私たちはいま、涙が出るほどに努力しているか?
昨日、プロ野球のクライマックスシリーズ「千葉ロッテマリーンズ VS 福岡ソフトバンクホークス」の試合が劇的な幕切れに終わったとき。
負けたソフトバンクの選手が、何人も泣いてました。
写真で泣いているのは、今宮選手ですが、打たれた大津選手も号泣でした。
今宮選手は、今年で32歳です。
私も今年で31歳になるので、今宮選手が泣いているのを見て、他人事に思えず。
「そう言えば、仕事(教員)で悔しくて泣いたことって、いつが最後だろうか…」
と思いました。
大学卒業して、教員1年目のときは、もうめちゃくちゃだったので。(仕事も分からない、家では母がステージ3末期の癌)
もう、錯乱していて泣くことはありました。
自分も、過労により肝臓を痛めて、病休に入りました。
でも、この涙は、今宮選手の涙とは、「少し質が違うな」と振り返って思います。
自分の経験不足からくる涙であり、母の死が迫るという特殊な状況でしたので。
今なら、泣かずに乗り越えることができそう。
(あの地獄を乗り越えたから、今なら泣かないということかもしれませんけど。)
教員3年目のときは、生徒に顔面を殴られて、壁まで吹っ飛びました。修学旅行のホテルで、夜中のことです。そのまま病院送りになりました。
このときも、部屋で泣きました。
なんで、顔面殴られるハメになってまで教員せんといけんのんや…と思いました。
これも、仕事に対する憤りによる涙なので、今宮選手とは違う涙だと思います。
そして、4年目以降、自分で言うのもなんですが、仕事において覚醒をしてきて、、。
段々と熟練味を増してきたわけですが、それからは一切泣くこともなくなりました。
今宮選手がプロ野球選手なら、私はプロの教師なわけで、お互い土俵は違えどプロです。
今宮選手は、プロとして超一流ですが、そんな超一流でも涙を流すほど悔しいわけですよね。
やっぱり、相当な努力と修練を積んでおられるんだろうな…。と思うと、、、
おれは、今、涙を流せるほど、何かに努力してるのか?
泣かなくていいように、どこか手を抜いたり、逃げ道を作ったりしてないか?
今宮選手が、あの場面で涙するというのは、尋常ならざる日々の裏返しでしょうね。
30歳を過ぎてなお、泣けるほどに努力をしている今宮選手を見て、我が身の至らなさを痛感いたしました。
自分をムチで叩く必要がありそうです。
がんばります。
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