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久しぶりの一時帰国(久违的短期回国)

今年の夏休みに、一時帰国してきます!

2018年以来帰っていません。
それまで毎年1回か2回帰っていたのを考えると、こんなにも長い間帰れないことがあるなんて以前は夢にも思いませんでした。
日本と中国の間で自由に行き来していた私が、コロナの中、国境の存在を初めてと言っていいほど強く意識しました。
そして、コロナ、政治関係の中、個人の力と意思はどれだけ小さくて弱いものかと思い知らされました。

先日航空券を購入した瞬間、急に「今年は本当に帰るんだね」との実感が湧きました。
来年こそ帰れるかなとこの数年何度思ったことでしょうか。
数年ぶりに両親、兄たち、親戚や友人との再会を想像するだけで泣きそうになります。
「ただいま」を何度も何度も言ってみたくなりました。

子どもたちに話すと、飛行機に乗れる興奮、おじいちゃんとおばあちゃんに会える嬉しさ、そして、実家にいる30歳くらいの亀たちに会える楽しみでみんな大興奮!

しばらくすると、娘が急に中国語の絵本を取り出して読み出しました。
「え?今から絵本?」と私が聞くと、
「そうよ、早く早く、早く中国語を勉強しないとみんなとしゃべれないよ!」と娘はとても焦って言いました。
彼女の姿を見て笑い出してしまいましたが、嬉しくて感動しました。

あれから娘はスマホに中国語学習用のアプリを入れてほしいとリクエストしてきて毎日コツコツと勉強し始めました。
絵本の音読も根気よく続けています。
そして、弟たちにも聞かせたり中国語を早く覚えようねと声掛けしたりしています。

この様子を両親に話すと、涙が出るほど喜んでくれました。

娘と違って、まだ幼い小1と幼稚園年中さんの息子たちにとって、
中国は自分たちの母の生まれ育った国、祖父母が生活している国だと大体認識できているでしょうが、きっと近いようで遠い国でもあると思います。
娘も含めて、今回の中国での滞在で彼女たちはどんな思いをするのか、どんな気持ちになるか、(僅か一部ですが、)中国という国をどんなふうに思うか、全て未知です。
でも、きっと自分たちの目で見て確かめて、自分たちの感覚で感じることができると思います。
良いところ、よくないところ、好きなところ、嫌なところ全て自分たちで判断できると思います。
それで十分だと私は思います。
そして、その後日本に帰る彼女たちは、きっといつもと違う視点で日本を見ることができるでしょう。
これらの体験、想い全ては彼女たちのこれからのアイデンティティの形成、価値観の形成に大きな意味をもたらすと思います。

まだまだ先なのに、こうして“妄想”が止まりません。
今回の一時帰国、心から楽しみにしています。

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