイルを持つことが必要だと思うのです。

SDGsの17項目にはないけど

奴隷労働や児童労働、人身売買を禁止するといった項目はSDGsの目標として載っています。
ですが日本においては、
『健康に働き続けられる仕事環境を作ろう』のような目標が必要なのではないでしょうか。
健康に働き続けられない労働環境って、奴隷労働と実質は同じものです。だけどそのことに気付けない私がいました。そして、使ってる側も気づいてなかったりするんです。昔、それ(健康に働き続けられない労働環境)が当たり前だった経験(下積み)をしていると、まず気付けません。

無理をして長時間働けていたとしても、実力がどれほど発揮できているのかは分かりません。
健康であることは決して当たり前ではなく、健康を損なったときにふりかかるものはとても大きいのです。
それぞれの持つ能力や可能性を引き出すためには、健康であることは必要不可欠なのです。

これからの世界に、私のSDGs目標

私はこれから何ができるのでしょうか。
それは誰にも分かりません。

だけど、未来には希望を持っていたい。
よりよい世界に変わっていって欲しい。

私は、
『健康に働き続けられる仕事環境を作る』
ことを自分の目標として定めました。
そしていずれは、
『健康で自分の可能性を追究・発揮できる世の中』
を体現できたらと思うのです。

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