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⑩#47 組体操BGM選びのポイントを押さえて、効果的な演技を

今回は、組体操曲を選ぶ上でのポイントについてお話したいと思います。

組体操の技の構成ができあがったら、次は、それぞれの技に合った曲を選びます。

どんな曲でもいいわけではありません。
ですが、流行りの曲を取り入れたいという人もいることでしょう。
流行りの曲も自分が考えた構想にあったものであれば、積極的に使っていったほうがいいとおもいます。
その方が、子ども達の意欲も高まります。
ただ、流行りの曲ありきで考えると、目的と手段がすり替わってしまうので注意が必要です。使いたい曲でも構想にあわないと思ったら、使うのはやめましょう。

では、一人技で使う曲について、例を挙げながら考えていきます。

バッハの「G線上のアリア」です。

大好きな曲の1つです。
聴いてるだけで癒されます。
ほっこりします。

1人技の時、ゆったりとした曲を探していると、候補に必ずあがる1曲。
私も候補に入れたことあります。
ですが、採用したことはありませんでした。

なぜか?

ゆったりしすぎて、拍がとりにくいのです。
演技する側の視点に立つと、曲のリズムが重要となります。
心の中で「1,2,3,4,5,6,7,8、」とカウントしながら演技します。
この8カウントのタイミングがつかみにくいと、演技に集中できなくなります。

それなら、歌詞がついている方がやりやすいと思う方もいると思います。
そのほうが、演技する側にとっては、楽です。
ですが、歌詞付きで、ゆったりしていて、癒し系の曲ってなかなかありません…
もしかしたら、私が知らないだけかもしれません…

いろんなブリッジをタイミングずらしながら、表現させたいと考えた場合、この曲は不向きとなります。

ですが、いい曲です。
他の技で使えないか…
ありました。

一列になったり、円になったりして、全員で表現する「波」です。

これならはじめのタイミングさえわかれば、あとは、
心の中でカウントし続ける余裕のある技なので、
拍をとりながら演技をすればよいのです。
終わりのタイミングは曲のフェードアウトです。
実際に使ったことはありませんが…きっとできますよ。

一人技の選曲のポイントは
①ゆったりした曲調かどうか
②「1~8」までの拍を簡単にとることができるか
③自分の好み(ここは大事!)

探せばわかりますが、たくさん候補になる曲が存在します。
その中で選ぶわけですから、
最終的には自分のセンスが問われます。

今は、気軽にネットで曲探しができるので便利な時代です。

普段からいろんな曲を聴いておくと、いざという時、活用できるかもしれませんね。
以上、G線上のアリアを聴くと癒されるが、拍が取りにくいの巻でした。

参考になる方がいたら幸いです。








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