人生初一人旅から帰還

三十路過ぎて人生初の一人旅、胸熱

退職から次の職場への就労まで日数が空いたことが分かった瞬間、3泊4日で人生で初めての一人旅の予定を入れました。
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以前両親の友人が定期的にお世話になっている断食施設と聞き予てより気になっていたのですが、今回社会人になってから初めて「どこの組織にも属さない期間」を期せずしてGETしたため「今行かずしていつ行く!?」と咄嗟に空きを調べ、強引に予約を取り付けた次第でした。
まぁ断食というよりリトリートと呼ぶ方がしっくりくる内容です。


リトリートプログラム

断食といってもそんなにキツいものではなく、薄味の具なし味噌汁や野菜のスムージー1杯を一食とし、間の時間に空腹(私じゃない)あらば水やお茶で喉を潤すというサイクルで過ごす程度のものです。食事以外にも早朝のストレッチや散歩、就寝前のヨガ、食やツボ押しに関するワーク等があり、日常の食事やメンタルを含むセルフケアの仕方についてもご教授いただけるといったプログラムが組まれています。参加自体は自由なので、早朝の散歩等も私は睡眠時間を優先して不参加とする日も平然とありました。でも怒られない。いい大人の自己判断だからね、子供のラジオ体操とは違う。特に鳥や虫の囀りは正直自宅でも散々聴いており、自然に満ちた環境の早朝散歩もうつ病休職期間鬼のように起床から数時間かけて何度も行なっていたため新規性をそこまで見出せず(都会の方はそうでもないんだろうなぁ)私はマイペースに過ごすことを優先したのです。

個人的に嬉しかったこと

もうね、漫画が沢山置いてありまして(満面の笑み)……エマ、ARIA、きのう何食べた?辺り(後ろ2作品はアニメ・ドラマのBGMを聴きながら)ゆっくり読み漁ったり疲れたら昼寝したりお風呂入ったり、とにかく寛がせていただきました。
これぞまさにリトリート!ってラインナップですが、本棚には他に取締役島耕作や黄昏流星群等弘兼憲史作品も置いてあり「その作品で寛げるのか?w」と気になることも……まぁ何を読んで和むのかは人それぞれですからね、かくいう私も断食中なのに食事描写の多い漫画を読むという苦行を自身に強いていたわけですし

ちょっと後悔したこと

それは、他の利用客とあまり交流しなかったこと。他の方は結構積極的に交流されていたので、後々「自分もしておけばよかったなぁ」と思った次第。
でもよくよく考えたら、私は初めての方(特にいかにもMBTIが異なっていそうなタイプ)とコミュることが結構エネルギー消耗要因になりがちなので「今回の目的はデトックスとリラクゼーションなのだから……許容!!」ということで自身へのお咎めは無しとしました。自分を!大切に!!

リトリート中のワークにて学んだこと

ワークの中でも今後活かしたいと思った内容を自分用に明記しておきます。正直自分用のメモなので、下記内容だけ読んだところで分からないかも。もはや心眼で見極めるしかない(伝達能力の低さを恥じて……

1. 食品は多くの人の手を介していないものを選べ

過重労働者の疲労等負の気を纏っているため、それを自分も受け取ってしまう可能性が高いため。地産地消最強。刺身はできれば三枚おろしする前の状態、それが無理なら柵の状態で(刺身状にスライス済みのものは加工代が乗っているうえ酸化が早い)。

2. 食事は「①見る②嗅ぐ③舌に乗せて味わう④30回咀嚼⑤嚥下」

食を作業にしてはならない、五感をフル活用することによって同内容の食事でも満足感が良い方へ変わる。咀嚼回数と消化・吸収効率は比例する(みたいなことを習った)。

3. ツボ押しは食事の前後にやらないこと。

気の巡りが活発化すると、消化に使われる気が胃腸以外の場所へ巡ってしまうため。食事内容の消化効率最大化が一番大事。

4. やむを得ず添加物や処理過程の多いを食べる時は「マイナスの気持ちを抱かず、感謝の気持ちを込めていただく」ことで、負の気を昇華する。

「ハイカロリーなものを(選んで)食べてしまった……」という後悔と共に食べると純粋に楽しんで食べた時よりも悪い影響が出る。"気"の持ちようが大事

ちなみに2. を意識することで、今まで無駄に感じていた空腹感をあまり感じないようになりました。食後の「なんかもうちょっと食べたいかも……」感が薄れた、というか既に食事中「あ、もう割とキツいかも!」くらいの感じに変化してきました。これは今後も続けたい、この意識は絶対消えないでほしい。

食のワークは特にリフレッシュ状態でやることにより、一層意義深く感じられる内容となっており、断食・療養食生活中に受講することでよりその効果を発揮していたと思います。断食プログラムを含むリトリート施設は他にもあるけど、その中でもコチラを選べたことはとても運が良いんじゃないかと、個人的には思います。

コチラでは初日に問診票の記入およびそれを踏まえた面談(カウンセリング)の時間があるのですが、そこで受けたフィードバックが以降の宿泊内容を充足させる梯子的役割を果たしていました。お陰で最終日は後悔は比較的少なめで帰ることができたので、スタッフの方々には深く感謝申し上げます。

リトリート後の変化

1. 食べる時の自分の状態を気にするようになった

食べる前に生産/加工/輸送に関わる人間や環境に対する感謝の気持ちを抱いているか、一つ一つ味わう気持ちで食卓に向き合っているか、不要な苛立ち(等消化の妨げになる要素)を抱えながら食事をしていないか等に気を配るようになりました。

2. 水分を意識して摂取するようになった

5、6年前減量していた時期に「1日に水を2L!」みたいな感じで500mLペットボトルを日に数回義務感で汲んでいた時期があったのですが、それとは異なり消化機能の活性化を意識する形で白湯や温かいお茶を自分にとって心地よいタイミングで積極的に摂るようになりました。

3. 柔軟を再開した

肩周りや胴体が凝り固まっていると呼吸に影響が出る、腰周りが凝り固まっていると反り腰になってしまう、という指摘を受けてなるべくその辺を解すよう努めるようになりました。特に腰をよく捻って、反り腰固定にならないよう。

あくまでもこれらの変化は「状態変化」というより「行動の変化」なので、これらの行動変化がどのように自分の状態に影響していくかをしばらく観察できたら、と思います。なので自分にも今の変化を大事にしてもらいたいですね、幸いあと数日は仕事が無いのでセルフケアをサボらないでね、よろしくな自分。

リトリート後の総括的な発見

・課題に対し具体的な方策を提示されると、行動に移し易い
・課題・方策共に0/100ベースで提示されないと、行動に移し易い
・上記2点を踏まえても、コーチングには適切な技量が必要
ですかね。とにかく講師を含むスタッフの皆々様が並々ならぬ有能だった、という話。
「100%を目指すのではなく、どれか1個でもできたらOK!」というアドバイスが特に心に響いたので、私も今回リトリートが終わってからも減点方式でなく加点方式で習ったことを実行できています。このメソッドが自分の中に幼少期から根付いていたらどんなに生きやすかったことだろう……これからの人生で子供を産む予定は無いものの、人にものを教える機会があったらこのマインドは大事にしておこう。

と、慰労旅行のつもりが結構色々な学びがあり、行き帰りとも踊り子を使ってしまったりとトータルで叩いた金額は結構なものになってしまっただけの意義がありました。

転職の時もだったけど一応ここでも

わたし、一人で旅行できるやないかい!!

加点

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