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塾を変えても成績の上がらない子に起きていること

塾に行って勉強を頑張っているものの成績が思うように上がらなくて困っている

塾の方針がうちの子に合わないのかも、、と思って、思い切って塾を変えてみたものの状況はあまり変わらない、、

そんな悩みの場合何が起きているのでしょうか?今日は割と中高生向けですが、勉強のやり方を考える際のポイントを紹介します。

アインシュタインは「愚かさとは”同じことを何度も繰り返しながら異なる結果を期待すること”だ」と述べたと言われています。

塾というといわゆる授業を受けることですが、結局最も学力が伸びるのは自学自習です。

ラーニングピラミッドという人が学習を効果的に進める上での研究結果があるのですが
授業を受けることよりも人に学んだことを教えることの方が学習定着率が45倍も高いと言われています。

先生が悪いというのは簡単ですが、結局は自分の自学自習のやり方を事細かく現状分析して自分の勉強のやり方について然るべき先生にフィードバックをもらうことが大切です。

中高生向けにおすすめな振り返り方法をご紹介します。

①現状分析
②仮説を立てる
③検証して改善する

の3つのサイクルをまわすことです。

①現状分析
勉強について
・勉強量
・勉強内容
・現在の成績
の3種類について科目ごとに紙に書いて整理することです。

何をどれくらい、どんなふうに勉強してどんな結果が出ているか?を分析できれば

量が足りていないのか、勉強のやり方が間違っているのかその分析ができます。

新しいことを学んだり、試そうとしたりすることがありますが、まず何より大切なことは良さげな勉強法や良さげな塾を探すことではなく
今現在、成績が上がらない勉強をしているわけなので、それは何か?をはっきりと認識することです。

②仮説を立てる
現状を分析できれば、おそらくここが問題なんじゃないか?という仮説がつけられます。この仮説を立てることができない場合はそこで信頼する学校や塾の先生を頼ることがおすすめです。
何人もの生徒の分析を見てきましたが、「え!そこでつまづいてるのか!」ということが割と多くあります。
先生としては当たり前にやってるだろう、、と思ってアドバイスしていたものの、その前提が違ったみたいな話がよくあるんです。

自分で見当がつく場合は自分で、自力じゃわからない場合は人を頼った上で、どこをどのように変えれば成績が向上するのか?の作戦を考えます。

この時、どれくらいの勉強をすればこれくらいの結果が出るはずだ、、という目標設定もした方がいいです。

例えば英単語を今まで毎日5単語ずつ覚えていたけれど1単語ずつよりも50単語を毎日覚えることを1週間繰り返した方がいいという作戦を思いついたとしたら

【今までの勉強法】毎日5単語×1週間=35単語
【これからの勉強法】毎日50単語×1週間=??

これで36単語以上覚えることができれば今までの勉強法より効率がいいわけです。

36単語以上覚えられたかどうか?がこの作戦が効いたかどうかの判断基準になります。

新しい勉強法を試すときは、試して満足するわけではなく、新しい勉強法が果たして本当に効果があるのかどうか?を振り返られるように事前に目標設定しておくことが大事です。

③検証して改善する
作戦を決めたなら実践です。

ある一定期間、作戦を試してみて、事前に決めた目標を達成できたのかどうか?を振り返ります。

目標が達成できたのであれば、新しい勉強法は自分に合っていてこれからも続けた方が良さそうです。

目標が達成できなければ新しい勉強法は自分に合っていないかもしれないので再度現状分析に戻ります。

今成績が上がらないから塾を変えよう!ではなく

今って何やってるんだっけ?、、と

塾での勉強内容・時間
学校での勉強内容・時間
家での勉強内容・時間
を整理から始めることがおすすめです。

いこーよ子どもコーチングではそんなお手伝いもお子さんによってはサポートしています。

なんのために勉強するのか?
自分の何が問題なのか?
どうやったらうまくいくのか?
という自ら目標を持ち、問題を見つけて解決していくこのプロセスこそ価値があると信じてコーチングを行なっています。

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