見出し画像

【家族のこと】島原に旅行に行くってよ?レッツ家族旅行!

ウバといいます。
訪ねていただきありがとうございます。


じんせい生きてりゃ、そりゃ思いもよらぬハプニングとかおこる。そんな時に、そのハプニングを一緒に笑える人がいるってのは、つまりは幸せだと思う。

とつぜんオッサンが語りだすから気持ち悪い。とかは言わないでほしい。そんな記事を書いてみた。

わたしがこの記事で伝えたいことは、もう言ってしまったのだ。ここから先の長ったらしい記事は読む必要はない。それでも読んでほしいのです……読んでほしいのです。読んでほし……



「1年に1回くらいは子ども達をどこかに連れて行ってあげたい」と嫁さん。オッサンは出不精なのである。が、連れて行かない選択肢はない。

長崎県島原市。今回の旅の目的地だ。今月末に出発予定。娘さんが幼いため県内旅行で納得してもらった。だって県外は危険がいっぱいだ!

息子さんは興奮しているようだ。そうだろう、どこにも連れて行ってないもんなあ。こんなオッサンで申し訳ない。精いっぱい楽しもうな!

「お父さん!旅行行ったらね、おいは佐世保バーガー食べたいっ」と息子さん。わたし達は佐世保市に住んでいる。その佐世保バーガーとやらは、歩いていける距離で買える。

しかも先週食べてたやないか……アホなのである。そんな息子さんはほっとこう。娘さんはよくわかってない様子で、おもちゃが欲しいと言っている。

「パパー、あたちプリキュア買うんだあ」らしい。勝手に買ってくれ。いや、アレは高いからやめてくれ。旅費がなくなるではないか。

そして誰よりも楽しみにしているのが嫁さんだ。子ども達を連れて行ってあげたいではなかったのか?旅行用の服ってなんやねん。それ、いくらだよ。

「島原かあ、久し振りやね。また葬式してたら笑えるね」と嫁さん。そうだ、わたし達は結婚前にいちど島原に旅に行っている。




当時からわたしは出不精だった。今までホテルに予約を入れて、アソコに行く、ドソコに行くといった旅行をしたことがない。興味もなかった。

そんなわたしと、嫁さんとで日帰り旅行と称し島原に行ったのだ。佐世保から出ないような生活をしているわたしからしたら大冒険だ。

わたしの愛車に乗り込み出発。家を出て1時間、わたしは謎の腹痛に襲われる。道の駅のトイレに籠る。彼女は爆笑している。

そこからは何事もなく島原入り。島原城を見て回る。あまりお城に興味のない2人。観光客史上最速で島原城を出る。

お城の入り口には人力車があり、わたし達はそれに乗ることにした。乗ったことのある人はわかると思うが、アレは特に面白いものでもない。(個人の感想です)

降りると車夫のオッサンに「よかったら引いてみますか?」と提案される。わたしはオッサンからはっぴを借りて、彼女を人力車に乗せて城を一周。

戻るとオッサンが上司に怒られていた。どうやら素人に引っ張らせてはいけないらしい。ついでにわたしも怒られた。彼女は爆笑している。

さんざんな思いをして島原城を後にした。まあ、なにもハプニングがない旅よりマシだろうと2人で笑った思い出だ。

お腹がすいた2人。島原はそうめんが有名だ。食べに行こうと車に乗り込む。ナビの一番上に出たお店を目指す。どうやら山の上にあるらしい。

どんどん山奥に上っていく愛車。絶対もっと近くにお店あるだろうとか思いながらもナビに従う。到着したお店はボロッボロだ。でも車がいっぱい停まっている。

もしかしたら、かなりの名店かもしれないぞ?とワクワクの2人。駐車場からお店に近づくにつれて、やたらスーツを着た人がいる事に気付く。そして聞こえてくるお経……

いや、葬式してんのかいっ!!と心でツッコんだのを覚えている。じっさいに声が出てた可能性すらある。どんなヒキやねん!

そして驚くことに、営業中なのである。もしかしたら、お経の聞こえるそうめん屋の可能性もあるぞ?と入店。普通にお店の人が出てきて注文を聞いてくる。

島原そうめんを注文すると「すみません、となりに出してしまって今品切れです」とのことだ。だったら今日は休みなさいよ!とは口に出さず、ならいいですと店を後にする2人。

彼女は爆笑、さすがにわたしも笑った。その後、2人はチェーン店のレストランで食事をして帰宅。わたしの旅なんてこんなもんだ。こんな記憶しかない。




ついつい思い出に浸ってしまった。誰がこんなオッサンの思い出に興味があるのか。でも書いてて楽しかった。旅とは、じつは楽しいものなのかもしれない。

ああ、月末の旅行が楽しみだ。子ども達を楽しませるためには、わたし自身も楽しまなければならない。

子ども達には申し訳ないが、じつは君たちはついでだ。わたしは嫁さんにいちばん楽しんで欲しいと思っている。子ども達よりもどこにも連れて行ってないもんな。今回の旅行は、嫁さんを笑顔にするための旅行なのだ。


ここまで読んでいただきありがとうございます。
1泊2日の旅なのに、3着も服を買った嫁さんをわたしは許さない


それでは、佐世保の隅っこからウバでした。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?