見出し画像

テーマパークを楽しめない私が推せる、唯一のテーマパーク

遊園地を楽しめない子どももいる

テーマパークというか、遊園地(こっちのほうがしっくり来ます)が苦手です。
幼稚園のころ漠然と『遊園地は楽しいもの』と無意識に思いこんでいましたが、実際に連れてってもらっても楽しめませんでした。
シンプルに高いのや速いのが怖かったのです。
それから遊園地の類は、苦手です。

ディズニーやUSJを楽しめる人は、本当に心の底から楽しいんだろうし、ちょっと羨ましくも思います。でも、自分には合わないんですね。
動物園や水族館、美術家や博物館なんかは大好きなんですが。

そんな私ですが、妻の親戚の子ども(9歳と7歳の兄弟)を連れて遊園地に行きました。
大阪から約2時間、鈴鹿サーキットパークです。
自動車メーカーのHONDAの関連会社が運営してるんだそうです。ここでの体験が、本当に良かったんです。

『できた!が、いっぱい』

鈴鹿サーキットパークのテーマは
『できた!が、いっぱい』
です。
さすがHONDAというところ、子ども自身が運転するアトラクションがほとんどを占めます。
乗り物によって年齢制限が細かく設定されていて、年齢に応じた運転体験ができるよう工夫されています。
本格的なバイクだったりレーシングカーだったり、小さい子どもさんには怖くないような乗り物だったり。本当によく考えられています。
『運転するって、楽しい!』ってことを、子どもたちに体験させてくれるんです。
さすがはHONDA、未来のクルマ好きやバイク好きを増やそうという姿勢。ただひたすらに乗り物が好きで、乗り物を愛する喜びを共有する経営がなされてるんだと勉強になりました。


大人と真剣勝負!!

そして何より感動したのが、『モトファイター』。

ベストタイムをたたき出せ!
お子さまから大人まで、本気になってタイムアタックが楽しめるレーシングバイク。
S字やヘアピンなどのF1日本GPや鈴鹿8耐を開催する鈴鹿サーキットレーシングコースの特徴を取り入れたコースをアクセルワークや体重移動を駆使して走り抜け!最速のラップタイムを目指そう!

鈴鹿サーキットパーク公式サイトより

格好いいカーボンボディ(!!)のレーシングバイクでタイムアタックをするアトラクション。
体重の軽い子どもさんが不用意にアクセルを開くと、ウイリーしちゃうこともあるそうです。
もちろん、丁寧な説明と周回練習を経てからのタイムアタック挑戦なので安心ですよ。
タイムアタックですから接触のリスクも最小限ですし、プロテクターもかっこよくてイイ感じです。

マットなブラックがイイ感じ!

子どもも乗れるミニサイズとはいえ、大人もマジでワクワクしちゃいます。
いかにもバイカーな風貌のパパやおじいちゃんが、子どもとガチンコ勝負です。
アツいですよね!!ムネアツですよね!!!

で、ここにちゃんと仕掛けがあるんです。
というのもミニサイズのバイクですから、体重の差が走りに大きく影響するんです。
バイクに合わせてミニサイズのサーキットですから、小回りの面でも圧倒的に大人は不利になる。
大人と子供の真剣勝負、ちゃんと対等に戦えるようにバランスが取られているんです。

私も上の子(3年生)との勝負でしたが、勝ったのは子ども。原付き乗りの私に勝ったとあって、めちゃくちゃ喜んでました。このときはマリオカートも、私のほうが強かったんですがね(笑)

大人と子供でちゃんと真剣勝負ができる。そして子どもが勝つ。勝てなくても勝機があると実感できる。
この胸のアツさは、変な手加減をした勝負では味わえないものです。大人も真剣に勝負してるんですからアツいに決まってます。
子ども相手にうまく手加減したりが出来ない私なので、このシステムには心の底から感動しました。

子ども用のライセンスカード(免許証)を発行してくれるのも良いですね。写真入りにも出来るので、ほんとに免許証です。
ライセンスカードを持ってないと、レベルの高い乗り物には乗れないシステムです。レベルアップしていく感じは嬉しいですし、安全面でもよく考えられたシステムです。

子どもたちに伝えたいこと

いまの時代、子供向けにもいろんな娯楽コンテンツがあります。ですが、ただ享受するだけの楽しみ方では、物足りなさを感じるんです。
楽しいのはもちろん大事なことですが、誰かが作ったプログラムに乗せられてそれを消費するだけなんてつまらないです。
自分で運転するなら、プログラムも予定調和もありません。不確定要素だらけです。不確定要素こそが、面白さだと思うのです。

いずれ大人になって世の中に羽ばたく子どもたち。予定調和しか知らないまま大人になったとしたら、うまく行かなかったときにどうなるのでしょうか。リアルな世の中に生きていれば、うまく行かないことだらけですしリセットボタンもありません。
必死で考えて努力しても、根底からひっくり返されてしまうことも多々あるじゃないですか。
反対に自分で不思議なくらい、うまく行っちゃうときもある。そして浮かれてたら足元をすくわれる(笑)

世の中って、そういうものじゃないですか。
うまく行かない、何があるか分からない。
だからこそ面白いし、努力できるわけです。
そして努力が実ったときの喜びといったら、言い表せないですよね。
それが人生の醍醐味ですよ。
鈴鹿サーキットパークは、そういう体験をアタマじゃなくて全身で感じられるテーマパークだと感動したのです。


リアルって、面白い

ちょっと大袈裟になってしまったので締めくくろうと思います。
私が推したい会社は、HONDAと鈴鹿サーキットパークです。
子どもたちにリアルな体験をさせてくれる。時には転んだりぶつかったりするでしょうが、それこそが大事な体験で勉強。
失敗を乗り越えた先の成功を経験できる。
年齢や運転のレベルアップ(=成長)に応じて、乗り物もどんどんレベルアップ(=成功)が経験できる。
こんな経験こそ、子どもたちには必要だと思うのです。

やる気スイッチは、成功体験の積み重ねで作動すると言います。
好きなこと興味のあることを自分で見つけて、チャレンジをして欲しい。
どんな悪路にもへこたれない、逞しい大人になって欲しい。
そしてその先の成功をつかむ喜びを感じて欲しい。
画面の中もいいけど、リアルな世界を生きる喜びを感じて欲しい。

鈴鹿サーキットパークは、そのきっかけをくれるテーマパークです。





#推したい会社

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?