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そろそろ逃げずに創作小説の話をしようか

 かれこれ半年以上、短編小説(4000字以上)の次回作の構想を練り続け、大分まとまってきた。

 随分時間が経過してしまったので、「どうせなら創作大賞に回そうかな」という考えに至った。結局、未だ私の思い描く作品は脳内に留まっており、一文字も執筆していない有様。

 何故なら今年の創作大賞の開催発表を待ち続けていたから。

 しかし、12月に入り、ようやく察するのだった。

「今年、創作大賞、無いんじゃね?」

 昨年の今ごろは『note創作大賞2022』のエントリーが既に始まっていた(画像参照。2021年11月15日よりエントリー開始)。

 では今年はと言うと、『#ジャンププラス原作大賞』というのは開催されているのだが、『#創作大賞2023』という名前のコンテストは未だ存在していない

 そうか、やらないのか……そうですか……

 まあそれは良いんですけど……

 余計な期待をしてしまった私がいけないのだが、創作大賞の開催を何ヶ月も待ち続けた結果、2022年は短編小説を2作品しか書いていないことに気付く(ショートショート(4000字未満)なら9作品ほど執筆したが)。

 しかも今年一番気合を入れた作品が『ガーリーな魔法少女』って、それどうなの?

 ぶっちゃけこの作品、もう20回は読み返したと思う。何なら先週も読んだ。至らぬ点もたくさんあるのは事実だが、自分の現段階での実力の到達点として半ば満足してしまっているのである。

 自分で自分の作品を気に入ってしまったら最期である。
 
それ以上を目指せなくなってしまう。

 かと言って、これを超える次が書けるのか。他のnoter様や某声優の作品を読めば読むほど自信を失う。みんな上手すぎる。

 ***

 コンテストという投稿時期の指標が無い以上、いつまでに完成させるかを決められずダラダラと時間だけが過ぎていくわけだが、かといってガチの文学賞応募や、カクヨムやなろう等、他媒体への投稿も全く考えていない。私はnoteで(ほんの少しとはいえ)人生が変わったようなものなので、恩返しの意味でも次回作は必ずnoteで発表する。

次回作について

 では、次回作についての話をちょっとだけ。

 まず、以前も書いた通り「とある社会問題」をテーマにします。

 もしかしたら初の三人称視点になるかもしれません(もしくはセクション毎に視点を変える)。

 そして、これが一番大事なのですが、「初の連作」になります。

 それも、5~6話では終わらないレベルの長さになりそうです。

 かと言って、各話の中でも起承転結の構成にし、単話でも独立した物語にしていきたいと思っています。

 では「長編」と呼ぶのかと言うとそうでもなく、「中編」にすらならないと思います(4万字以上でやっと中編。以下参照)。

・掌編=短編よりも短い(≒ショートショート?)
・短編=原稿用紙10~80枚(4000~32000字)程度
・中編=原稿用紙100~300枚(4万~12万字)程度
・長編=原稿用紙250枚(10万字)以上

(諸説ありすぎるのでWikipediaを参考)

2022年の作品を振り返る

 では最後に、2022年の全作品のリンクを貼って問題作をお焚き上げします

【短編】
2/17(木)『指揮者と伴奏者』5,226字 ※『#ポンコツ書き出しチャレンジ』参加作品
3/17(木)『ガーリーな魔法少女』8,182字
8/16(火)『ただの女子高生』5,230字 ※過去作

【掌編】
1/12(水)『幸せのカタチ』1,300字
1/31(月)『ミモレ丈のスカート』1,054字
2/1(火)『犬と花言葉』1,977字
2/2(水)『カラオケあるある』962字
2/3(木)『2時14分の屋上』1,500字
7/7(木)『背中』1,475字 ※『#2000字のドラマ』参加作品
7/20(水)『シュシュ』996字 ※『#たいらとショートショート』参加作品
10/5(水)『信頼』1,309字 ※過去作
     『幼馴染の瞳』986字 ※過去作
10/12(水)『紙芝居屋のおねえさん』2,193字
10/19(水)『ホワイトデーお返し選手権』1,514字 ※過去作
10/26(水)『友人代表スピーチ』1,180字

 こうして振り返ると、ほぼ全作品が読み返したくないレベル。まあ半分くらい読み返したけど。

 全体的に共通して言えるのは、全作品が一人称視点でありながら、地の文がどの作品も「当方128の文体」であるということ。
「僕」や「私」を使っていながら、そのキャラの書きそうな文章ではない。

「地の文がキャラに寄り添う手法」については、今年2月の時点でこのように考えていた。

>弟の悠太が生まれるからお母さんがお迎えに来れなくなるって理由で、僕は年中でやめてしまったけれど。

 私の「地の文」に対する考え方も、ここを読んで大きく変わりました。
 もし文語表現にするなら「来られなくなるとの理由で」です。しかし、一人称が小学2年生なので「来れなくなるって理由で」のほうがむしろ自然です。文語だと背伸びした文章になり逆に違和感を覚えます。
 地の文はキャラに寄り添って良いのだと気付かされました(もしかしてそれが普通?)。

遠い空の向こうから』より

 上手く説明できないのだが、この他にも「本当にキャラが書いているのでは?」と思うほどくだけた表現が多い小説を何本も読んできた。要するに「キャラが生きている」のである。

 それが正解かは分からないが、一度そのような「地の文がキャラに寄り添う」作品も試しに書いてみたいとは思っている。

 ただ結局、それが難しいから今回は三人称視点で逃げようとしているのかもしれない。

 そして、どの作品も「情景描写」が少ない印象を受ける。ハイ、情景描写苦手マンです。

 とにもかくにも、まずは1話を書いてみるしかない。そろそろ次に進まないと……。

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